生きるって意外と悪くない。
幼稚園のぶつかり事故について書こうと思ったが、こっちのほうが気になったので書いてみる。
生まれてすぐ里子に出され、その後実母とともに暮らすもうまく行かず、児童養護施設に移り、成人後も実母に金の無心を受けるが、里親に支えられ、今は里親のお孫さんと結婚。ピラティスの教室を開く傍ら、里親などに向けた講演活動を行なっている米田さんの記事。
米田さんもなかなかに壮絶な人生を生きてこられ、何度も折れかけたと思うが、それでも生きて、幸せや温かい居場所を得ることができた。それは、キッツい現実に負けずに米田さん自身が腐らず、やるべきことをやって、誰かのせいにせず、しっかり生きてきたからこそだと思う。
そして、関わった記者も取材をする中で自分自身と向き合って、その言葉に感じる部分があって、それを言葉に出し、関わりを持つ。それってすごく大切なことだと思う。それは、世の不幸や自分の不幸を呪い、恨み、ひたすらに他者を攻撃する行動より、ずっといい。
他者を攻撃することでしか自分の生きる意味や場所を求められない人には、綺麗ごとにしか聞こえないかもしれないが、もう少し自分や周りを見回したほうがいいと思う。
自分が正義と思うのは勝手だが、何をやってもいいわけじゃないし、それを続けて自分の居場所が見つかると思ったら、大間違いなんだから。
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