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小説「北の街に春風が吹く〜ある町の鉄道存廃の話〜」

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北海道中央部に位置する小さな町に降りかかる鉄道ローカル線の廃線問題。街の衰退を危惧する役場では鉄道会社との交渉に追われる。そんな中、役場に勤める職員から語られた鉄道再興のアイディ…
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#沿線自治体

小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第4話-③

第四話 存続協議会 その1                 *  会議は沼太町役場で行わ…

ともひろ
1年前

小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第5話-①

・第五話 存続協議会 その二 「おいっ!」 いきなり会場に現れた雄二に対し、出席者から憤…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第5話-③

・第五話 存続協議会 その二 「私からも参加を認めていただくようにお願いしたい」  横田…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第5話-④

・第五話 存続協議会 その二                  *  横田の小さな声が聞…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第5話-⑤

・第五話 存続協議会 その二  道知事の言葉に大西の協議会への復帰や鈴井自身の会議への参…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第6話-①

・第六話 存続協議会 その三 足毛の町が近づいている。僕らはこの海岸付近にある稲荷神社に…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第6話-②

・第六話 存続協議会 その三 「では、石井課長から提案のほどよろしくお願いします」 「はい。改めまして沼太町産業創造課の石井でございます。今日は瑠萌線の存続協議会でこのような場で提案をさせて頂けることを光栄に思います」  多少の高揚感はあったが、横田のおかげで自分が落ち着いていると感じることができた。 「我々は、鉄道については素人ですし、当然経営についてもしかすると見当違いのことを考えているだけかもしれません。しかし、昔から利用している鉄道が無くなることで一番困ること

小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第6話-④

・第六話 存続協議会 その三  この発言で雄二の真意に気付いた各自治体の首長の表情が変わ…

ともひろ
1年前
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小説「北の街に春風が吹く~ある町の鉄道存廃の話~」第6話-⑤

・第六話 存続協議会 その三 今日の会議にこちらから提案を行うことで、今後の話し合いに一…

ともひろ
1年前
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