「へなちょこライター奮闘記3」
早くも「ライター奮闘記」の続編である。
Web制作会社に採用され、約1カ月。5月病も免れ、何とかクビにならずに1カ月を乗り切ることができた。
ひと通りの仕事にある程度慣れ、ホッとしたのも束の間、また新たなミッションがCEOから言い渡された。
「勉強会の開催」
通常業務とはまた別に新たな社会的課題について各自でリサーチを行い、課題図書を読み込んだうえで社員全員でディスカッションを行うらしい。議論が特に深まったキーワードについてはSEOの観点からあらためて評価され、ライティング案件としてまわされる。
よりによって、次回の勉強会のホストは私だというのだ。
テーマの設定、課題図書の選定、資料作成、スケジュール調整、議事録の保管などなど、ホストに与えられた仕事は想定以上に多く、しかも、ひとつひとつのカロリーが高い。
これだけ重大な役まわりをよりによって入社わずか1カ月足らずのへなちょこ社員に任せるというのだから、相当にチャレンジングな会社である。もちろん、通常のライティング業務とはまた別のミッションとして課せられるわけだから、当然、プライベートの時間を削らざるを得ない。
社会人の知り合いが入社後、日に日に余裕を失い、「休日も何かと忙しくて……」とこぼしていた気持ちがようやく理解できた。社会人は、思った以上に忙しい。
勉強会には原則として、ライティングチームのメンバーが全員参加する。今のところCEOと女性上司しか顔を合わせていないため、ほとんどのメンバーとは勉強会が初対面となる。勉強会はオンラインとはいえ、人見知りにはわりと荒療治に近い。
とりあえず企画書をまとめ上司からOKをもらっただけ、という段階。スケジュールはすでに動き出しているため、期日までに課題図書を読了し、詳細な資料にまとめなくてはならない。
予定外の業務は正直きついが、これもひとつの経験だと思い、全力で取り組みたい。
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