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Tableauの組織展開について

はじめに

前々回は「DXをすすめたい」、前回は「DXを推進する中でのTableauの役割」を書きました
今回はTabeauの組織内展開について書きたいと思います
第1回目 「DXをすすめたい
第2回目 「DXを推進する中でのTableauの役割
第3回目 「Tableauの組織展開について

前回にも書きましたが、Tableauを使って見える化を行うことは本当に効果があります
(Tableauだけではないかもしれませんが、他のツールをしりません)
ただし、ライセンスにお金がかかるので、効果的な導入を行い、継続的に組織にメリットを与えなければなりません
せめてViewerだけでも無償なら助かります(サーバを使った共有はしたい)
が、無理なんでしょうねー
一番ライセンスがかかるCreatorライセンスの配布から考えていきたいと思います

Creatorライセンスの配布

少し前までCreatorライセンスを含むTableauライセンスは、希望者にある一定の条件を満たしていれば配布していました
(条件とは費用対効果やデータ管理者との調整済かなど)
またその業務に関連する人たちにViewerライセンスも配布する方法をとっていました
この配布方法の弊害は
①申請のあった業務のTableau化はされるが広がりと継続性がない
②希望する部門が決まっていて、する部署としない部署が両極端
これではデータドリブンな組織を目指すことができない
そこで、
各部で2名の「データ利活用担当者」を選任してもらい、その担当者に
TableauのCreatorライセンスを配布し、関連する教育も実施しました
今後その担当者が各事業部のDO(DigitalOfficer)と強調しながら、社内のデータ利活用を進めて、データドリブンな組織にしていきます 

Viewerライセンスの配布

以前はViewerライセンスの配布についてもCreatorライセンスの配布と同じで、希望者に配布していました
Viewerライセンスも全社的な広がりを考えて、今は部長以上には必ず配り「データ利活用担当者」が作成するダッシュボードを見れるようにしています
今後はDOからの申請と必要性を考慮し、下に広げていきます

ここからはTableauのBlueprintにそって説明します

皆さん、TableauのBlueprintって知ってます?

TableauBlueprint

これなんですが、データドリブンな組織の構築に必要な能力得るための方法ってあります
全体的にやらなあかんことをまとめてくれています
分析戦略+経営者との協調、基盤の構築、教育などのスキル構築、コミュニケーションやヘルプデスクなど、これやろやーって書いてくれています

まず分析戦略とエグゼクティブ支援とプロジェクトチーム

分析戦略になるかどうかわかりませんが、私の思い描いているのは
まずは
① 人を育てることと考えています
人といっても作る側と見る側両方を育てる必要があります
作る人(Tableauでダッシュボード作成する人)(データ利活用担当者)
 ・初級、中級の教育の実施
 ・勉強会(実践で学ぶ)(正しい方法を学ぶ)
 ・発表会(社長、役員、部長などの経営層も見る側で参加)
見る側(ダッシュボードを見てアクションを考え実行する人)
 ・作る側とコラボしてダッシュボードの企画
 ・企画したダッシュボードによる仮説、検証、振り返りの実施
 ・いろんなダッシュボードを見て、いろんな人と意見交換
② 全社的なダッシュボードの企画、作成
 ・全社の経営状況ダッシュボード(管理会計)
 ・全社予算ダッシュボードなど
上記のダッシュボードを作成し、そのダッシュボードとリンクする各部署ダッシュボードを作成する

①で基本的なことを学び、並行して②を作りみんなで考えることで徐々にではありますがデータドリブンな組織になっていくように考えます
①、②のサイクルを何回かブラッシュアップすればほんまもんになると思います

導入、モニタリング、メンテナンスについて

これは主に基盤とガバナンスのことだと考えています
基盤についてはTableauサーバだけでいいと思いますが、Tableauサーバの勉強ができていないため次の機会にしたいと思います
ガバナンスは本当に重要です
これからTableauがどんどんオフィシャルな場で発表されるでしょう
その時にデータの出所があいまいやったり、間違っていたりした場合信用がなくなります
そのため、会議体で利用するTableauについてはきっちりと承認作業が必要です
フォルダー、承認者や承認方法を決め運用すること
それをダッシュボードに明示すること
それをルールとして明記し関係者に周知し、モニタリングすることが重要です

教育、評価、分析のベストプラクティス

Tableauっていろいろできるのですが、何が正式で、正解なやり方なのかが皆さん迷うと思うのです
初級、中級教育をするのですがLODとか言われても実践で利用できるでしょうか
勘のいいひとはできるでしょうが、私は無理でした
データの取り扱いについても迷います
PrepでやるのかDesktopでやるのか
これについては一連のことを学んだ人がやり方を伝播していくしかないとおもいます
学ぶ一つの方法には「DataSber」があります
大変有意義です
あとはひな形作成をすることが有効です

コミュニケーション、エンゲージメント、サポート

私たちはデータ利活用担当者を選んでいるのでその方々とのコミュニケーションが大事になります
月一回「デー活タイムズ」(メールマガジン)や連絡会を開きコミュニケーションをとっています
コミュニケーションといってもこちらからの一方通行が多く寂しいんですが
まだやっていないのですが、勉強会やこまめな発表会もいいと思います

最後に

3回にわたってDXからTableauの展開までを書いてきました
まだまだ書くべきことはあります
今後も書いていきますのでよろしくお願いします
字ばかりですみません


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