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DXをすすめたい!

ちょっとまじめに

組織内でDXを推進していくうえで、Tableauがどのように役立っていくのか、Tableauを組織の中でどう展開すればいいのかを3回に分けて考えていきたいと思います
第1回目 「DXをすすめたい
第2回目 「DXを推進する中でのTableauの役割
第3回目 「Tableauの組織展開について

これを参考にしています

まず1回目はDXって何かを経済産業省の資料に基づき考えていきたいと思います

参考資料
経済産業省「DX推進指標とそのガイダンス」
https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190731003/20190731003-1.pdf
経済産業省「DXレポート2」
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-2.pdf

DXって?

DXの定義からですが、経済産業省「DX推進指標とそのガイダンス」には

 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客 や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立する」

とあり(ん?ほんでどうしたらいいの?)

競争上の優位性を確立するためには

  企業は顧客・社会の課題を解決するための仮説となるプロダクトやサービスを繰り返し市場に提示し、データに基づいて顧客・社会の反応を把握 しながら、迅速にプロダクトやサービス、あるいはその提供体制にフィードバックし続ける 必要がある。

常に変化する顧客・社会の課題をとらえ、「素早く」変革「し続ける」能力を身に付けることが重要

要は、早く、何度もあきらめずに分析しながら繰り返しチャレンジすること

って感じかなー

 注意点)

レガシー化したシステムのみならず、従来から続く企業文化こそが「レガシー企業文化」として変革の足かせとなっている可能性に注意 しなければならない

今までの考えや習慣で「それ、あかんやろうー」ってなるのも足かせやね

私なりにかんがえますとDXは

経済産業省の資料を参考に、私なりにDXとは何かをまとめると、
 「企業はデジタル技術を活用し、データ分析し仮説を立て、それに基づくサービスを市場に素早く提供し、そのデータを分析し、変革(業務、組織、プロセス、文化、風土などあらゆるもの)を繰り返し、競争上の優位性を確立する」(最初の定義とあまり変わりはない)
今日からは昨日までの組織(自分)でなく、新しい考えやプロセス及びデータに基づき動く組織にならなければならない」そのためには…

デジタルを活用しながら、日々目標(目的)に向かって進化・改革すること

DXにとりかかる前にこれ知っといて

戦略策定

DX戦略の策定
 下記の2つの視点で経営者は戦略を立案する
 ・ビジョンや事業目的といった上位の目標の達成に向けて、デジタルを使いこなすことで経営の課題を解決するという視点
 ・デジタルだからこそ可能になる新たなビジネスモデルを模索するという視点

DXの進め方

  成功事例を作りそれをパターン化する 成功事例には「組織戦略」「事業戦略」「推進戦略」が含まれる
(1) 組織戦略:DX の成功事例のうち、組織の観点で特徴があるものに、経営者・IT 部門・ 業務部門が協調して推進する、というパターンがある。企業の方針を決めるにあたっ ては、このような三位一体の対話によって共通認識を形成すべきである。
(2) 事業戦略:「顧客や社会の問題の発見と解決による新たな価値の創出」と、「組織内の 業務生産性向上や働き方の変革」という二つのアプローチを同時並行に進めることが 重要である。いわゆる「両利きの経営」と言われるように、既存事業の効率化と新事 業の創出は両輪で検討すべきである。既存事業の見直しにより産まれた投資余力を新 事業の創出にあてることで、企業の競争力と経営体力を高めることが出来る。
(3) 推進戦略:重点部門を見極め、小さく始めて、段階的に全社的な取組みに広げること を検討すべきである。これによって、まず重点部門で成功事例を作り出してから組織 全体へ展開し、あわせて、DX を推進する上での課題を早期に明らかにしつつ対応する、というアジャイル的な DX の推進が成功への鍵となる。


DXの3つの段階(DX範囲)

(1) デジタイゼーション:アナログ・物理データの単純なデジタルデータ化(紙文書の電子化)
(2) デジタライゼーション:個別業務・プロセスのデジタル化(RPA)
(3) デジタ ルトランスフォーメーション:全社的な業務・プロセスのデジタル化、および顧客起点の価値創造のために事業やビジネスモデルを変革

DX戦略なんですが
経営者がこの会社は(デジタルを使って)こうなるべきって本気で思い、明確にすることが重要です
これがなければDXをやっていく過程でベクトルがぶれて、結果、コスト削減のみに終わってしまいます
  DXはコスト削減の次の段階の本当の目的に向かうことが重要です
コスト削減だけでは今までの組織を続けていくことになり、デジタルトランスフォーメーションには向かいません

成功事例を作ること
DXをやりたい、やらなければならないと思っている人は多いと思います
ですが、どうやればいいのかわからない、変革を好まない人も多い
会社全体ではなく、小さな範囲で実施し、それを成功に導き、事例とすることは有効だと思います
範囲が小さければコントロールもしやすい
ただし、範囲の選定は慎重にする必要があります
この事例が失敗になれば、次のプロジェクトの立上げに困難が生じます

3つの段階
デジタイゼーション
紙の資料の電子化、個別業務のTableau化(資料作成の工数削減、個別業務の分析)などがこれに当たります(比較的小さなコスト削減)
DXを進めるうえでよく聞く言葉に「本来業務が忙しくて、新しいことはできない」があります
デジタイゼーションを行い、次のステップや新しいことをする時間を作ります
デジタライゼーション
デジタイゼーションで行った個別業務を関連業務に適用することやRPAを使って業務全体を見直すこと
例えばデジタイゼーションで行った個別の委託業務分析をデジタライゼーションでは委託業務全体に適用し効果を大きなものにする
デジタルトランスフォーメーション
自分の会社の強みを正しく理解し、新しいビジネスモデルや事業を考えます
数値を分析し、仮説を立て、実施し、検証するのサイクルを短時間に繰り返しチャレンジすることが大切に思います

デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションは重要な段階です

ほな、チャレンジや

私の思うDXの進め方(まとめ)
  〇経営者も含めて、ビジョンの策定(見直し)
  〇パイロット部署の選択(成功事例作成のため)
  〇パイロット部署の現状把握(現状のデータで分析)
  〇ビジョンに合わせて何を変革すべきか選定
  〇デジタイゼーション、デジタライゼーションの実施(地固め)
  〇デジタルトランスフォーメーションの仮説、実施、検証、改革
上記のデジタイゼーション、デジタライゼーションの実施とは平行して実施


第二回目はDXを進めるうえでのTableauの役割を書きたいと思います


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