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股関節唇ってどんな役割があるの?①

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回は股関節唇(こかんせつしん)について紹介していきます!

変形性股関節症など股関節に悩みがある方で「股関節唇」という言葉を聞いたことある方は多いのではないでしょうか?

股関節周囲には様々な靭帯や筋肉などの支持組織があり、股関節唇も股関節の安定性を担っています。

今回の記事が参考になれば幸いです!よろしくお願いします。

股関節唇の解剖

まずは、股関節唇の位置関係について紹介していきます。


股関節は骨盤側の臼蓋(きゅうがい)というカップと、大腿骨頭のボールで構成される関節で、関節窩(かんせつか)という臼蓋側のくぼみが浅くなっているという特徴があります。

つまり、股関節はくぼみが浅い分関節の動きの自由度が高く、その反面不安定な関節であると言えます。

そこで、股関節唇が臼蓋のまわりに存在することで、安定性を担っています。

股関節唇の機能とは?

股関節唇の解剖を確認したところで股関節唇の機能についてさらに詳しく紹介していきますね。

股関節の臼蓋の体積を30%増やしている

股関節唇があることで、股関節の関節面の体積を増やすという機能があります。
例えると、ろくろのようなイメージです。


ろくろでまわることで、縁が広がって体積や表面積が増えますが、股関節唇も同じように表面積を広げることで、股関節の安定性を担っています。

股関節を密閉して股関節を安定させる

また、股関節唇の役割として、股関節を密閉することで股関節を安定させるという機能があります。

例えるなら、吸盤をイメージするとわかりやすいかと思います。


股関節にぴったりと密着することで股関節に陰圧がかかり、安定することができます。

こちらの機能を股関節のsuction機能と言います。

以上、股関節唇の機能について紹介していきました。

また次回以降も股関節唇の機能について紹介していきます!最後までお読みいただきありがとうございました!

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