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父親という存在
パパ嫌いは大体思春期の女子に多いみたい。
でも20代以降のパパ好き女子は6割に、パパ嫌いは14%にまで少なくなるらしい。
現在23歳。
一向にパパ嫌いは治る気配無し。
父親は私にとってあくまで『親』と『子』という関係であって、それ以上でも以下でもない。血縁関係がある、ただそれだけの話。もし父親の遺伝子を身体から取り除くことが出来るのなら、さっさと抜いていただきたいくらい。
そんな事を言うと、大学も出してもらって、毎日生活できるのは誰のおかげか...なんて世間からは言われるんだろうなぁ。
そこは感謝してる。でも、もうこれ以上頼りたくないし、早く家を出てあの顔を見なくていい生活がしたい。
初めは私も単なる世間一般的なパパ嫌いから始まった。それから歳を重ねる事に父親の人間性が明らかになっていき、”生理的に受け付けない”存在となってしまった。
父はよく酒に飲まれる。
泥酔して帰ってきたある日、首も座っていない妹の上に倒れ込み、危うく妹は窒息死しそうになったことがある。
いつか親戚との飲み会で酔っ払った父は、母と結婚した理由は金がなかったからだと言った。(母の父親は社長だったため)
ただでさえつまらない人間なのに、酔うと大言壮語の癖があり、さらにつまらない人間になる。
極め付けは酔って、夫婦喧嘩して、母を泣かせ、終いには私の仕事を【オアソビ】だと言った。
この一言で私と父の関係は血縁関係のみになった。
散々周りに反対されても起業し、母と娘2人に何不自由なく生活をさせて、マイホームを建てた父からそんな言葉聞きたくなかった。
そんな父親の血が混ざっているからか、私は大学卒業とともに起業して、頑張ろうと意気込んでいた。
その最中のことだったから...余計にね。
もう尊敬できなくなった。何も。
『お父さんと口聞かないの!?』なんてよく驚かれるし、『私もパパ嫌い〜』なんて共感してくる人いるけど、こんなに心から嫌いな人はなかなか居ないだろうね。
これからも私たちは親子という関係で、それ以外は何もない。ほんとに。
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