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人の集まる所と、そうでない所。

 昨日バイト仲間のSさんが辞めるといいだした。次の勤務先は決まっているのだが、今の職場が人手不足なのと他にも色々理由があって、あと1年8ヶ月は今の職場で働くという契約だった。それが昨日『ぽんすけさん、私もう無理です。』とSさんから連絡があった。原因は大体予想がついていたが何があったかと聞くと、やはりオーナーが理由らしい。

 うちの店は今年で5年目なのだが、最近同じブランドのライバル店が歩いて2分のところに常設になった。それはもう売り上げの半分くらい持ってかれていかれてまして、オーナーのイライラが止まらないのです。私は本業がエステで自営をしているのもあり、そこまでガヤガヤうるさく言われていない。しかしSさん(勤務期間3年)はバイトであるのにもかかわらず、社員並みのことを要求されている。昨日も売り逃したことをきっかけにボロクソ言われたらしい。

 私は自営業をしているのもあって経営者と販売者どちらの気持ちも分かるが、オーナーの言い方は汚いとおもう。バイトに対して要求する範囲を越えてしまっている。Sさんに聞いてみると、過去に辞めたスタッフの中にはオーナーの圧力に耐えきれず鬱になってしまった人もいるという。

 こういう『人が離れていく人』には共通点がある。それは ”すぐ人のせいにする” という事。何か過ちがあった場合にまず自分以外の何かを疑う。今回の例を挙げると、オーナーは売り上げが悪いのをいつも何か、誰か、のせいにする。1度も自分を疑った事がない。他にもうちの父親がいい例だ。2年前まで4人いた従業員はもう誰1人残っていない。原因を探そうとするものの”俺は悪くない”の一点張り。そりゃ離れてくわ。

 私の母は『ママは好き嫌い激しいから友達いないの』という。なんだかんだいいながら母の周りにはいつも人が集まる。月に2回は友達と飲みに出かけるくらいだ。そんな母からの教えは”相手の立場になって考えなさい。自分がされて嫌なことは他人にしないこと”。私はそんな母に育てられたため、幸い友達にも恵まれ、自営業のサロンでも創業当初からのお付き合いの方が何人も残っている。 

 結局人が離れていくのには自分に否がある時がほとんどである。それに気づかない、自分の否を認められない、相手の立場に立てずに自分中心になる人のもとには人はあつまらない。

 反面教師の部分もあるとは思うが、改めてこんな人にはなりたくないなと、多分なることはないだろうなと、そう思う今日この頃。世の中の人の上に立つ人ぜひ気をつけようね。明日は我が身って言うからさ。





 久しぶりに1,000文字超の長文書いたな。


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