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【長崎大学生インタビュー】野菜作りから地域の活性化を

やってみゅーでスク(※1)の学生自主企画、農楽部、新代表植山さん(環境科学部2年生)と副代表の宮路さん(工学部2年生)、そして藤川さん(環境科学部2年生)にお話を聞きました。農楽部は「野菜を通じて地域を盛り上げよう!」ということを目標に2021年発足したボランティア団体です。

(※1)やってみゅーでスクは長崎大学を含む長崎市周辺7大学の学生が実社会をフィールドにして様々な体験を積み、豊かなコミュニケーション力を育むため、地域にご協力をいただきながら運営するボランティア活動支援プログラムです。詳細はこちらから。

-農楽部の魅力を教えてください

植山さん:野菜を育てられることが魅力です。実家で家庭菜園をしていた経験があり「大学でも野菜を育てる機会があるんだ!」と思ったことがきっかけで農楽部に入りました。例えば今年の夏はナス、トマト、枝豆などを栽培・収穫し、冬は大根、キャベツ、ほうれん草、ルッコラ、春菊、小松菜などを栽培しています。ナスやトマトなどのメジャーな野菜からルッコラなどの珍しい野菜も育てることができます。

宮路さん:収穫後、試作会を開催し、自分たちで育てた野菜をすぐに味わうことができるのも魅力です。例えば、畑で採れた夏野菜を使った試作会では夏野菜カレーを作りました。特に大学生になってから1人暮らしをしていると野菜を食べることが少なくなりがちなので、旬の野菜のおいしさを知るいい機会になりました。

また、去年の学祭でサツマイモを使った、スイートポテト、おいもチップス、おいもコロッケを販売しました。事前の試作会で「こうしたらもっとおいしくなりそう」「この工程にはこういうところを注意した方がいい」など意見を出し合って改善しました。その甲斐あって、学祭1日目に想像以上の方に来ていただきました。そのため、2日目は徹夜で準備したのもいい思い出です。

農楽部にとって去年が初めての学祭出店でした。すごくかわいらしい看板ですね。

藤川さん:活動を通して色々な方と関わりを持てることが魅力だと思います。例えば、野菜の収穫会を企画して地域の子どもたちと一緒に収穫しました。また、雲仙市千々石町で古民家再生活動をしている岳の楽舎(※2)のお手伝いもしました。耕作放棄地になっている中山間地の畑の整備や野菜の栽培・収穫の活動です。大変な作業の後には、みんなでお話をしながらおいしい料理を頂きました。岳の楽舎との活動で知り合った農家の方から野菜の育て方を教えていただく機会があり、野菜についての知識を深めることができていることを実感しています。

(※2)岳の楽舎との活動レポートはこちらから。

-今後の展望について教えてください

植山さん:農楽部の柱となる活動を作りたいと思っています。農楽部は結成から3年の団体ですが、先輩たちの頑張りのおかげでできて間もない団体とは思えないほどに活動の裾野が広がって、地元新聞から取材を受けたりするなど認知度が上がっています。今後は一つひとつの活動をより深めていくことが必要だと感じています。僕たちの代では、月に一度子ども食堂を開催している「らしくじら」さんへの野菜の寄付と、岳の楽舎と一緒に進める里山の保全活動がメインになるように活動内容を整えていきたいと考えています。

◆農楽部の取材を終えて(取材担当Nの雑記)

農楽部の部員は現在50人と大所帯。環境科学部以外にも水産学部や工学部、多文化社会学部、経済学部の学生が所属しています。今回の取材では男子学生だけでしたが、女子の割合も高いそうです。紹介した活動以外にも様々な活動を行っています。例えば、前代表は水産学部生で、野菜栽培と魚の養殖を同時に行うアクアポニックスにチャレンジしたそうです。様々な学部の知見から活動の幅を広げていける可能性がある学生団体だと感じました。

農楽部に興味のある方はこちらから連絡をお願いします
ボランティア活動支援やってみゅーでスク・Uサポ 事務局
mail:yatemyudesk@ml.nagasaki-u.ac.jp

取材:Nakagawa
取材日:2023.12.13


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