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毒親から逃げるための第1歩

私は、ある日を境に、ストレスが原因で
しょっちゅう倒れてしまうよいになりました。
精神科の先生が口にしたのは
「今の家庭環境のままじゃ、治らない。」
当時の私は中学生。


何度も親から逃げたいと思った。
でも、逃げられなかった。
親から逃げることが怖かった。
親から何をされるのか怖いんじゃなくて
もし自分が消えて、親がどうなってしまうのか
分からなくて怖かった。


親はどんな手を使おうが
私を自分の見える視野の中に入れようとする。
どんなに自分の子に暴力をふるおうが
親の気分がいいと優しくしてくる。

その優しさを知ってしまってから、
どうしても、離れられなかった。
怖い親だし、周りから見たらそんな親ってなるけど
自分からしたら、かけがえのない親だった。

高校3年の夏、私は高校を自主退学し
家を無断で出た。親は周りにはいい顔をし、
私の心配はこれ一つもなかった。
あたかも、もともとここに存在しなかったかのように
今暮らしている。

毒親は嘘をつくのがすごく上手。
でも、毒親の子に生まれてきた子達は、
本物の愛情を知らずに生きて、
犯罪に手を染めてしまう子だったり
本当に好きな人が判断できなかったり
友情さえも分からない子
何が正しくて何が間違ってるのか分からない子
人目を気にして生きて、
顔色を伺い今も生きてる人だっている。

親はその時の感情で手を出してしまうのかもしれないし
イライラしてたのかもしれない。
けど、その一瞬で私たちの人生は大きく変わる。

私たちは親を見て育つ、だから親に少しでも似てくる。

私は、子供が苦手。手を出してしまいそうで、
自分が怖い。

けど、毒親が嫌いな訳では無い。
好きでもない。ただ、目を離せないんだよ?


母親の子に生まれて後悔はしてない。
感謝している。

けど、向き合い方をもう一度考え直して欲しい。
どんだけ時間が経ってもいい。
ただしっかり向き合って欲しい。

実の子と、ちゃんと向き合って
愛情を与えて欲しい。ちょっとしたことでいい。
ちょっとしたことの積み重ねで、
子供は愛情を感じるから。

子供はどんな親でも本当は世界で1番大好きだから。

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