ららりら

アラサー女性。実体験を元に記事や、小説、エッセイ、詩などを載せていきたいと思います。よ…

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アラサー女性。実体験を元に記事や、小説、エッセイ、詩などを載せていきたいと思います。よろしくお願い致します🤲

最近の記事

【閉鎖病棟】入退院を繰り返していた私が、早一年、入院しなくなった理由を考えてみた。

以前の私は、統合失調症という病気になり、閉鎖病棟へ3年の間で8回も入退院を繰り返して来ました。ですが、直近一年の間、入院せずに済んでいます。その理由を自分なりに考えてみました。 良ければ読んでください。 薬でコントロール 訪問看護でウォーキング グループホームで実家を離れる 親との距離 恋愛依存からの脱却 定期的に遊ぶ友人の存在 では、それぞれ解説していきます!! まず、1.薬でコントロールについて。 以前は、体調を少し崩してしまうと、対処の仕方が分からず

    • 閉鎖病棟で出会った人のお話。

      閉鎖病棟で知り合った女性の方と仲良くさせてもらいました。人生や色々お話しさせてもらって、嬉しかったので記事にしました。 Eさん 20代後半 女性患者 小柄で可愛いらしく、茶色のメッシュがとても綺麗である。マスクから覗く優しい目元が、印象的な彼女。話してみると、イメージ通りの優しい声で、癒される。そんな彼女は、鬱病が原因で入院したらしい。少しプライベートの話をしたのだが、どうやらシングルマザーの様だ。子供は2人、長女6歳と長男4歳、らしい。1人で育てるのは、やっぱり大変。そ

      • 実録精神科病棟〜患者と看護師〜 プロファイリング番外編 天井プリンス

        プロファイリング〜番外編〜 天井プリンス *天井プリンスとは、約10年前19歳の入院時、隔離拘束の縄を緩くしてくれた、男性看護師である。 もう彼には10年以上、お世話になっている。もちろん患者と看護師として、医療的な関わりもあるのだが、それ以上に、人と人としての関わりを持ってくれている。私自身、一番調子が悪かった、初めての入院のときの関わり方に、それを強く感じた。それは病状が酷い中で、看護師として側で支えているのだが、その中で、人としての本来の優しさや、彼自身がする行動に

        • 精神科病棟で出会った看護師さんのお話。

          何度も入院するたびに、お世話になり続けている看護師さんのことを記事にしました。 Fさん 50代前半 部長 男性看護師 ガッチリとした体格に、細い目が印象的だ。その細い目元をクシャッとして笑うその姿に、優しさや包容力を感じられる。そんな彼とは、入院で何度もお世話になっているのだが、いつも誠実に対応してくれ、本当に感謝に尽きる。かつて彼が、夜勤のときに1時間ほども、相談に乗ってもらったことがあった。病状に対してのアプローチの仕方や、自分の傾向を教えてくれ、気づきをくれた。長年

        【閉鎖病棟】入退院を繰り返していた私が、早一年、入院しなくなった理由を考えてみた。

          店員さんの優勝エピソード

          これは、ハニーズというプチプラブランドの洋服屋で起きた、ヒューマンコメディである。 世間では、阪神が優勝し、街中は優勝セールで賑わいでいた。 私の親友である平野さんと、私の誕生日プレゼントを選びに、ハニーズに訪れた。 まず、店内を探しワンピースを5着ほど、プレゼントの候補に挙げた。この中から2つにしようと、1着は確定し、あと1着を決めようとしていた。 平野さんは、思い立ったかのように、店員さんに聞いたのだ。 そして店員さんは「私なんかで良ければ、全然アドバイスさせて

          店員さんの優勝エピソード

          aikoの隠れた名曲について

          初めまして。ららりらです。 実は私、aikoさんに一時期ハマっていたことがありまして、ひたすら聴いていました。 そんな中、隠れた名曲を発見しました!!! 私のオススメ曲なのですが、 その曲とは、 「秘密」 です。 歌詞ももちろん良いのですが、メロディーの盛り上がり方も好きです。 歌詞の考察&語り。 良ければ最後まで読んでください。あなたはいつも僕を忘れない様にと 帰りに強く抱きしめる 大きな忘れ物よ 苦しい忘れ物よ 残った匂いがあたしを包む これ以上想いが募

          aikoの隠れた名曲について

          小噺 〜再会〜

          *天井プリンスとは、約10年前19歳の入院時、隔離拘束の縄を緩くしてくれた、男性看護師である。 小噺 〜再会〜 それは突然だった。なんとあの天井プリンスと再会したのだ。約10年ぶりの再会だったが、気恥ずかしさと共に、あることが気になってしまった。それは、天井プリンスは、見違えるほど、体型が変わっていたのだ。そう激太りしていた。だがしかし、それは天井プリンスだけではなかった。実は激太りしたのは、私もだった。そして2人は、お互いの全身姿を一通り見、なんとも言えない空気が流れた

          小噺 〜再会〜

          小噺 〜天井に現るプリンス〜

          小噺 〜天井に現るプリンス〜 私が19歳の時、絶望的な地獄を味わった。病気を患い精神科病棟に入院し、隔離拘束という、縄を使い身体を雁字搦めにする拘束をさせられたのだった。身動きが取れない。私は絶望的だった。地獄だ。ひたすら叫んでいた。すると扉が開き、人影が見えた。その人影は男性の様で、私に近付き、何か操作を施した。その瞬間、腕が外れる、そう私は確信した。そんなことがあっていいのか。嬉し過ぎる。身体がかける。自由にかけるのだ。こんな天国はない。その人影は、まさに神だ!!そう、

          小噺 〜天井に現るプリンス〜

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング12 season2

          プロファイリングNo.12 Sさん 40代後半 女性 作業療法士 小柄な身長に、マスクから覗く目元が美しい。そんな彼女とはもう3回も入院でお世話になっているのだが、彼女はいつも私を気にかけてくれている。そんな彼女が、いつも私に言ってくれる言葉があるのだが、それは、あなたはそのままで十分だよ、と。優しい笑顔で頷きながら言うその言葉には、いつも救われる。自分を認めてくれる人が居るなんて、こんなにも素敵なんだなと改めて気付かされる。本当に感謝しかない。また彼女とは、退院後のこと、

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング12 season2

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング11 season2

          プロファイリングNo.11 Nさん 30代前半 女性看護師 マスクから覗く、しっかりとメイクされた目元がチャーミングな彼女。彼女との出会いは2年前だったのだが、第一印象は気が強そうな印象だった。だが、話すと穏やかで、優しい言葉かけで、イメージがガラリと変わった。当時、好きだった人の話をしたのをよく覚えている。2年経った今、またお世話になっており、よく話を聴いてもらっている。看護師としても、人としても、こんなにも話しやすい人だと分かり、何かあれば彼女に聴いてもらいたくなった。

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング11 season2

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑩

          プロファイリング⑩ Kさん 20代前半 男性看護師 高身長に横幅もあり、ガッチリした体格で、お洒落パーマが印象的な彼。彼に病気のカミングアウトについて聞いてみた。相手との関係性による。彼は、はっきり断言した。今までの関係性がしっかりある人なら、病気を知っても変わらない。ただ、

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          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑩

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑨

          プロファイリング⑨ Tさん 20代後半 作業療法士 ガッチリとした体格で、高身長に眼鏡をかけているのが特徴的だ。いつも爽やかな挨拶をしてくれる。そんな彼に、仕事について聞いてみた。彼自身、経歴が異色だった。大学を休学し、三年カメラマンになり、今まで13個ものバイトをしていたと言う。また大学2年の時に楽してお金を稼ごうと、YouTuberにも手を出したとようだ。

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          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑨

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          プロファイリング⑧ Yさん 30代前半 男性看護師 いつも冗談を言って笑かせてくれる、坊主の彼。「Yさん人気あるでしょ?」「あるで、ビジュアル担当やから」「いや、お笑い担当やろ」「誰がハゲや」彼自身コンプレックスを笑いに変える力がある。そんな人気の彼に、人とのコミュニケーションについて聞いてみた。

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          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑦

          プロファイリング⑦ Kさん 30代前半 男性患者 根元が黒色、伸びた毛先が茶色、伸びっぱなしの長髪に、ガッチリとした体格が特徴的だ。彼と出会う前に、彼の部屋の外から、歌声が聞こえてきていた。このとても上手な声の主は、一体誰なんだろう。とずっと気になっていた。たまたま廊下ですれ違ったのがきっかけで、話す機会があった。病名は統合失調症だ。彼は入院理由について、笑いながらこう話してくれた。まず、躁状態になり、妄想がひどくなり4日不眠になった。その後、たまたま幼稚園へ行き、園長に歌

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          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑥

          プロファイリング⑥ Dさん 20代前半 女性看護師 黒髪で一つぐぐりに眼鏡が特徴的な彼女。初めて見る顔だったので、4月から来たんですか?と訊いてみた。すると、はい。と。精神科に今年度から働いてるようだが、そんな彼女はこう言った。もう自分の存在価値がないと思う。と。そんなことないでしょ。と私が言うと、国試で色々勉強してたけど、全然役に立ってないし。と、真剣な悩みだった。一見、若くして精神科で働いているのは、とても立派なことだが、中身が伴っていないと。彼女は痛烈に感じている模様

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑥

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑤

          プロファイリング⑤ Fさん 50代前半 女性患者 猫背で中年太りの彼女。根元が黒色、伸びた毛が茶色の髪の毛を一つにまとめていた。初めて喋ったのだが、見た目とは裏腹に優しそうな印象だった。おいくつですか?と尋ねると、彼女は52歳です。そう言った。そんな彼女に続けて、結婚されてますか?と尋ねた。はい。うちは複雑でね。離婚してます。ダブル不倫なんですがね。そう躊躇って言った。しかも再婚しているらしく、バツ2らしい。子供は連子と合わせ、計6人いる模様だ。16歳で初めて結婚して、2

          実録精神科病棟〜患者と看護師〜プロファイリング⑤