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ベラルーシ人の抵抗

5月1日 ベラルーシ反政府メディア:(1,468 文字)
逮捕された鉄道ゲリラの女友達へのインタビュー
―私は彼を本物の英雄として迎えます

ベラルーシ内務省発表では、戦争開始以来、少なくとも60人の鉄道ゲリラが拘留されている
ある被拘禁者の友人から話を聞いた
少女は、ボーイフレンドがPeramog plan(ウクライナでの戦争への協力、ベラルーシ政府に対するテロ活動)に関わっていると気づかなかった
彼は仕事が遅くなったと数回遅れて帰ってきて、一度だけ夜中にどこかへ出かけたことがあった

「彼は聞いても答えてくれませんでした
ただ、ルカシェンコへの勝利の日にシャンパンを飲みながら話すよ、と言ってました
これを聞いて怖くなりました
何をしようとしているのか、話してくれれば少しは安心したかもしれません
そしたら、少なくとも心理的に準備ができたかもしれません
(編集者:拘留される事への覚悟ができただろうということ)
そして、彼が捕らえられたことを知ったとき、ショックを受けました
私は恐怖で一日中泣きました
制服を着た非人間達が鉄道ゲリラにどんなことをするかを知っていたからです
彼らは殴り殺すことができます
弁護士は何も言わず、署名するだけです
彼と話した時、彼は生きていて、何とか耐えていると言っていました
彼が今どんな『寛大な』状態にあるのかは分かりません
でも、生きていれさえいてくれれば、きっと元に戻れます」

彼女の話では、彼が鉄道戦争に参加することは予想できたことだった
 彼は2020年の抗議活動に参加し、デモに参加していたが、運よく逮捕を免れていたからだ

「彼はルカシェンコへの反対がほとんど見えなくなっている事にとても心を痛めていました
彼は行動を起こしたかった
 とにかく、何かできることをしたかったんです」

彼女の話では、彼は電車で旅行したことがあるくらいしか鉄道とは何も関連が無かった

「彼は、ベラルーシは、パルチザンによっていつか救われるだろうとよく話していました
第二次世界大戦中に国民が秘密の部隊を組織し、侵略者に抵抗したことについて、この考えと物語が本当に好きでした
だから、Peramog planに参加したことは驚くことではありませんでした
正直にいえば、彼をとても誇りに思います
 彼が今何をされているのか、どんな苦しみを味わっているのか私には想像できませんが、彼は英雄です
 彼を本物のヒーローとして出迎えます」

「親しい友人達は彼女を支持しているが、あまりにも深刻な犠牲だと言う人もいます
 弁護士やその他の必要なもののためにお金を提供してくれる人たちもいます
 言葉の上では連帯感はあります
しかし、『こんなことしなくてよかった』と言った人もいました
 それを聞いて、たまらない気持ちになりました
 彼は決意して、勇気ある行動をしました
どうしてそれを蔑むことができますか?
でも、それは稀なケースです
どれくらい続くか分かりませんが、何倍もの支援があり、とても励まされます
長く待つことは覚悟しています
 しかし、愛する人が政治的理由で刑罰を受けている人たちの忍耐力を私はこれまで見てきています
まさか自分がそうなるとは思っていませんでしたが、このような状況にあるのが私だけではないことを理解することで、なんとか耐えることはできます」

3月2日、内務省は、鉄道ゲリラの行動をテロと見なすと発表している
 ベラルーシの法律では、テロ行為は、最大15年の懲役、常習的計画的な場合、最大20年、および組織化されたグループによって行われた行為の場合-最長25年、終身刑または死刑になる

(終わり)

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