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2024年パリオリンピック開会式のフランス国内反応をまとめておく


こんなこと書く

  • ぼくがX(Twitter)で散見した日本人たちの「批判・嘘情報・お気持ち表明」をまとめる。

  • フランス主要メディアから読み解く開会式への評価をまとめる。

  • フランス右メディアと左メディアの間で衝突してる論点を明らかにする。


そもそも、こんな記事を書こうと思ったきっかけはX(Twitter)の投稿を見たからだった。

日本人にとって、Xは各々が好きな意見を述べる「便所の紙」だとぼくは思っている。なので、各々が好きな意見を述べるのはまったく構わない。

でも、嘘情報と嘘情報に基づく扇動は許容できない。というか、腹立つ。

考えてみても欲しい、フランスに住んだこともなくて、フランス語も読んでない [1] 連中が、ぼくが好んで住んでるフランスの文化をめちゃくちゃに言ってるのだ。

例えば、日本に住んだことなくて、日本語はなせない非日本人が日本文化のことをめちゃくちゃ言ってたら腹立たないだろうか? - そんな気持ち、伝わった?


X村で見た批判・嘘情報・嘘情報に基づく感想

まずはぼくが見かけた批判・扇動を紹介する。そして、批判・扇動への訂正としていこう。以下に示すTweet投稿は実際のテキストの通りではない。多く見かけた批判・扇動をそれぽくグループ化し、ぼくが編集した [2]。

ガガにディオン。外国人歌手だらけ。曲は外国の曲。フランス文化に紹介できるものがない。フランス文化は落ちぶれた。

断首のパフォーマンスなんてありえない。伝統を無視する開会式に価値はない。

Aya Nakamuraとかいう日本人の名前を使うな!日本にこびてる!

弥助侍に便乗して、黒人が日本名を名乗っている。

フランス語を話すアフリカ人のAya Nakamura

ドラッグクイーンが気持ち悪い。あんなもの出すな。子どもに見せられない。



フランス主要メディアを紹介する

「代表的な」意見を読み解くのは難しい。なので、どうしてもマスメディアの意見に頼ることになる。でも、文化分析では常套手段だぞ。

ぼくはいつも主張していることだが - フランスの社会意見を見るためには、右派と左派の両方の意見を見なければならない。フランス社会では右も左も同じくらいの勢力を持っているからだ。幸いにもフランスではメディアの立ち位置が明らかになっている

今回は以下の3誌の意見を見ていく。

これらの誌を知らない人のために説明しておくと、FigaroとLebérationは朝日新聞や読売新聞くらいの発行数(を持っていた)メディア。

フランスには他にも発行数が多い誌があるが、それらは「中立」や「意見の紹介」に徹していることが多い。今回はそれらの誌を参考程度に見ている。


全体的な評価

まずは開会式の全体的な評価を見てみよう。

右も左も一致してすごく良かったと評価している。

まずFigaro(右)から。素直に褒めていた。

une soirée magique, une fête sublime
魔法な夜, 崇高な祭典

https://www.lefigaro.fr/sports/jeux-olympiques/ceremonie-d-ouverture-des-jo-de-paris-2024-des-couleurs-et-des-sourires-entre-les-gouttes-20240727

つぎはLe Point(右)。

Une partie du champ politique s’est insurgée contre la représentation de la France lors de la cérémonie. Mais les réactions demeurent, dans l’ensemble, positives.
政界の一部は式典中にフランスの代表に反発した。しかし、全体的には反応は依然として肯定的だ。

https://www.lepoint.fr/sport/jo-2024-grandiose-scene-spectaculaire-grossiere-les-reactions-apres-la-ceremonie-27-07-2024-2566557_26.php

そしてLibération(左)。すごい褒めてた。

une cérémonie d’ouverture pour dire qu’«on peut encore vivre ensemble»
開会式のメッセージは「私たちはまだ一緒にやっていける」

https://www.liberation.fr/sports/jeux-olympiques/jo-2024-une-ceremonie-douverture-pour-dire-quon-peut-encore-vivre-ensemble-20240726_5JAHVMDO3RDJLDYWQ3RAADSHSA/

つまり、フランス社会は右も左もどっちも開会式を「良い」と褒めていた。[3]


個々のハイライトごとの評価

Sectionというのは、開会式で主催者が名付けていたセクションの名前。このセクション名が背景を理解するためにかなーり重要なので、あえて記載した。

そして、左・右は主に先に紹介した3誌。

「極右」を紹介しておくと、主に国民連合(Rassemblement National, RN)の議員。この議員の一部は「ものすごい右翼」で冗談抜きで「古き良きフランス以外は認めない。すべて批判。」という立場を取っている。今回は、RN議員のTweetを読んで意見を分類した。

意見は「肯定・否定・中立」の3つ。NAは言及なしを意味する。

どの項目が議論のポイント?

表を見てもらえばわかるが、主に次の3つが議論の的になっている。

  1. メタルバンド Gojiraの演出

  2. Aya Nakamuraについて

  3. LGBT fashion show

これら3つについて、左はだいたい肯定している。が、右(または極右)が否定している。


外国人歌手に外国曲。フランス文化は落ちぶれた?

これはまったく嘘分析 [4]。Lady Gaga, Imagineにディオン。これら3つの「外国人歌手」に「外国曲」に対して、左はもちろん、右は肯定意見を示している。

特にディオンの演技に対する評価はものすごく高い。ぼくも、正直いって、ものすごく感動した。

しかし … 実は「外国人歌手と曲には大絶賛」。ここに現代フランスの「歪んだ現実」が存在する。これについてはAya Nakamuraへの解説で後述する。

Lady Gaga

まずガガについて。

Libération(左)

Daphnée Burki émue aux larmes après la prestation de Lady Gaga.
Daphnée Burki (Libération記者)はガガの演技に涙する。

https://www.liberation.fr/sports/jeux-olympiques/en-direct-ceremonie-douverture-des-j0-de-paris-2024-cest-le-grand-jour-20240726_R4LWRPHDQRAXTIBQ43TB7OMQNY/

Figaro (右)

Jeux olympiques pluvieux, JO heureux ? Depuis 19h30, les yeux du monde entier sont rivés sur Paris qui festoie sous la pluie. Dans la foule, les spectateurs sont mouillés mais cela ne gâche pas le spectacle. Ils ont ainsi pu apprécier la performance de Lady Gaga qui a ouvert le bal de la cérémonie d’ouverture sur la Seine. Entourée de danseurs, la chanteuse américaine a interprété «Mon truc en plumes», célèbre tube de Zizi Jeanmaire, écrit par Jean Constantin et sorti en 1961.
オリンピックを楽しんでる?午後7時半からは世界中の目が雨降るパリにくぎ付けになった。観客は雨でずぶぬれだが、それでも何も無駄ではない。観客たちはセーヌ川でガガのパフォーマンスを楽しむことができた。ガガはダンサーに囲まれ、Zizi Jeanmaireの«Mon truc en plumes»を披露した。

https://madame.lefigaro.fr/societe/actu/et-soudain-un-danseur-de-lady-gaga-chute-sous-la-pluie-20240726

Le Point(右)

La chanteuse a remercié le comité olympique de l’avoir invitée à chanter et a confié avoir « un lien très particulier avec les Français et le fait de chanter en français ».
ガガは5輪委員会に感謝し、こう述べる。「私にはフランス人(フランス文化)に特別なつながりがある、そして、フランス語で歌う」

ディオン

Figaro (右)

Dans ce chaos, une scène semble toutefois avoir mis tout le monde d’accord : le concert surprise de la célèbre chanteuse Céline Dion qui a rendu hommage à Edith Piaf, dans son Hymne à l’amour , depuis le premier étage de la dame de fer. L’image, qui a fait frissonner le monde entier, a ému l’ensemble de classe politique. «Céline Dion», a sobrement publié la députée RN Laure Lavalette. «Ému. Les larmes aux yeux . Surmontant sa maladie, Céline Dion chante l'Hymne à l'amour de la pour la cérémonie d’ouverture de Paris 2024. La dernière fois qu'elle l'avait chantée, c'était après les attentats du 13 novembre 2015», a commenté l’eurodéputé RN Matthieu Valet.

(前略)右も左も皆の心が一つになった主観があった。セリーヌ・ディオンによるEdith Piafへの敬意を込めたサプライズの曲披露である。RN(極右)所属のヨーロッパ議員Matthieu Valetは「感動し、目には涙が。病を乗り越え、パリ開会式で『愛の讃歌』を披露した。彼女がこの曲を最後に歌ったのは、2015年11月13日の同時多発テロの後だった」と議員はコメントした。

https://www.lefigaro.fr/politique/propagande-woke-et-grossiere-l-extreme-droite-en-pls-la-classe-politique-divisee-apres-la-ceremonie-d-ouverture-des-jo-2024-20240727

他はめんどうになったので省略。

Imagine

Figaro(右)

La chanteuse a repris le titre légendaire de John Lennon, sur une barge, avec un piano enflammé en fond. Un moment d’émotion dans la nuit parisienne.
歌手は燃え盛るピアノを背景に、小さいボートの上で、ジョンレノンの伝説的な曲をカバーした。パリの夜の感動的な瞬間。

https://madame.lefigaro.fr/celebrites/actu-people/juliette-armanet-reprend-imagine-le-moment-suspendu-de-la-ceremonie-d-ouverture-des-jo-20240726

Gojiraのパフォーマンス: 断首のパフォーマンスなんてありえない

はじめに断っておくと、ぼくも正直いって驚いたし、度肝を抜かれた。でも、その気持ちは決して嫌悪感ではない。

さて、Gojiraのパフォーマンスを理解するには、セクション名 "Liberté" を理解しなければいけない [5]。このパフォーマンスは要するに「フランス革命」を表現している。

斬首された人物はいわずと知れたマリーアントワネット。城を模したステージはバスティーユ牢獄。そして、ラストの赤い紐は革命の流血。

たしかに、日本人には流血表現はキツいのかもしれない。でも、それはフランスという共和国の根底であり、誰もが疑うことなく受け入れる歴史である。

そんな文化表現を理解せず、批判してもいいものだろうか?[6] 。ぼくにはそんな恥知らずな行為はできない。

ただ・・・極右の反応は

ただ・・・極右のMarion Maréchalはこのパフォーマンスを気に入らなかったようだ。

「マリーアントワネットの断首」を受け入れがたいと言っている。極右の彼女はこのパフォーマンスをお気に召さなかった様子だけど・・・Marionの発言は普段からかなり危険レベルに達している。Marionの主張は一貫して「強いフランス、強いフランスの女性、健全な子育て、外国人はみんな出てけ」である。

ちなみにMarion Maréchalはいわゆる「マリーヌ・ル・ペン」の姪。マリーヌを超えるレベルの「あぶない右翼発言」をふだんから繰り返している。

まぁ、参考までに。

Aya Nakamuraについて

さて・・・フランス国内メディアで議論の半分くらいはAya Nakamuraに向いている・・・と言っても過言ではない。要するに、右翼はAya Nakamuraがオリンピック開会式に居るのが気に入らないのだ。

嘘情報の訂正

まず嘘情報の訂正をする。

Aya Nakamuraとかいう日本人の名前を使うな!日本にこびてる!

Ayaは本人の名前 "Ayankolo" の略称。NakamuraはAyankoloがインスピレーションを受けたドラマHeroesの登場人物 ”Nakamura” から取った。と日本語版Wikipediaにも書いてある [7]。

弥助侍に便乗して黒人が日本名を名乗っている。

Aya Nakamuraが “Nakamura” を使い始めたのは 2018年。そのころに「弥助侍」は日本国外に知られていたんだろうか [8]?んなわけ、ないよね。

フランス語を話すアフリカ人のAya Nakamura

Ayankoloはフランス国籍を持っている(2021年)マリとの二重国籍保持者。なので、フランス人である。マリとの二重国籍はフランスで珍しくない。たとえば、開会式最後にも ナントニン・ケイタ (Nantenin Keïta)がトーチを運んだが、彼女もマリとフランスの二重国籍 [9]。

Aya Nakamuraを巡る騒動

まず騒動の発端を抑えておこう。そもそも、こんなにもAya Nakamuraに批判が集中したのは「Aya Nakamuraが開会式でEdith Piafを唄う」と報道があったことに起因する。この報道で、マクロン大統領からの要請と報道された。

Édith Piafはフランスの超ウルトラ伝説級の歌手、というか、アイドル。近代フランス文化の象徴と言っても言い過ぎではない。もちろん、白い人だぞ。

さて・・・そんな伝説級の歌手の持ち歌を「アフリカ産まれの黒い人が唄う」というのだ。保守派が一気に攻撃を始めたというわけだ。

保守派からすると、マクロンを攻撃するためのちょうど都合が良い材料になってしまったのだ。要するに議会選挙の批判合戦の材料に利用された・・・と言っても言い過ぎではない。

オンラインフォーラムではAya Nakamuraへの攻撃レベルが「人種差別として許容できないレベル」を超えた事件が発生した。結果、人種差別書き込みした人物が拘留されている。

騒動の着地点

Aya NakamuraはÉdith Piafを唄わないことになった。代わりに開会式では彼女の持ち歌を披露した。

それでも、右派と極右は相変わらず彼女を批判しつづけている。もちろん、「オリンピック開会式に黒い人が代表として出てくるのが気に入らない」という気持ちがあるだろう。

しかし、政治家にとってはどっちかと言うと、攻撃を始めてしまった手前、いまさらやめるわけにはいかない。という構図になったのだろう。

右の批判は、もはやめちゃくちゃな理論のように、ぼくは感じる。例えば、Figaro(右)はこんな批判をしている。

Célébrée par beaucoup, Aya Nakamura est cependant très loin de faire l’unanimité. …
Son dernier album, DNK, sorti trois ans après Aya, a beaucoup moins convaincu avec son zouk monotone (un comble) et ses textes moins percutants.
たくさんの人がAyaを称賛するが、しかし、誰もが認める存在からはほど遠い。(中略)彼女の前作アルバムDNKは説得力がないズークで単調なリズムで、歌詞は力がない。

https://www.lefigaro.fr/musique/aya-nakamura-a-la-ceremonie-d-ouverture-pourquoi-sa-presence-etait-incontournable-malgre-les-polemiques-20240726

オリンピック開会式の騒動の後に「それっぽい」音楽批評をしたところで、取ってつけたような批判にしか感じない、とぼくは感じる。

しまいには、同じ記事に、こんなコメントが付く始末だ。共和国の衛兵の音楽隊がAyaと一緒に踊ったパフォーマンスしたことを言及している。

Vulgaire, incompréhensible (elle parlait français ?), quel rapport avec la France et les valeurs du sport ? La pauvre garde républicaine…que venait elle faire ds ce désastre ?
下品。理解不能(彼女はフランス語はなしてたの?)。フランスの文化やスポーツと一体なにの関係あるの?哀れな共和国の衛兵・・・

https://www.lefigaro.fr/musique/aya-nakamura-a-la-ceremonie-d-ouverture-pourquoi-sa-presence-etait-incontournable-malgre-les-polemiques-20240726

結局のところ事実としてはこうなった

Aya Nakamuraはフランス国籍でフランスでトップセールスのアルバムを記録、トップセールスのシングルを5枚も出し、伝説のEdith Piafを超えるセールス記録した。現代フランスの代表的な歌手である。間違いなく。

にも関わらず、社会的な批判からEdith Piafを唄う予定を変えざるを得なかった。

結果、白い肌で一度は引退しかけてたカナダ国籍のセリーヌ・ディオンがEdith Piafを披露した。そして、大絶賛を得た。

ここに現在フランス社会の歪みがある。

一体なぜ、国籍保持者でトップセールスの歌手が受け入れらなくて、外国人で一度引退した歌手が大絶賛されるのだろうか?


LBGT Fashion Show

さて・・・議論のもう半分くらいはこのファッションショーに向いている。

この件について、ぼくは「前衛的な芸術」と理解した。ぼくはLBGTへの理解が乏しいので、彼らのメッセージを理解できてない [10]。なので、批判の前に理解に努めている。

まず、フランス国内で非難が上がっているのは次の2ポイント

  1. 最後の晩餐を模した構図。キリスト教をバカにした行為。

  2. 下品。要するにフランス文化としてふさわしくない。

さすがのLibération(左)擁護しきれないのかもしれない。例えば、記事ではdrag queenのパフォーマンスへの言及は事実を述べるだけにしている。あえて評価を書いていないような印象を受けた。

ただし、別の記事ではParti Socialiste党(やや左)[11]の議員の称賛の言葉を引用してはいる。

Olivier Faure, le premier secrétaire du Parti socialiste (PS), a salué la célébration des «valeurs de liberté, d’égalité et de fraternité auxquelles furent ajoutées sororité, parité et inclusivité».
Olivier Faure, PS党の党首, は祭典を称賛した。「自由、平等、友愛に加えて、社交性、平等性、包括性が追加された」。

C’est «la meilleure réponse à la montée du fascisme et de l’extrême droite […]. Quelle claque aux obscurantistes», a commenté la députée de Paris Les Ecologistes Sandrine Rousseau.
「これは台頭するファシズムと極右に対抗する最善の回答だ」とSandrine Rousseau議員はコメントした。

https://www.liberation.fr/sports/jeux-olympiques/jo-de-paris-2024-la-gauche-emportee-par-la-ceremonie-douverture-la-droite-davantage-divisee-20240727_D56A7QAI25E2VFPA2JFEQW3R2I/

20 minutes(中立)は観客にインタビューし、肯定的な意見を紹介している。


パフォーマンスをどう見るか?

ぼくは芸術家ではないので、作品の良しあしを理解できない。なので、このパフォーマンスが選択された背景を考えるしかない。

まず、第一に、フランス社会のLGBT+への寛容性を、世界にそしてフランス国内へ宣伝したい意図があっただろう。

Grag Queenをパフォーマンスに起用したら右派が批判することなんて、そんなことは誰でも理解できる。それでもGrag Queenが選ばれたのは現政権の「LGBTQ+への寛容性アピール」、そして、「票獲得」の意図があったのだろう。

LGBT+(Qは抜けている)を自認する人口は、フランス国民の9%程度は存在するとされている。そして55%はトランスジェンダーへ寛容な社会に賛成している。

これを考慮すると、Grag Queenの起用には政治的意図が背景にあると言ってもいいのかもしれない。

それがいいことなのか?という話は別の議論だろう。でも、ぼくは個人的に政治ってそういうものだろうと思っている。それで社会が変化していくなら、いいんじゃないかと。

X村Tweetへの反論

ということで、何も嘘情報はないので、訂正することはない。

例えば、この意見はわからなくもない。

ドラッグクイーンが気持ち悪い。あんなもの出すな。子どもに見せられない。

しかし、それなら見せなきゃいいじゃん、という話になる。

確かに気味が悪い存在なのかもしれない。でも、すぐに否定するのではなく、「なぜそのパフォーマンスが存在するのか?」をぜひ考えてみてほしい。

フランス人は議論が好きな国民性である。あーでもないこーでもない、と議論を重ねるところに、フランス人の生き方の楽しさがある。日本人には難しいのかもしれないが - 「LGBTQ+という人たちの寛容性を広める動きがある国、フランス。そして、議論しながら生きてる人たちフランス人」という事実をまずは認識して欲しいところだ。


[1] X村の住民がほんとにフランス語読めるか知らんが・・まぁ、読んでないやろ。
[2] 本当はTweet引用しようかと思ったが、やめておいた。ぼくは別に個人を批判したいわけではない。「こんな思い込みがあったぞ」ということだけを紹介できれば十分なので、この形式にした。
[3] X村の「フランス文化が落ちぶれた」というお気持ち表明乙!
[4] X村の住人は「私は好きじゃない」と書けばいいものを。わかったような書き方をすると恥を書く。
[5] "liberté égalité fraternité" …これらは「フランス人なら、というかフランス文化好きな外国人なら」、誰でも知ってなければいけない、フランスの標語。無知な批判者がこの3つを知っているとは思えないけどね~。
[6] ああ、脊髄反射のごとく批判しかしない人たちだから仕方ないね。
[7] そもそも芸名なんだから、どんな名前つかおうと本人に自由では?さらに、Aya Nakamuraを知らんの??文化への無知もいいところね、とぼくは思う。フランスでトップセールスのアルバムを記録したのに??トップセールスのシングルを5枚も出しているのに?伝説のEdith Piafを超えるセールス記録したのに??他国の歌手を知らなくてもいいけど、批判する前に有名さを認識しような。
[8] ぼくは弥助侍騒動にはまったく興味ない。というか、弥助侍の存在をいままで知らんかったの?無知ぃぃぃ乙。。。と、言いたいところだが、ぼくは歴史マニアなので、たまたま偶然に知ってただけ。
[9] 「ケイタ」って日本的な名前だろ?ほら、どーした?批判しないのか??とX村の批判者へ問いたくなる。
[10] 人間、理解できないものを批判したがるものよね。
[11] 最近、落ち目。でも、過去にはオランド大統領やミッテラン大統領を送り出した党。


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