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DTMミキシング方法

①ミキシングの基本はボリュームバランス。

ボリュームと聴いて真っ先に思い付くのは、
ボリュームフェーダーではないでしょうか。

ボリュームフェーダーは、楽曲の奥行き感を決める事が出来ます。小さい音は奥に行き、大きい音は手前で聴こえます。

コンプも同じ扱いが出来ると言えるでしょう。
どの音を前に出して聴かせたいか。
メインの音以外は、どう聴かせたいかで音量バランスは変わって来ます。

よくSNSや動画で言っている
kickは -8〜-10dBが理想ですとありますが
ジャンルや楽曲編成、BPMなどが関係してくるので、あくまで例の一つとして捉えましょう。

では、どうやって自分のオリジナル曲の基準を決めるか。それは‥

自分の好きなアーティストの曲を基準とします。(リファレンス曲を基準にする)

②マスキング

マスキングとは「ある音が他の音の妨害によって聴こえなくなる、または聴こえにくくなる現象」です。

楽器又は、ボーカルを単体で聴いている時は、良い音に聴こえますが、
いざ全ての楽器(トラック)を同時に再生した場合、必ずマスキングは起きます。

楽器、ボーカルには低域〜高域までの音が入っているからです。
kick単体でも低域〜高域までのレンジが存在します。

トラック単体にEQ処理をした後、
全てのトラックを鳴らした時にkickの音が全然良く聴こえないと言うのは良くあると思います。

ミキシングとは楽器又は、ボーカル帯域の場所をしっかりと決めてあげる作業になります。
kickは低域が沢山入っていますが、ボーカルにも低域が存在します。

どこの帯域に何を置くかを考えながら処理して行きましょう。

またトラック単体のみで、ミキシング処理はやめましょう。基本トラック単体で聴くのはノイズが入っていないかを確認する為です。

必ず全体の音を聴いて各トラックを処理して行きましょう。

③ カクテル•パーティ効果

カクテル•パーティ効果とは、騒音の中で聴きたい音を意識的に選んで騒音と聞き分けて聴く事です。

人間は色々な音が鳴っている場所でも、
気になる音を選んで聴く事が出来ます。

つまり楽曲中の聴かせたい音を意図的にリスナーに聴かせる事が出来ると言う事です。

これはミキシングの際に使えるテクニックです。

例えば「ここでギターの音を目立たせたいので、音量を上げて欲しい」とリクエストがあった場合、

ミキシング的には音量を上げてしまうと楽曲全体のバランスが崩れてしまいます。
そこで【ギターの出だしのみ】音量を一瞬上げて元の音量に戻すと言ったテクニックです。

これは一瞬大きくなったギターの音を耳が聞き取り、ギターの音を追いかけさせるテクニックです。

こう言った人間が持つ能力を上手く使い、
聴かせたい音を意図的にリスナーに聴いてもらう事がカクテル•パーティ効果のテクニックです。


今回は、ここまでにします!
読んで頂きありがとうございます😊

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