はちくま

「アラフィフの友達が漫画家デビューした話」をマイペースで呟きます。

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最近の記事

冷静だったBちゃん

M本さんからスカウト時とは全く違う要求を突きつけられたBちゃん。 Bちゃんから話を聞いた時私は「話が違う!こんなテーマで描いて欲しいとあんなに具体的に話しておきながら、全く違うものを参考にして考えてなんて!じゃあ、あのネームに使ったBちゃんの時間を返して欲しいくらいです!」的なことを言いました。 怒り心頭の私に対して、BちゃんもM本さんに納得はできていなかったものの冷静な部分がありました。それはBちゃんがネームを完成させた後、少し元気がなかった理由が絡んでいたのです。

    • 話が違う!!

      M社の担当M本さんのスカウトメールでの要望を軸に連載会議にかける為のネームを作ったBちゃん。 M本さんからお願いされたキャラの全身図やアップ、大体のあらすじなどを添え送信しました。 M本さんからの返信を待つBちゃんは落ち着かない様子でしたが、少し元気がないように電話ごしに感じていました(その理由は後日わかりました) M本さんからはすぐに返事がきて、次の連載会議に出したあとまた打ち合わせをしましょう、とのことになりました。そのメールにはM本さんのネームに対するコメントはなか

      • M社との初打ち合わせ

        M社からスカウトメールが来た後、いくつかの質問を添えて前向きに検討したいとBちゃんは返信をしました。 細かいことは忘れてしまいましたが、とりあえず原稿料のことはしっかり質問していた記憶があります。 その後はM社からすぐ返信があり、その中にはちゃんと原稿料のことも書かれており(Bちゃんが納得できる金額でした)「とりあえず一度電話でお話を」という流れから最初の打ち合わせの日が決まりました。 久しぶりの商業絡みの打ち合わせに、Bちゃんは不安がいっぱいでしたが、いざ話してみると

        • 再デビューを目指すけど譲れない条件

          M社から、連載を前提に描いていただけませんか?と誘われたBちゃん。いつ来るかわからない状態で走り出した私達の目の前に突然ゴールらしきものが見えてきました……が、一旦冷静になってBちゃんはどう返事を返すべきか考えたいとなり、私も素人ながら気になる部分はBちゃんに意見を言うことになりました。 私が最初にBちゃんに質問したのは、 「原稿料はBちゃんが納得できる金額ですか?」 でした。 もしトントン拍子に連載の話がまとまり、色々進んでしまった場合、後から金銭の交渉をするのはと

          M出版社からのスカウト

          BちゃんにM出版社(以降M社)からのスカウトメールが届いた日、とりあえずどう対応するかを話し合うことにしました。 ※M社というのは本当の会社名とは全く関係ありません M社から届いたメール(Bちゃんが要約して説明してくれました☺️)に書いてあったのは ・M社ではこんな作品を世に送り出しています ・ネットでBちゃんの作品を見てとても素敵だと思い、是非一緒にお仕事したいと思った ・1回きりの読み切りではなく、打ち合わせをして連載作品を描いて欲しい ・もちろん単行本化も考えている

          M出版社からのスカウト

          スカウト時のBちゃん色々

          スカウトのメールについて話し合うことにしたBちゃんと私ですが、その前にスカウト時のBちゃんの状況を整理したいと思います。 ・商業デビューが目標 ・賞などへの投稿、持ち込みはしない(出版社へBちゃんからの接触は一切なし) ・スカウトが来るまでにBちゃんがネット上にあげた作品は、Twitterにはイラストや二次創作の1ページ物の作品のみ。完成させた二作のオリジナル漫画は別の媒体で公開(Twitterにリンクは貼った)。 ・当時のフォロワー数は約200人 とこんな状態だったので

          スカウト時のBちゃん色々

          突然のスカウト

          それは本当に突然でした。ノルマ開始から約700日ほど経ったある日、私がいつもの様にBちゃんからのDMを確認すると…… 「こんなメールが来たのですが、本当でしょうか?」 と書かれていて、Bちゃんは届いたメールを要約して説明してくれていました。読んでみると、その内容は明らかに出版社からのスカウトのメールだったのです! じゃあなぜBちゃんがこんな反応だったかというと、Bちゃんはその出版社を知らなかったからです😂 BちゃんにスカウトメールをくれたM社の某雑誌の編集者さんでした。

          突然のスカウト

          スカウト直前にBちゃんがハマっていたもの

          Bちゃんはオリジナル作品とイラストをマイペースで描きつつ、ノルマを始めて一年半ほど経った時とあるジャンルにハマりました。そのジャンルは二次創作も多くネットにあり、中には神絵師と呼ばれるような人々もちらほら……。 その作品の放送中はネットも盛り上がり、久しぶりにBちゃんもオリジナルだけでなく二次創作も楽しんでいました。 過去と大きく違ったのは、Bちゃんはオリジナル作品を描くことに忙しかったので、その某ジャンルにハマっても二次創作優先にはなりませんでした。それは私としても二次創作

          スカウト直前にBちゃんがハマっていたもの

          スカウトがくる直前の話

          毎日のノルマイラスト、オリジナル作品を進める、というやる事が決まってからBちゃんはコツコツ毎日作品を描いて見せてくれるようになりました✨おサボり防止に私から進捗伺いのDMをしたり、Bちゃんはその日描いたものをネットに載せる前に私に見せる、という流れが出来上がりました。これはBちゃんがデビューした今でも継続してやっています。 Bちゃんに最初のスカウトがきたのは、ノルマ開始から約700日ほど経った時でした。 ではその時までの約二年間Bちゃんが全く休まずノルマをこなしていたかと

          スカウトがくる直前の話

          描きたいものはたくさんある

          前回、これから始動するBちゃんに、オリジナル漫画はとりあえず「完結」させることを目標にしませんか?と提案しました。 描き始めていつ終わるかわからない状態ではなく、大まかで構わないので10話完結、20話完結など目標を決めて描こうと。でも実はBちゃんはこの「予測」や「先を決めて」があまり好きな方ではありません😅 私とBちゃんは価値観は合う方なのですが、創作において唯一……ではありませんが、ひとつ違うのが「終わりまでを考えてから描く(書く)か」です。私は何か創作をする時はどうやっ

          描きたいものはたくさんある

          商業デビュー目指して始動!

          目標の商業デビューに向かい、ざっくりですが方向性が決まった私達。いよいよBちゃんの本格始動となりました。 ・イラストを毎日1枚(かける時間は30分以内) ・オリジナル漫画のプロットにとりかかる ・フォロワー数は気にしない ・出版社への持ち込み・投稿は一切しない(スカウト待ち) ・無茶はしない(徹夜、睡眠時間を削るのはNG) 以上を意識しながら進めていくのですが、まずイラストはその日Bちゃんが描きたいと思ったものならなんでもアリ。このイラストの目的はとにかく描かない日を少し

          商業デビュー目指して始動!

          絵柄古い問題

          改めてですが私もBちゃんもアラフィフです。私も過去同人活動をしていた時期がありますが、絵を描かなくなってもう長くほとんど描けませんし、たまにラクガキと思ってペンを取ると自分の絵柄の古さに愕然とします!ひとりでたまーーーーに描いてみたりもするのですが、あまりにも下手で古い感じに恥ずかしくなりゴロゴロゴロゴロと床を転がりたくなるレベルです🙈 そして絵柄が古いと感じる問題は、趣味の沼にいた時も悩みを抱えている創作アカさんは少なくありませんでした。 ではBちゃんはどうなのかと言いま

          絵柄古い問題

          Bちゃんが決めた今後

          一次創作用に作ったアカウントで、Bちゃんはフォローとフォロバについて少し悩んでいました。 その当時、複数の商業経験ありのアカさんや絵描きさんの意見には「とにかくフォロワーを増やそう!」という意見が多くみられたからです。 もしフォロワー数を一気に増やしたいなら、作品をマメにあげることは大前提として、 ・自分からも積極的にフォローする ・フォローされたらフォロバもする これらをやれば絵描きさんなら500〜1000フォロワーもそう難しくはないと思います。(これは自身の経験と

          Bちゃんが決めた今後

          フォロワー増やした方が良い?

          投稿はせずに出版社側から声がかかるのを待つ。これは再デビューというひとまずのゴールが全く見えない状態でのスタートでした。 「ネットに作品をあげてスカウトを待つ」 シンプルですが、これはなかなか根気が必要です。加えてBちゃんの二大特徴として ・遅筆(完璧主義) ・気持ちが乗らないとどうしても描けない時がある が挙げられるのですが、継続的にネットに作品をあげ続けるなら、そこそこマメにイラストなり漫画なりを描かないといけません。そこで私はBちゃんに提案をしました。 「毎日

          フォロワー増やした方が良い?

          投稿はせずに商業の道を

          これから目指す方向性を話していた時、Bちゃんから出た言葉。 「でも投稿はもう絶対に嫌です……」    再び商業作家を目指すと聞いた直後のこの言葉に私は……特にショックはありませんでした!というのは、Bちゃんの過去を聞いて編集者さんに相当なトラウマを抱えているのがわかったので、自分の作品を投稿や持ち込みで批評を受けることはBちゃんの負担が大きすぎると考えたからです。 となると、投稿以外でデビューを目指すルートを探ることになります。私達は普段から色々な漫画家さん、漫画家志望さ

          投稿はせずに商業の道を

          商業を目指したい!でも

          私とBちゃんが、出会ったきっかけであるとある趣味への熱が冷め始めたのは偶然にも同時期でした。幸い私達は趣味の話だけではなく、様々な話題で盛り上がることができました。価値観が似ていて沼から離れても話したいことが尽きなかったことが今の関係が続いている一つの大きな要因だと思います。   そんな私達が趣味の沼から距離を置き始めたとき、一番に話したのは「Bちゃんのオリジナル作品について」でした。 Bちゃんの作品に一目惚れしてからずっと二次創作ではなくオリジナルの作品が読んでみたいと言い

          商業を目指したい!でも