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タイマツバナの植物観察@裏磐梯⑤いつも人生に花を

日常に戻り、合宿での美しい時間を振り返りながら過ごしていた。

灼熱の東京で、慌ただしい日常に戻ったら、裏磐梯での美しい時間がまるで夢だったかのような、浦島太郎のような気持ちにもなった。

それでも、どんなに暑かろうが大雨が降ろうが、ここ東京の地にも、木々はそこここにあり、花も咲き続けている。

生かされていることを感じずにはいられない。
私たちが花の在り方から学ぶことは計り知れない。

シュタイナー的植物観察との出会いとなった「百合と薔薇」の中にある言葉を。

そもそも色彩とは、自然や宇宙の魂なのだと、シュタイナーは言っています。だからこそ私たちは、私たちの心を様々に花に託すことができるのです。
花の色、姿、かたちは、私たちの心の色々な
あり様の本質を、ある意味でもっとも純粋な姿で映しだしています。

百合と薔薇

フラワーレメディを創ったエドワード・バッチ博士は、きっとこのことがわかっていたのだろう。
だからこそ自然界にある「花」から、私たちの心にはたらきかけるレメディを作ったに違いない。

そしてもう一つ「百合と薔薇」の冒頭に書かれている、大切にしたいこと。

心で見なくちゃ、ものごとはよくみえないんだよ。君が、君のバラの花をとても大切に想っているのはね、そのバラのために、時間を無駄にしたからだよ。
(サン・テグジュペリ『星の王子様』)

百合と薔薇

シュタイナーの世界観は、私が子どもの頃から大好きな小人や妖精、ファンタジーの世界と、大人になって探求してきたスピリチュアリティ、瞑想が全て統合されていて、その豊かな視点に触れるたび、私の探究心というハートの炎に薪がくべられていく。

これからも、大切に想うことに無駄な時間を費やしていこう。
コツコツと、それを体験し続けていこう。

いつも人生に花を。

この合宿の体験を経て、最終的に私のハートにこの言葉が湧いてきた。

ここでいう「花」は、草花のことでもあり、私たちが行く道を照らす光のことでもあり、生きるよろこびみたいなもののこと。
誰かと交わした笑顔のあと、心に残るもの。
どうしても大切にしたいもの。

世界でも、日常でも、いろんなことが起きているけれど、「花」はいつもそこにあることを忘れずにいたい。

アリガトウ


自然界の営みを大切に暮らししながら、霊的な世界の深遠な学びと体験の場を、いつも惜しみなく分かち合ってくださるEarth spiralさんに、心からの感謝を。

素晴らしいファシリテーター、あんじゅさんの記録もぜひご一読を。


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