【読書】物語思考
◆読む目的
◆キーワード
◆要点・まとめ
何かを成功させるためのコツは、「最初は自分の頭で考えない」こと。本当に自分の頭で考えないといけない領域までは、なるべくハウツーを使って最短経路で進むのがいい。
◼️「なりたい状態」こそが行動に影響を与える
現在の行動には、「過去からの積み重ね」よりも「未来になっていたい状態」の方が、影響を与えている。
多くの人が「過去からの延長線上」によって今の自分があると考えがちだが、実は逆である。
例えば、「10年間バスケをやっていた」人が、よく考えた結果「将来はテニスプレイヤーになりたい」と本気で思ったら今日はテニスの練習をするはず。
◼️「10年後になりたい状態」を制限なしに100個書く
その際の注意点は、「ブレーキ」を外すこと。
例えば、「年収1000万円」「今の会社で部長になる」等と書いた場合、本当に自分の中で「これはさすがに無理だろうライン」=「頭の枷」を引いていないか。チェックすることが大事。
「数字を2倍にしたらどうだろう」とかで考えてみると頭の枷を外すヒントになる。
◼️「解像度」を上げていくと実現に近づく
「じゃあどうしたらその状態になるのか」より鮮明にイメージできる状態にする。
そのためには、具体的な数字を出すとよい。
例えば、
「不労所得で1億円を得るためには、持っている資産を5%の利回りで運用するとしてどれくらいの資産が必要になるか?」
↓
「20億円の金融資産が必要になる」
↓
「20億円を10年後に得るには、会社を立ち上げて、50%の株式シェアを持ち続けて、40億円以上の時価総額にする」
◼️自分のキャラ設定から行動・結果が変わる
【結果に繋がる正しい順序】
自分はこういうキャラだと認識する
↓
そのキャラがやりそうなプロセスを実行
↓
結果がでる。
【結果が続かない間違った順序】
頑張って実行して結果を出す
↓
自分はこういう人だと認識する
例えば、「健康のために禁酒をしよう」と思っている人の場合、
「自分は禁酒をしている」と思うよりも「自分はお酒を飲まない人なんだ」と思うほうが結果を維持し続けられる。
◼️キャラの作り方
①で書き出した「自分がなりたい状態」を体現している人がどんな感じかをイメージする。
特に、なりたい状態の人がどんな性質を持っているかをひたすら書き出すとイメージが強固になる。
◼️キャラ作りには行動が欠かせない
②で設定したキャラに行動させることによって、キャラ設定がより強固になる。
例えば、電車でお年寄りに席を譲るなどの「優しい行動」をとることによって、周りから「優しい人」と認識され、自分も「優しいキャラ」だと思えるようになる。
つまり、キャラを作る、そのキャラで行動する、というのを繰り返すことが重要。
◼️こういう時、このキャラならどうするか?
まず、キャラがしそうな行動を以下の観点で書き出す。
・話し方
・行動/シーン
例えば、
・朝起きた時に何をするか→すぐに起きて活動する
・電車に乗る時何をしているか→PodCastで耳でインプット
・服装はどのように決めるか→同じものをたくさん揃える
…etc
◼️人は立場や環境によって、性格や行動が変わる
立場や環境が人に期待をし、それに応えようと人は努力をする。
「今までリーダータイプじゃなかったが、周りの人にリーダーとして扱われると、急にそれぽくなり実力を発揮する」こともよくある。
◼️「環境」は「周りの人」
自分を変えるなら、まずは「周りの人」を変えるべき。
スタンフォード大学の学生にアンケートを取ると、全員が「将来は起業する」と回答するという。
それは、「起業するのが当たり前」という風土が出来上がっていて、「就職」を志すことが少数派で恥ずかしいという環境があるから。
◼️自分を客観視する
自分を脚本家だと思い込み、小説を書くみたいに自分を客観視して、「物語だったらこの後どんな展開になると盛り上がるか」を考えるのが有効的。すると、挑戦の数も増えていく。
「物語は転がっていれば面白い。」という考えのもと、途中プロセスをどんどん楽しむ。チャレンジや失敗も楽しみながら乗り越えていける。
◼️物語を転がすコツ
・不安なことを全て紙に書き出す
・アイデアを温めない
特に、アイデアを自分の中で温め続けると、それを「やりたくなくなる」ことが多い。
少ないアイデアを大事にし続けると、行動を起こせなくなるのでアイデアは温めないことが重要。
◆アクションプラン
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