今を生きる
昨日夕日を眺めながら自転車押して散歩していたときに思い出したことがある。
それは、小学校の社会で、檜原村というのが東にあるということを聞いた私と友人が、「自転車でずーっとまっすぐ行ける所まで東に行ってみよ!そしたら、檜原村に着くかも!」と言って、即実行したこと。
あの頃、東に進み続ければ、本気で檜原村に辿り着けると思っていた。
2時間くらい東に向って進むものの、どうにも村らしきものが見当たらないことがわかり、辺が暗くなってきてしまった。
「やっぱり、無理そうだね」
そう言って、5時のチャイムを聞きながら家路に向かった。残念だった反面、あのワクワク感と興奮を味わえたことが忘れられず、今でも夕方自転車に乗っていると、このときのことを思い出す。
あの行動力の速さといったらなかったな〜。
それを思い出す度、大人になった今、やりたい!!と思って即行動出来ることが、だいぶ狭まれてしまっていることに気づいた。
先のことは考えず、やってみたい!見てみたい!知りたい!という好奇心を大切に生きることができているだろうか。
最近、地震が多く、元旦から天災のニュースではじまり、身近な友人がガンで手術をするなど、死を考えさせられることが、より多くなってきた。
いつ何がどうなっても「悔いなく生きた」と言えるように、2月から新たなチャレンジを開始した。
やりたいこと、自分を活かせることに命を使いたいと思い、日々全力で自分が出来ることをやっている。
あのとき辿り着けなかった檜原村という夢に、辿り着ける日が来るかもしれない。というより、今ここが、すでに檜原村なのかもしれない。