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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第20話

2023年7月 10日(月) 

今日もお疲れさまです。
前号ではM.Cシリーズより久住昌之さんのラベルについて書きました。
きょうは、前々号で少し紹介した地元の学生たちと作ったビールについて
書いてみようと思います。

地元の学生と一緒に作ったビール

「バカ山へのいざない」

ローストした大麦を使っていて、香ばしい味と香りです。
ぜひ飲みながら読んでください🍻

主役の学生は、三鷹市内にあるICU(国際基督教大学のこと)の
地産地消をテーマに活動するサークルのメンバーです。
ICUのキャンパスはブルワリーから自転車で20分くらいの場所にあって、
「バカ山」とは学生たちが集うこんもりとした芝生の山のこと。
とうの昔に卒業した大先輩も「バカ山」と聞けば、ピンとくるのだそう。

三鷹は、畑の直売所も多く農家さんが元気。
ラッキーなことに地産地消が叶うまちなんです。
このまちで学ぶ学生たちが「地産地消」テーマにサークル活動をしていると知った時、おっ! いいね! ごく自然に共感しました。

学生との間をつないでくれたのは、ブルワリーのお客さんで大学の先生。
よし! 一緒にビール造りをしよう!となったのは2年ほど前かなあ……

「地域貢献」の一環として地元企業と連携する事例は、全国各地、
さまざまなシーンで見聞きしますが、今回は、地元の大学生との共同作業。
通常のコラボ展開より一歩も二歩も深く踏み込んで関わってもらいました。何度もミーティングを重ねて、商品企画から商品開発、
さらに販売〜告知〜広告と、あらゆる面で携わっていただいたんです。
もちろん醸造の工程を学んだり、大麦栽培、ホップの収穫も体験!

サークル活動の延長とはいえ、遊びではすまされないビジネス体験です。

学生のみなさんに僕が託したのは
・商品の流通を通じて、自分たちの想いがカタチになる体験をしてほしい
・先輩から引き継いだ企画を継続してやり切る大切さをー!
・自分たちの想いを大学、 OGやOB、在校生、関係者のみなさんにちゃんと 
 伝えられる活動を……
そんな想いでしたが、
関わったみなさんに、社会との関わりが伝わったと感じているところです。

このようなフライヤーができました。
完売間近!→こちらから購入できます。

学生たちによる地産地消をテーマにした商品化の例はあったでしょうが、
クラフトビール醸造となると類まれなこと。
学生のみなさんにとってはすべてがはじめての体験で、
ビール醸造にまつわる専門用語なんかも多くて大変だったと思います。
それでもこうして1つのカタチになったことは胸を張っていい成功体験!
これからの暮らしや仕事、人間関係にカスタマイズして活かしてほしいなあと願ってやみません。

学生の方のみならず、僕と一緒に仕事をするみなさんにとって
「おせっかい親父」の立ち位置で、いろいろ伝えていきます!


おせっかい親父です

さてさて、イベントが続きます! 

30度超えの夏日が続く東京です。
ビール屋なら皆さん感じることでしょうけれど、
気温上昇とブルワリー来店者数は正比例しますよね。
来週から続くイベント出店の準備にも追われうれしい悲鳴です。

まずは7月20日(木)から23日(日)まで4日間開催される
中央線ビールフェスティバル」に参加します。
昨年はなんと4万人も入場したというビックイベントです。
この間は大変恐縮ですが、ブルワリーは臨時休業させていただきます。

ビールフェスティバルで会いましょう🍻


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