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【地方就活記 vol.1】 地方就活生応援Note始めます。

初めまして、東北大学のしゅうと申します。

自分で言うのも僭越ですが、少し変わった就活をしてました。
その中で色んな気づきや学びがあったので、自分の中に留めずに記事に起こしたいと思い、筆をとらせて頂いてます。少しでも参考になれば幸いです。

地方就活で痛切に感じた事として、情報格差があります。

その情報格差を少しでも解消する為に、自分に何が出来るか?
を考え、自分なりに就活支援もさせて頂きました。

しかし、就職支援をする中でも色んな違和感がありました。
出来るだけ、バイアスが入らないように、学生に向き合っていたつもりで、
無意識で色んなバイアスが入っているのでは?と思う事が多々ありました。
 → なんだかんだ、自分の知ってる会社や仲の良い人事を紹介しがち。
 → 就活イベントでは、参加企業を必要以上に持ち上げる必要がある。
 → 就活イベントの質を担保せずに、学生を呼んでないか?
  など、無いようにしてたつもりではありますが、
  全く無かったかと言えば、怪しいように思います。

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そこで、就活を終えた人、既に社会人になった東北大のOB・OGが中心に、
学生時代にやっておきたかった事、考えておきたかった事、
今の学生、就活生に伝えたい事、バイアス抜きで話せる場所を作りたいと、
考えて、筆を取らせて頂いてます。

前置きが長くなりましたが、

1. 学生時代にしてた事
2. どんな就活をしてたか
3. 就活を終えて思う事

上記の3点に関して、お話出来ればと思います。
何か、少しでも、皆様の参考になる事がありましたら、幸いです。
(幅広く会社を見てましたが、インターンは下記のよう所に伺いました)

周毅博2

【 学生時代 】

学生時代は、ずっと留学生と遊んでました。
あまり大した事はしてませんが、半年間だけミュンヘンに留学にも行かせて頂きました。(が、英語はあまり上達せずに遊んで帰ってきました。)

ので、起業してましたとか、サークルで部長やってましたみたいな、
インパクトの強いアピール話があったかは、甚だ怪しいと思います。
( 就活で、留学自体はガクチカとして使い物にならない事を知ります笑 )

留学に関して細くさせて頂くと、
留学自体は、自分の視野も広がるし、
異なる文化圏の中で自分の自我を相対化出来るし、非常に良い体験でした。

(どんな事でも同じだと思いますが)留学に行った事自体を押すのではなく、
その中で自分が何を経験して、
経験する前と後で何を経験し、どう変わって、
それが、その後の自分にどう活きてるのかまで言語化できると最高です。

東北大生で、
留学後の就活やキャリアなどに不安を持ってる方は、
下記のGCSを有効利用してみてください。真摯に相談に乗ってくれます。

https://note.com/gcs_tohoku

【 どんな就活をしていたか 】

一番最初の方に思っていた事は、「なんとなくグローバルに働きたい」「大きい仕事がしたい」「自分の仕事で世の中が良い方向にいってる事を実感したい」というような事をなんとなく考えておりました。

「自分はどんな会社に行きたいんだろう?」という事を考え、
1:社風が自分に合う(or違和感を感じない)会社
2:事業プラットフォームが大きい
3:一定の自由度、裁量権がある。

上記の3つが、満たされる会社に行きたいと思いました。
が、同時に、ここで一つの問いにぶつかります。

「2の事業の大きさと3の自由度、裁量権ってトレードオフでは?」
という、何とも悩ましい問いです。

つまり、世間的にベンチャーとかスタートアップと言われる会社は、
自由度や裁量権が担保されてそうな一方で、
事業の大きさ(グローバルなビジネス、ブランド力、資金力、人材多様性)
の面でハンディキャップがあるように思えました。

その一方で、大企業に入ると、
事業が大き過ぎるが故に、自由度裁量権が少なそうだと感じてました。

「正直言って、詰んでるじゃん笑」とまあ思っていた訳ですが、
こればっかりは考えてても仕方がなかったので、
夏のインターンに参加してみる事にしました。
所謂、ベンチャー企業から、大手企業まで結構幅広く行きました。

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すごいザックリ総括しますと、
ベンチャーのインターンは確かに魅力的で楽しかったです。
面白い同期、優秀な人事や社員さんに囲まれて、ゴリゴリにインターンを楽しんでました。半袖短パンサンダルで、集合時間には来ないし、最終発表前日に飲み始めるし、人事はタイのお土産を買ってきてくれました。
こんな面白い会社も、この世にはあるのかと驚かされたのを覚えてます。

一方で、大手企業はどうでしょうか?あるX社のインターンに行きました。

その会社のインターンでは、正直、
参加学生も、社員さんも火力不足なように僕の目には映りました。
ベンチャーで燃えるように仕事をする感じの方が自分は好きなのでは?
と自問自答しながら、そのX社のインターンの具体的に、
どのプログラムの何処がどう修正されるべきなのか?
という自分なりのアナリストレポートを作成してました。

インターンの全日程が終わった後に、思い切って人事にインターンの改善されるべき点をぶつけてみると、(困惑した表情をしながら)面白がって聞いてくれました。

その後、その人事の方と進路面談をさせて頂いたのですが、
「大手企業では、グローバルにビジネスを出来るプラットフォームを持ってるのに、自分が自由度や裁量権を持って仕事ができないのが悩みだ」
と素直に相談してみました。

すると、驚きの回答がかえってきました。
「私たちも、今の役員の中途入社割合が高い事に危機感を持っている」
「新卒で、マジに30代で役員を目指せる人が欲しい」

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僕なりに、人事の言葉を意訳すると、
中途が殺せる新卒が欲しい」と言ってるように聞こえました。
驚きだったのは、上記のような危機感を複数の大企業が持ってた事です。

正直、この会社潰れかけでしょ(笑)?
って言われるような大企業が日本には多くありますが、
彼らが本気で変わろうとしている決意に似た何かを感じました。

ある会社では、新卒を育てられる為の有志プロジェクトが組まれたり、
ある会社では、新卒が役員にプレゼンし数千万の出資を得て、
       そのサービスを実装しようとする先輩がいたり、
ある会社では、日本最高レベルの事業家と新卒から働かせて貰えたり、、、

何が言いたいかというと、
「事業の大きさ」と「自由度裁量権」のトレードオフの突破方法を、
見つけることに成功したのでは?と思えるようになったのです。

必ずしもインターンに行ってない企業もありましたが、
そんな話を選考の過程で聞いてるだけで、心が踊るようでした。

今、冷静に考えると、
完全に頭のオカシイ就活をしていたわけですが、
そのワガママを聞いてくださった全ての社会人の方に感謝しかないです。
(そして、その恩を後輩の就活生に還元したいと本気で思います。)

そんな環境でなら(精神論にも程がありますが笑)、
この国は、失われた20年を乗り越えて、もう一度復興できる。
そしても、自分のそれを支える一人として貢献できるのでは?と思い、
とある会社に内定承諾をさせて頂き、僕の就職活動は終わりました。

【 就活を終えて、思う事 】

就活を終えて、就活とは何かと言われれば、
自分という人間の輪郭を、内側と外側から模索する作業」だと思います。
   内側:自己分析、自己内省
   外側:面談や選考、インターンでの他者からのフィードバック等

その上で、個人的に伝えたい事を幾つか・・・
1:直ぐに役立つ事は、直ぐに役立たなくなる
2:自問自答を繰り返す事
3:弱さの可能性

1:直ぐに役立つ事は、直ぐに役立たなくなる
世間的に就活対策と言われるものには、色んなものがあると思います。
業界研究、GD対策、ES対策、などなど挙げ始めればキリがありません。

その中で思うのは、小手先の業界研究やGD対策、ES対策をしても、
それが役に立たなくなるのは、非常に早いという事です。

ある種、他の人との”差異”を如何に表現するか?というのが就活なので、
小手先で作った”差異”は直ぐに他の人にも真似できます。

では、その”差異”は如何にして作り、表現すればいいのか?
という話になるかと思います。

如何に”差異”を作ればいいのか?という問いに対して、
まだ、明確な答えを持ってるわけではありませんが、
今まで生きてきた20年の人生の中で確実に形成されている筈です。

今まで、自分がどういう人生を送ってきて、
その中で、どんな時に幸せを感じて、どんな時に辛い思いをして、
それを再現度高く仕事で行うにはどうすればいいのか?
みたいな事を深く深く考えると、
(恐らくですが)結構楽しい就活ができると思います。

また、自分で考えてても先に進まない事もあるので、
先輩や同期、インターンで出会った友達を大事にしましょう。
彼らは、きっと一生の友達になる筈です・・・。

2:自問自答を繰り返す事

例えば、「どんな会社に行きたいか?」とい問いに対して、
「社風」「事業プラットフォームの大きさ」「自由度裁量権」
という3つのキーワードが満たされる会社に行きたいと思いました。

では、次は「なんで、この3つが自分に大事なのか?」
という問いが立てられると思います。これをひたすら繰り返す。

自分の欲求の満たされ方とか、その時の環境とか、
自分の強みとか弱みとか、に気づく良いキッカケになると思います。

これを深く深くやっていると凄く自身が付きます。
何故なら、ESにせよ、面接にせよ、聞かれる質問は、
自分の中で既に考えに考え抜いた質問ばかりになってるからです。
「その問いは、4ヶ月前に通りました笑」
「その問いは、良い問いですね。考えてみます」のどちらかになります笑。

自己内省を深く深くする事で、自分に自身がつくと、
面談にしろ、インターンにせよ、人事や企業と対等になれると思います。

究極的には、
「私を雇いたいなら、この問いにまず答えよ(笑)」
という状態になれるのが、理想状態ではないでしょうか?笑

3:弱さの可能性

(これは就活中に出会った人から頂いた話ですが、)
私たちは、今までの教育課程で「強くあれ!」と刷り込まれてきました。

受験、部活、就活、会社に入ってからの出世など?、
色んな側面において、「強くある事」が求められる世の中だと思います。

そんな中において、「自分の弱さを認知する事」は、
自分の強みを伸ばす事と同等かそれ以上に大事なんじゃないか?
と思う、今日この頃です。

自分の弱さを知るからこそ、謙虚になれる。
他者に優しくなれる、助け合える場面は往々にして多いように思います。

就活をしてると、周りの人が優秀すぎて、
死にたくなる事が多々あります。(少なくとも僕はありました笑)

そんな時は、「自分の弱さを知る事」は、
ネガティブにならないで欲しいと思ってます。
逃げたい時は、逃げ出したって良いんだと思ってます。

【 最後に・・・ 】

ここまでダラダラと偽善者ぶって書いてきましたが、
結構、ずっと思っていた事を良い機会なので記事にしてみました。

少しでも、何かの参考にして頂ければ幸いです。

具体的に、どう考えて、どう行動すべきかに正解はありませんが、
次回は、もう少しそこら辺を掘り下げながら、
あまりイキらずに、ゆるく更新して行きたいと思います。

もし宜しければフォロー頂けると幸いです。
https://twitter.com/carrier_shu20


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