見出し画像

2024/01/04

また夜中にギリギリで書いているが、なんとか三日坊主まではたどり着いた。

夜の散歩が好きで、仕事終わりによく家の周りを散歩しているのだけど、先月ぐらいから散歩の時に写真を撮ることが増えた。というか意識的に増やしている。
昔からスマホで写真を撮るという行為は好きで、ときおり風景を撮ることがあった。ただ、自分が見て感じた風景をそのまま写真に収めることができなくて、納得できないから削除したりもしていた。
自分が見た景色を、自分の目と同じ場所にスマホを置いても、全く違う風景として現れてしまう。なぜ?

何かその疑問を解消してくれるような瞬間が去年あった。露光を調整して、ズームして余計な光などが入ってこないように撮影すると、自分が見た景色(に近いもの)が映し出されていた。
夜、雨で濡れた道路、そこに反射する車のライト、暗闇の中煌々と輝くセブンイレブンの看板。なにより、夜の暗さが際立っていた。

人間は何かを見るとき、たぶん視界に入ったすべてのものをひとしく見ているわけではない。自分の興味が惹かれるものに焦点を合わせ、その周りの風景はほとんど捨象される。視界の偏り。
でも写真では捨象することができない。視界の偏りを表現できない。スマホのカメラにとって、そこに映るすべてのものは等価値で、すべてが鮮明に映る。でもそれは「自分が見た風景」ではない。だから、いらない部分を意図的に「撮らない」ことで、「自分が見た風景」を写真というフォーマットの中で最大限表現しようとする。



夜の街が好きだ。全てを明るみに出そうとする昼の太陽の強すぎるエネルギーから守ってくれるような感じがする。

明日も仕事だ。仕事の後はいつもエネルギーを使い果たしてしまうけど、明日も書けたらいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?