記憶と記録

発達障害を持っているお子さんを育てていらっしゃる親御さんのつぶやきを目にする事がよくあって、辛い、もう無理、他の子と比べてしまう、理解してもらえない、将来が不安、と私が20年前に思ってた事がそのまんま。20年たってもまだ障害を持って生まれてくるとこんなに生きづらい世の中なんか、、と少し落ち込む。その時代によってしんどい事もいろいろ変わってくるのだろうけど。息子は年少の時は意思疎通が出来ず普通幼稚園に入れなかった。半年泣いて暮らした。車で40分ぐらいのとこに療育の教室があるのを知って週3で通った。娘はまだよちよちだったのでおんぶしながら参加した。年中はそのままそこの幼稚園に入園。手厚い支援のおかげで息子はいろんな事が出来るようになった。安心した。ああよかったと思った。年長さんは支援員さんがついてくれて近所の普通幼稚園に。お遊戯会。周りの子が恥ずかしそうに楽しそうにお歌を歌ってる端っこで、寝転んだりくるくる回ったりしてるだけの息子。何一つ普通の子たちと同じに出来なかった。私は泣き崩れた。もうだめだと思った。息子の居場所がどこにもないと思った。どうやって生きていっていいかわからなかった。今あの時の気持ちを味わっている親御さんがこんなにたくさんいるのかと思うと本当に胸が痛い。本当に本当に苦しいあの気持ち。今の私はやっと、ああいう時もあったなぁと思えるようになった。楽しい事もいっぱい思い出せるようになった。だけど、今現在進行形であの思いをしている親御さんは、毎日不安を抱えて生きているのだろう、子供の早期発見、早期療育はもちろんなのだけど、そもそも親御さんのケアがあるといいなと、思う。他人事のような書き方だけど、上手に言い表せない

でも大事な事だと思うのでここに記録しておく

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