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アフリカンアート、ティンガティンガに触れて。

みなさん、こんにちは。
まろです。

今回は、アフリカンアート、
ティンガティンガのお話。

初めて聞いた方や、
名前は聞いたことある、
絵はみたことあるけど、
名前や詳細は知らなかった!

という方も多いはず。

そういう私も、
昨日まではこの絵をどこかで見たことが
あるような、、というくらいの知識。

導かれたような偶然が重なって
ティンガティンガと出会いました。

この記事を読んだら、
そんなあなたも、
ティンガティンガのことを
好きになるでしょう。

では、スタート!

1.アフリカンアート、ティンガティンガとの出会い

ティンガティンガとの出会いは、
偶然が重なったことでした。

3日ほど前に、
就活時代にお世話になった、
とても尊敬している方から
久しぶりに連絡がありました。

その方に、世界を旅したく、
アフリカにも興味がある、
というお話をしたところ、

「そういえば、知り合いが
アフリカンアートを取り扱っており、

その販売の活動を通して
アフリカや支援をしていたなぁ。

確かタンザニアだったような。」

そしてどのような絵だったか、
写真を送ってくださりました。

明るくはっきりとした独特な色と線。
アフリカのサファリの
動植物が描かれ、元気が出る。

これがアフリカンアートとは知らなかったが、
どこかで見たことはあるような。

とても素敵なアートだな、と思いました。

数回の会話の往復で、
この話題は終わりました。

そして3日後、
京都の街をふらふらと散歩をしていると、
あのとき見たアフリカンアートが
目に飛び込んで来ました。


「あ!!これはこの前教えてもらった
アフリカンアートだ!」

独特なタッチと
元気なエネルギーを持つこの絵は、
一目見ただけで、
3日前に見たアフリカンアートだと分かりました。

何やらアフリカ雑貨のお店に
期間限定でこのアートのイベントをやっているみたい。

中に入って絵を眺める。
喜びと幸せのエネルギーが伝染して、
見ているとポジティブな元気がわいてくる。

お店の方が、
「高島屋のライブイベントを見て
来てくださったんですか??」

と声をかけてくれる。

なんのことかとぽかんとする。
たまたま数日前にこのアートの存在を知って
街を歩いていたら目に飛び込んできて、
偶然このお店を見つけたと話すと、

「あら、それはベストタイミング!
ちょうどこの絵のアーティストさんが
来日して、歩いて10分ほどの高島屋で
絵を描くライブパフォーマンスを
しているよ!

一週間の企画で、今日が最終日。
17時までだから、あと30分くらい!
せっかくだし見てきたら~!」

と教えてくれる。
なんというタイミング。
では、行ってきます!と
急いで高島屋へ向かう。


いただいたイベントのチラシ片手に、ダッシュで会場へ。

ギリギリ会場に着いたのが
16:40。
アーティストの方が、絵を書いており、
女性の方とお話をしている。

タンザニアから来日して
絵を描かれているのは
"ヤフィドゥ" さん。
ティンガティンガアートの
ベテランの方だという。


今回のイベントで、京都もテーマに入れた描かれたヤフィドゥさんとその作品。

お話されていた彼女は
昔JICAでタンザニアに2年ほど住んでおり、
そのときにティンガティンガ村にも
訪ねたという。

とても優しく素敵な方で、
スワヒリ語でヤフィドゥさんと
お話をしており、
一緒に混ぜてお話をしてくださった。

中学生の女の子と
お母さまもいらして、みんなでお話する。

絵を描くのが好きな娘さんが、
「こんな絵を描けるのは、
きっとすごく心が優しいんだろうな。」
と言っていたのが心に響く。

そう思える彼女もきっと、
すごく心が優しいのだろう。

この絵と彼らとの出会いもまた、
わたしを幸せな気持ちで満たしてくれた。

ここで、お話をしながら、
ティンガティンガアートのことを
いろいろと教えてもらった。

2.ティンガティンガとは


(まだまだ知らないことも多いですが、
実際にヤフィドゥさんに聞いたり、
お店の方に聞いたり、
イベント会場の説明書きを見たり、
ネットで調べたことを繋ぎ合わせて、
私なりに今時点で理解したことを紹介します。)

ティンガティンガとは、
1960年代に、タンザニアのダルエスサラームで誕生した
東アフリカ・タンザニアを代表する
現代アフリカンアート。

アートの総称は、
創始者であるティンガティンガさんに由来する。

当時、タンザニアの
ダルエスサラームにくる観光客が
アフリカ土産に買っていくのは
コンゴの絵画だったという。

ここ、タンザニアにくる観光客のお土産が、
なぜタンザニアのアーティストの
描いたものではないのか。

そのアーティストは、
自分ではいけないのか。

ティンガティンガさんはそう思い、
タンザニアの故郷の豊かな自然と風景を
思い付くままに描き始めたのが
はじまりだという。

モチーフには、象、キリン、シマウマ、
キリマンジャロ山、魚、バオバブなど。

建材用の合板に、
エナメルペンキを用いて。

豪華なものでなくても、
一人でも、その想いを胸に
身近なところから始めたアート。

そんな始まりの物語にも
心惹かれました。

そして自分の家をこのカラフルな絵で飾り、
評判になっていく。
ある日この作風が外国人コレクターの目にとまり、
才能を見出されて本格的に絵を描きはじめ、
北欧を中心に認められていったという。

ティンガティンガアートの特徴は、
6色のペンキを用いて、
下描きをせず、
各々のアーティストが
自由にのびのびと描く。

アフリカの太陽の元で乾かし、
身近で豊かな自然の風景。

動物の家族や仲間への
愛情を感じる彼らのアートは、
ハッピーでポジティブなエネルギーに
満ちあふれている。

押しつけがましくなく、自然と、
何か大切なものを思い出させてくれるように
愛と幸せが伝染してくる。

そんな風に感じる絵。

今は創始者の方は亡くなられているが、
そのお弟子さんやアーティストの方が
ダルエスサラームの郊外で
共同工房を営んでおり、
ティンガティンガ村と呼ばれている。


3.いつか、ティンガティンガを訪ねて

アフリカでは筆が高く、
大阪の品揃えがよく安いお店で
仲間のために30本ほど筆を買ったよ、と
明るく話してくれるヤフィドゥさん。

彼にわたしの想いも話す。

暮らしや文化が好きで、
それを反映した日常の手仕事が好き。

ものそのものだけじゃなく、
そのものが生まれた背景や、
どのように日常に溶け込んでいるか。

どんな想いや愛着を持って
日々作られているか。
その土地の人に使われているか。

そんな背景の物語が好き。
それを現地で見て、聞いて、体験したい。
それを発信したい。

そんな旅がしたいんだ、と話す。

いつか、アフリカにも行って、
タンザニアに行き、
ティンガティンガ村を訪ねたい。

今日の数十分では聞けなかったような
この絵の生まれた想いや背景の物語、
あなたたちの故郷や村やタンザニアのことを
ぜひ教えてほしいと。

ヤフィドゥさんは、
タンザニアでアーティストでは食べていくのは
まだまだ大変。

こうして日本や海外の人に
知ってもらえることがうれしいと
よろこんでくれた。

タンザニアに来るときは教えてね、
ぜひ、ティンガティンガのこと、
村のこと、アーティストのこと、
たくさん案内するよ、と
連絡先を交換してくれる。

また、わたしのバケットリストが1つ増えた。
幸せで楽しみな予定である。

偶然が重なって出会った
アフリカンアート、
"ティンガティンガ"。

この記事を読んで、
ティンガティンガに興味を持ってもらたり、
ちょこっとだけティンガティンガのことが
好きになってもらえたらうれしいです。

わたしも、いつかタンザニアを訪ねて、
もっともっと色んな物語を聞いて
実際に見て、体験して、
みなさんに伝えられる日が来ることを
楽しみにしています。

4.最後に

この記事を書くのに、
色々参考にさせてもらったものを
ご紹介します。

まずは、今回のティンガティンガ原画展の
イベントの企画運営をされていた
「株式会社バカラ」さん。

アフリカの経済振興のために、
ティンガティンガだけでなく、
インスタントコーヒーや布など、
原材料ではなく製品を輸出するための
プロジェクトや取引をされていたり。


ティンガティンガを知るきっかけになった
「ブレインズ・ネットワーク」さんの
アフリカ支援。


ティンガティンガを通して
アフリカ支援をされている
「一般社団法人アフリカンアート支援機構」さん。


アフリカへ単身で渡り、
村人と共に生活をする中で描き続け、
様々なプロジェクトや活動をされている
ペンキ画家のSHOGENさん。

「今日、誰のために生きる?」
という絵本も描かれていて、
ぜひ読んでみたい一冊です。
(アフェリエイトなど宣伝では一切ないです。笑
純粋に素敵だなと思い、みなさんにシェアできるよう
概要欄が詳しかったAmazonのリンクを貼ってます。)

SHOGENさんのインスタグラムも。



最後まで読んでくださり、
ありがとうございます♡

では、また!

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