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奇跡は自分で起こすものーー私の夫の場合

私の夫は去年8月23日に高さ1.5mのブロック塀から落ちました。あの頃、毎日うだるような暑さが続いていました。炎天下の中、ろくに休憩もせずに仕事していました。

彼は植木の職人さんで「日給月給」という働いた分だけお給料をもらえるという雇用形態でした。彼は、元々借金があったので、お休みしたらお給料が減ってしまう……。その為「休む」という選択肢を選ぶことはありませんでした。

しかし、暑さで朦朧として足を踏み外しました。

腰椎2番と右の耳の奥(あぶみ骨)の骨を折り、頭蓋骨にもひびが入りました。頭蓋骨の中には水が溜まり、命の危険もありました。入院当初は救急医療病棟、ナースステーションのすぐ脇のベッドでした。

医療用コルセットで腰を動かさないように固定しながらの療養生活です。脳神経外科・整形外科・耳鼻科の3つの科にお世話になりました。当初車椅子でしたが、3週間後の退院時は杖をつけば歩ける状態までに快復しました。

そして、脳内の水は引き、腰の骨は綺麗にくっつきました。しかし、気が付けば右耳の聴覚は失い、耳鳴りとふらつきは残りました

私はあきらめていました。ここまで良くなったのだから、これ以上は良くならないだろう。彼に聞くと、同じような高さから落下した職人さんは、車椅子生活を余儀なくされてされている人もいるとか。これだけ良くなっただから、もう満足しよう。そう思っていました。

でも、梅雨の時期になると、気圧の影響を受けてもろに調子を崩します。愛犬との散歩もふら~ふら~と歩いているのです。

私は自分の著書「心の病は自分で治せる」に書いているように

統合失調症で半年措置入院し、約30年飲んでいた向精神薬を自ら卒業し、その後依存症から立ち直った

難病で治療法が無いといわれる「原発性胆汁性胆管炎」を1年で治した

このようなある意味「奇跡」のようなレアな体験をしているのであれば、彼だって聞えるようになるかもしれないし、ふらつきも無くなるかもしれない。

私は一生薬を飲んでください、と言われたし、一生治りません、とも言われました。でも治せてしまった。「医者の言うことを信じない」という選択をした結果でした。

私の夫ももし「もう聞こえないでしょうね」という医者の発言を鵜呑みにしないのだとしたら、治るかもしれない。そう思っていました。

しかし、今まで約10ケ月半の間、私は彼を「可哀相な人」で居てほしかったみたいです。

夫、と書きましたが、先日6月23日に入籍したばかり。それまでは事実婚、同棲状態でした。やっと彼を共に生きていく!と決意して婚姻届けを出したのです。

それで自分の心の奥底にある気持ちが変わりました。彼はきっと良くなると心から思えるようになったのです。

私がライティング・コンサルタントをしているクライアントさんより「TH東洋総合医療センター」を紹介していただきました。そこでは不眠を始め、さまざまな西洋医学では治らない不調を改善しています。またふらつきなどの改善も得意としていると聞きました。

予約をして行きました。問診や体の状態をチェックしてから、施術を受けました。そうしたら、彼の体に大きな変化が起こったのです。

今までぼわ~んとしていた印象の彼がしゅっとしている。顔つきも締まっている。何より歩く速度が速くなった!

「彼はこれから奇跡を起こす第1歩を歩き始めた!」と思った瞬間でした。

いや、すでに事故直後からの様子では信じられないほどの快復をみせています。でも、そこで満足しないです。だって、どんな状況でも健康な状態になれると思うから。

奇跡は自分で起こすもの

まだ彼の奇跡は始まったばかり……。


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