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実験台にされる!?

私が仲間達とずっと取り組んでいるリモート組織トオラス。
しばらく停滞というか気絶?冬眠?
してたんだけど、
この夏、リスタートさせました。

先日、リスタートメンバーで対話会をやったんだけど、
とってもおもしろいことが見えてきました。

トオラスは共創・創発の実験場である

リスタートするときに、トオラスをこう再定義します、と
アナウンスしたんですよね。

そもそも、
トオラスの前身である「与贈工房」に加わる前から、
私は自分自身に「社会変革実験台」という肩書きをつけて、
とくにお金に関する実験をしていました。

具体的には、経済至上主義社会を変革すべく、
「お金を感謝と応援にだけ使い、消費に使わないと決めたらどうなるか」という実験とか。
毎日、お金を何にいくら使って、
それは感謝か応援か、はたまた消費なのか、ということを
ホームページで公開していた。

・・・今思うと、とんでもなく馬鹿げていて変態極まりない実験なんだけど笑

そういうことをしているうちに、声をかけられて、
「与贈工房」の立ち上げメンバーのひとりとして加わった。

今思えば、声をかけられたのは、「見兼ねて」だったと思う。
そんなこと(くだらん社会実験)してたら生きていけないよ、っていう
救いの手のつもりだったのかも。
他にも、「いまいちうだつがあがっていないけど可能性のありそうな何名か」が立ち上げメンバーに声をかけられたように思う。

私の方は、最初は、まぁせっかく声かけられたし、
やれることあるならやるか・・・くらいでジョインしたんだけど、
だんだん、
「この人の発信力を使えば、
私がやりたい社会変革の動きを加速させられるかも。
この人の発信力を使ってやろう」って思った。
以前もnoteに書いたかな?
のちにビジネスパートナーになり、
結果的に絶縁するに至るTさんのことです。

今思えば、ほんとうにお互いに失礼なところからスタートしていて、
尊敬とかがお互いにまったくなかった。
・・・そんな関係性、うまくいくはずないのよね〜。


まぁそれはさておき、
そののち、いろいろあって、
今回のトオラス・リスタートにあたって、
私の考えていた実験は、以下のようなもの。

「関わる人すべて、
ひとりひとりの命を大切にする方法で、
本当に、今の社会でお金が稼げるのか?
しかも、それをチームでやりたい。
オンラインのみで、しかも、
ヒエラルキー的な組織形態でしばらなくても、
みんなが活き活きするようなチームって作れるのか?
そのチームは持続可能なのか?
そもそも持続可能である必要があるのか?」

これが実験テーマなんです。

ところが、「実験」って言葉が悪かった!
よく考えたら、これは「実験」じゃなくて「挑戦」なんですよね。

多くの人が「実験」って聞いて浮かべるイメージは、
白衣を着た先生がみんなを実験台として使って、
その様子を観察していろいろ試し、
結果をまとめようとすること。

「実験」と聞くだけで、
「自分が実験台にされ観察されている!」
というイメージを持つ人が少なくないということがわかりました。

さらに悪いことに、
以前トオラスで提供していた講座は、
そう感じられてしまう講座だったということもわかりました。

講師が、巧みな言葉で集めた参加者を実験台にし、
参加者が欲しかったものは提供せず、
しかしそれを「自己組織化」と称して正当化するような。

もちろん、講師側はそんな気持ちはなかったんだろうけど、
そう受け取られてもおかしくないような、
そういう作りの講座を提供してきたということなんですね。

責任逃れをするつもりはないけど、
私の中では、講座は商品であって、
その内容は完全に講師におまかせしていた。
(責任逃れはしません。
その節ご迷惑おかけした皆様、ほんと申し訳ありません)

私自身は、
その商品を提供する運営側のチームの仕組みや、
収益の分配の仕方のほう、
つまり自分達自身を、
実験対象だと思っていたわけです。
実験内容は、当時からずっと上で書いた実験内容で変わっていません。

ここのズレを認識せずに、
「実験」っていう言葉を使ってきたので、
いろいろな齟齬も生まれていたんだなぁということが
ようやくわかりました。


一時は、「対話ができない」ことに絶望して、
動きをとめたトオラスだけど、
結局こうして対話で救われるんだなぁ、って思って、
とても不思議な感じです。

今回学んだことを受けて、
あらためて、トオラスを
「チームの可能性に挑戦していくチーム」
と定義したい。

今は、私自身がチームに加わり、
トオラスの商品開発に取り組んでいます。
ずっと事務仕事ばかりの私にとって、
正直、畑違いなことすぎて脳フル回転でヘロヘロだけど、
でも、
私が考える、これからのトオラスの商品は、
買う人に喜ばれる商品にしたい。
消費される商品ではなく、
感謝される商品を作りたい。

誰も不幸にならない、
みんなが幸せになる、
そういう「まっとうなビジネス」を、
自分達のチームでやっていく。

そのことに、挑戦したいなと思っています。


トオラス/Zoom革命


お金のために何かをしないと決めています。やりたいと思ったことだけやっています。・・とはいえなかなか世知辛い世の中。気が向いたら、サポートをお願いします!