責任の取り方と大人げなさ、     そしてココロのキズ

子どもたちが用事のため休んだ日曜の午後練習。

私は子どもが欠席していたため練習に行くことはなかった。

そして月曜日、火曜日と日付が変わったその夜。

指導者と保護者をつなぐ存在でもある家族ぐるみの付き合いのある友人Sから連絡があった。

「日曜日の夜に、指導者たちと緊急ミーティングがあって、その報告をしに行きたい」

ということだった。あぁ、、、そういうことか。と何となく感じるものはあった。

妻の帰宅を待ち、家事をある程度終えてから彼はウチへやってきた。

子どもたちの前ではなく、一先ずは大人だけに話したいとのことだったのでウチの庭で話を聞いた。

彼から聞いた話を簡単にまとめると、

①ドンキーは監督を辞める(一先ず今期は休部らしいが)
②それに伴い腹心のコングも辞める

ということだった。

日曜日の夜にあった会議?で、指導者陣が匙を投げたということだ。しかもSに「あとはよろしく」って感じで一切を丸投げである。
運営から練習・大会・用具準備などなど多岐に渡ることをだ。さらには、Sに6年生や5年生保護者にその説明を1軒ずつ回らせるという非常識なお願い。(これはもしかしたらSが自分で引き受けた可能性もある)

まぁ、正直言って①も②もこちらにとっては万々歳である。

しかし・・・しかしなのだ。

というのもこの後にまだ続きがあり、

③コーチを担っていた他の2名も一緒に抜ける

これが信じられなかった。というのもその2名は、ドンキーとコングの指導方針にどちらかというと否定的な立場で、練習でも試合でもポジティブな声掛けを一生懸命にやってくれていた人であり、今回の会議の前日にも私は2人と会話をし、「これからは私もどんどん前に出ていきますのでよろしくお願いします。」「もちろんですよ、一緒に盛り上げていきましょうね!」なんていう会話をしていたくらいだ。

そんな2人が、自分から辞めるなんて言うわけがないと思った。

恐らく、ドンキーとコングが「大人げない」理由で2人を巻き込んで、残された我々に「やれるもんなら、やってみな!」という嫌がらせに近い仕打ちなんだろうなって思った。

何が子どもたちが主役だ。
子どもたちを愛しているだ。
このスポーツを愛しているだ。

今まで散々イライラさせられてきたけど、どこかでまだ私も彼らとどうにかしたら歩み寄れるのかも・・・なんて僅かな僅かな思いがなかったわけではない。

しかしそれも、先日の合宿あたりで切れてしまった部分もある。

それにしても、こんなカタチでの放り投げ・子どもたちを見捨てる行為・責任放棄・・・信じられなかった。

これには私より妻の方が憤っていた。

これはチームの問題だけど、こういったことを指導者がチーム・選手たち・私たち保護者に対して行ったということは、協会にもきちんと把握してもらいたい。
こんなやり方が許されてはいけない。
責任ある立場の指導者がやっていいことではない!
と彼女にしてはとても真剣に怒っていたし、当然の反応である。

とにかくもう残った保護者達、選手たちで団結して前進するしかない。

前日に聞かされた6年生たち、その保護者のみんなはどう思っているんだろう。そればっかりが気になっていた。

一先ずSが暫定的な監督代行となり、私ともう一人の保護者がコーチという体制でやっていこうとなった。

Sとの話が終わるころに、ウチの子どもたちが庭に出てきた。そこでドンキーとコングはもう来ないよって伝えたときに喜び方といったらもう・・・子どもは正直である。

そして夜が明けた翌日朝に、ドンキーからチーム全体へお気持ち表明が投げられた。

そこには、やはり

自分がこういったチーム状況にしてしまった一因がある・・・選手たちの気持ちを上げ、前向きな言葉と承認、受け入れ、いい雰囲気で練習や試合に臨めるような環境構築をする努力が足りませんでした。私たち指導者陣にも非がありました。。。


というような表現はもちろん一切なく!

あるわけない!!


選手たちが関東大会優勝したいっていうから監督引き受けて、厳しい練習やってきたのに、それがいつの間にか選手たちや保護者の思いが変わり、
チーム目標も、自分たち指導者が知らぬ間に書き換えられてしまった。勝手に決められてしまったし、もうお互いにコミュニケーションも取れず、双方が歩み寄れないのなら自分が監督から退くしかないと思った。一先ず今期は休部とさせていただきます。何か私に言いたいことがある方は、この全体向けの場ではなく個人的に直接メッセージをください。

というようなことで終わった。言いっぱなし。投げっぱなしジャーマン。

私が聞いた限りでは、チーム目標も、6年生がみんな一致して決めたことではない。なんなら5年生以下は一切関与していないのだ。

ドンキーが関東大会優勝したいからそのように誘導して決めていたであろうこと。あるいは目標はデカい方がいいから!と丸め込めたのか。。。

チーム目標とドンキーは堂々と言うが、5年生以下・保護者へ向けて正式にリリースされたことではなく、こちらとしては「関東大会優勝っていつ決まったの?へぇそうなんだ。知らなかった。」と言う感じである。

つまり、関東大会優勝って言うこと自体がドンキー主導で「勝手に」チーム目標として決められていたのである。

そして、ドンキーよりよっぽど冷静に自分たちの立ち位置を見ていた6年生が、関東大会優勝のためには先ず市内で3位以内に入り出場権を得ることが優先として修正し、それを合宿で決めるより前にドンキーにも伝えたというのである・・・この時点で両者の主張に食い違いがある。

ドンキーは、選手や保護者によって「勝手に」目標が修正されていたのが気に入らないと、退任理由に書いた人間が、退任することについて
本件は、決定事項です」と「勝手に決めて」リリースするというシュールレアリスム。何の冗談でしょうか。

悪いのは選手たち、保護者だー!俺たちは、ただ強くするためにやってきたんだ!すべては関東大会優勝したいって子どもたちが言うから!だから大声も出すし、高圧的な指導もするし、怒鳴るし、否定・非難もする。褒められることばかりじゃない!認めるのはたまにだ!

っていう言い訳のお気持ち表明。本当に寒気がした。

今期は休部??
これって6年生のシーズンが終わるまでってことよね。どんだけ自分勝手なのか。6年生たちの気持ちは?
保護者への敬意は?さすがにこれは無礼じゃないの?馬鹿にしてるの?

っていうかさ、「監督」って自分で言うならさ、まさかこんな保護者向けの連絡用LINEでのテキストだけで辞めます表明なんかで終わりにしないよね?
当然、後日選手たちの面前できちんと説明するんだよね。それがきちんとした、大人としてのけじめのつけ方だよね。

と思ったら、テキストだけで終わりらしい。

とんでもない責任の取り方だよね。

指導者を自称し、選手たちに上から目線で人格否定するような言葉を散々浴びせ、挨拶だ礼儀だ常識とは何だと説教してきて、選手たちを自分の子どもだと思って愛しています。このスポーツを愛しています。全ては子どもたちのためにです。

なんて言ってきた大人が、常識的な段取り、当たり前な形での説明もせずに、その理由も自分たちには非がないとでも言わんばかりの書き方で逃げたのだ。

そんなことする人間と、どうやってもう一度一緒にやろうなんて思わない。思えないじゃなくて、思わない。冗談じゃない。

ドンキーからのお気持ち表明を読み終わっても、私のココロは怒りとムカムカなど負の感情がごちゃごちゃだった。

とにかく、まともな大人がやることじゃないし、子どもたちの手本になるわけもなく、最後の最後で「馬脚を露す」「メッキが剝がれた」って感じかな。その程度の人間だったって納得。

だっせーーー

ってこれまた私も性格悪いが・・・率直に、ほんとにだっせーって思った。

そしてさらに日は進み、その翌朝。

妻から、「ねぇ、私に直接メッセージが来たんだけど怖い」と言うので一緒に読んでみると。。。

「この度は途中で退任となりご迷惑を・・・」から始まり、その後に胸糞悪い言葉が並んでいた。

「もしまた求められるなら、チームに戻りたいと思っています」

っていうようなことが書いてあった。三度見したけど、やっぱりそう書いてあった。びっくりした。

いやいやいや!!!

昨日の今日、舌の根も乾かぬウチにこれを個別に送れる神経。凡人には理解不能だった。

妻に送るってことは、当然私も読むのわかってるよね??

え??もしまた求められるのなら??

ないない。ないないない!!Nai!
求められていないから退いたんでしょ。
実際、誰からも引き止められなかったでしょ。
アナタの長文退任お気持ち表明に誰も何にもリアクションしなかったでしょ。

そういうことなのよ。

だから戻りたいと思っていますって言われても、誰もそう思っていないから。残念だけど他所でやってください。

自分で新チーム作ってコングと仲良くやったらいいんじゃない。

自分でこんな形でチームをほっぼり投げて、選手たちのココロを切り裂いて、我々保護者をバカにした行動を取る人間と一緒にまたやろうなんて清らかな、寛大なココロは持ち合わせていない。

ホントに胸糞悪い。
二度と選手たちと我々の眼前に姿を見せないで欲しい。
これだけはお願いしたい。

結局、妻はドンキーへの返事をどうしようって言っていたので、しなくていいんじゃないって私は思ったけど、2日間寝かせた末に、彼女なりに言いたいことを書いて(おとなげないとか、子どものココロを深く傷つける)とかを書いて返事したらしい。当然、やつの戻りたいと思っていますについては触れなかったようだ。触れないこと、それがアンサーだとわかるだろう。

しかもドンキーは、他にも複数の保護者にも同じ連絡をしていたようで、それぞれが、感じたことや言いたいこと書いて、戻りたいと思っていますは盛大にスルーしたそうだ!!当然だよね。

戻ってきてくださいって言ってくれると思ったんだろうね。きっと。

どれだけ自分を、自分がチームや選手たちにしてきたことを客観視できていないんだろう。

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