チーム初合宿と激震 ②

合宿2日目も無事に予定イベントを終了し、30名を超える大所帯を
保護者のみで無事に終えられたことに安堵。

解散後に、合宿報告を保護者代表がチーム全体へ通知。

指導者陣はその後誰もリアクションせず。

おいおい、監督さんよ。チーム公式行事に関して初日の半日のみ参加、
それを誰にも告知せずに、保護者のみで大所帯を無事に連れ帰ったことに
対してもリアクションなしですか。

求めたらいけないんだ。

そうか、私がドンキーに常識的な反応を無意識に求めてしまっていたんだ。

彼の中にまだ少しの大人として正しく振舞う能力を期待してしまっていたんだ。

もう、そう思うことにした。

勝手な期待、そしてそれに対して求めた結果がもたらされなかった場合。
それは期待した側が悪い。そうだよな。そりゃそうよ。

ここで私の中で完全にドンキーもコングも終わった人になった。私の人生に
一切のプラス感情をもたらすことの無かった人たち。彼らの鋼鉄の扉をついに開くことができなかった。痛恨の極みである。

そして、合宿後最初の練習が雨で中止となりその翌週末。

午後休みだった私は、午前のみで終わった低学年チームである次女から
帰宅後にドンキー不在の午前練習時に、長女が炎天下の中コングから集中的に叱責され練習が中断し、大泣きしていたと聞いた。

その後15時頃にゲリラ豪雨が発生したため、お迎えを早める通知が来た。

私は次女と共に迎えに行き、そこで長女に午前の叱責について話を聞いた。

もちろん、長女の言うことを鵜呑みにせず、冷静に聞いたし矛盾がないように注意深く聞き、質問もした。

彼女曰く、

炎天下で暑い中、暑さ指数センサーがアラートを出しているにも関わらずあとちょっとだからと無視したコング(基本暑さ指数が32を超えていても無視して続けているらしい)、守備練習時に長女のところにボールが飛んだが本人曰く暑さで集中力を欠く中で、きちんと捕球できなかった。そしてそういった状態が数回?続いたのちに、コングから

「あんまり言いたくないけどさ。やる気あんのかよ。」

とみんなの前で言われたようだった。「やれないならよ、あっち行って休んでろ。○○(長女)が戻れないなら練習が継続できないよ!」
というようなことも言われたらしい。

私は、「みんなの前でやる気あんのかよ!」って言葉を使う時点でコングがダメなことを伝えた。
会社や組織において、部下や同僚に「お前やる気あんのかよ」という言葉を使えばハラスメントに抵触することは大いにあるし、パワハラに当たる言葉のリストにもある。私は仕事の場では絶対に使わない。

それを50歳手前の大人が、小学生相手に、ましてや大勢の前でぶつけていいわけがない。わが子へ向けていることのバイアスがかかっていることも承知で言うが、これはコングのアウトである。

ただ、長女も態度や表情に出やすいことがあるので「コングがああやって言うに至った原因ももしかしたら心当たりはない?」と聞いたら黙ってしまったので、恐らく態度に出ていたのもあると思う。それはよくないよね。ときちんと伝えた。

長女は続けて、、、暑くて自分がぼーっとしているのかどうかもわからなかった。と言っていた。

見守りの保護者の方にも話を聞いたが、やはりコングがやり過ぎ・あれは無い!という話だった。

長女に、「その後、コングから『さっきのはね、これこれこうだから、こうしてほしかったんだよ。でもちょっと言い過ぎた。』みたいなフォローはあったの?」と聞いたが、何にもなしだったようだ。

その時、コングは私の視界の中にいた。怒りはあった。しかし、長女の気持ちをまず聞こうと思った。

「どうする?今日のことだけじゃなく、今まで散々ぐちぐちネチネチ言われ、今日これだけイヤな思いして。コングにどういう意図であの言葉を使ったのか。その後一切フォローしなかったのはなぜなのか。」
って聞いてこようかと伝えた。

しばらく長女とそんなやり取りをしていたので、ドンキーも何事かとこちらを伺っている感じだった。

しかし、長女がもめ事を自分発信で起こすことがイヤだから、何も言わないで欲しいということだったので何も言わないことにしたが、他の保護者達数名には何が起こったのかきちんと伝えて共有だけさせてもらった。

帰宅後、次女はもう行くたびにイヤな思いをするし行きたくない。と言ってきた。私はそれを受け入れた。
なぜ楽しくプレイしたい子どもたちが大人の振る舞いによって傷つけられ、プレイする場所を奪われなければならないのか。しかし守るためには行かせない選択肢しかないからそうせざるを得ない。

長女は、もう少し頑張ると。

私はその思いを尊重しつつ、「もう無理だ。イヤだとなったら行かなくていいよ」とだけ伝えてその日は終わった。

翌日もチーム練習はあったのだが、所用があったため長女と次女は練習を休んだ。

そしてその夜に、大きな決断がされていたのだ・・・

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