ストレス解消効果のほかに「#音楽がもたらすもの」目には見えない音楽の力・心理・身体への影響
生まれてから死ぬまでに大抵の人が一度は耳するであろう「音楽」。世界共通語といってもいい「音楽」。コロナ禍でライブなどの様々な音楽関連のイベントも中止され、未だにその打撃の影響が大きい業界ですが、こんな時だからこそ「音楽の力」を感じられるのではないでしょうか。
音楽の効果といえば、リラックス効果やストレス解消効果がよくあがりますが、その他にも音楽は人に様々な効果をもたらしています。
あなたの人生の様々なシーンを演出するBGM
「音楽を聴きながら街中を歩いていると、まるで目に見えるすべての景色が映画の様に見える」こんな言葉を聞いたことがあります。
どんなにありきたりで見飽きた景色であっても、普段は人混みの中を歩くことが苦手であっても、ぜひ音楽を聴きながらその景色を眺めてみてください。まるで自分が映画のワンシーンの中に登場しているような、そんな気分に浸ることが出来ます。
結婚披露宴などにもBGMはかかせませんが、個人的な日常の中で、恋人に愛を告げる場面や、別れの場面、そんな時にも音楽があるとより一層あなたの人生のシーンが彩りますよね。その時に流れていた音楽を、ふとまたどこかの場所で聴く機会があった時、音楽がその場面を思い出させてくれます。
体が軽くなる
歌詞のないものや、洋楽など他の国の言葉で歌詞の意味なども分からないけれど何故かすんなり耳に入ってきて気持ち良くなる。そういった音楽もあります。
リラックス効果と同様のものなのかもしれませんが、リズムだったり音だったり、それはきっとあなたの体にあった音楽なのでしょう。聴いているだけで体が軽くなったり気持ちが高揚します。
話し相手のような存在
こちらが聴いているのに、まるで誰にも言えないような悩みを聞いてもらっているような、一人でいる時間の話し相手のような、音楽はそういった役割もしてくれますよね。
例えば、彼女がいない時は音楽ばかり聴いていた男性が、彼女が出来たら音楽をあまり聴かなくなった。これは、一人でいた寂しい時間や心を音楽が埋めてくれていた、その時間や心をいまは彼女が埋めてくれる、満たしてくれるようになったため音楽を聴かなくなった。こういったことなのかもしれません。
それがもし人であれば、他に相手が出来たからといってこっちが用無しにされるのはあまりにも酷いことだとなりますが、音楽はそんなことは言いません。自分の聴きたい時にきいて、聴きたいと思わない時はきかなくていい。それが出来ます。
自分の気持ちの代弁者として
自分の気持ちを直接伝えることは簡単なようで、実はなかなか出来ない事です。自分の気持ちと同じような詩の内容の音楽をカラオケなどで歌うとスッキリする、その歌を聴いて欲しい、だれかに聴いてもらうなど代弁者としての役割も果たしています。
社会問題や環境問題を歌にしていたりすると、それについてあまり興味のない人であっても、歌で聴いたことによって興味を持ったり、考えてみようと思えるようになることもあります。あまり会話にできない政治的な内容であっても、音楽であれば受け取りやすくなる、聞きやすくなる。そんな効果もありますよね。
慰めや励ましの力
震災などの災害後にはボランティア活動などで音楽を耳にすることがあります。恋人と別れた人が音楽を聞くことがよくあります。人が悲しみや苦しみの中にいる時、音楽は人対人の間では難しい慰めや励ましなどの大きな力を発揮します。耳を通して心に届いているのです。
自分が辛い時に人にがんばれと言われても、なんともいえない気持ちになってその言葉をすんなり受け取ることが出来ない場合でも音楽であれば素直に受け取ることが出来ます。
まとめ
この他にも、植物に音楽を聴かせるとよく育つ、胎児に音楽を聴かせると脳の発達が良くなるなど様々な効果がありますよね。「音楽は宇宙だ」という言葉を聞いたことがあります。それはその通りではないでしょうか。音楽を聴いている時に目を閉じて想像する景色や世界は無限です。そしてそれはあなたの想像力を豊かにします。
普段音楽を聴かない人もいるでしょうが、多くの人にとって音楽は人生に欠かせないもの、無意識のうちに取り入れているもの、力になっているものなのです。作り手、聞き手どちらの立場にとっても音楽のもたらす力というのは計り知れないものであり、人と人を繋げてくれます。
私の知り合いにも普段あまり会話をしない兄弟がいて、お互いがそれぞれ相手に対して興味がないようであっても音楽の話だけはたのしそうに二人で会話をしています、音楽の話は兄弟でするのが一番楽しいとのことです。
当たり前のように私たちの生活の中にある音楽ですが、その素晴らしさや尊さ、力の威力について改めて考えてみてください。そして音楽業界がこれからもずっと続いていくことを願います。
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