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バレエ「ガチョーク賛歌プロジェクト」感想

またまた過去舞台の感想です。
前回のロイヤルバレエのロミジュリとこのGGGだけは書いておきたいと思っていたので、お付き合いいただけると嬉しいです☺︎

2023年8月
大阪であったガチョーク賛歌プロジェクト(GGGプロジェクト)を観に行きました。

私「ガチョーク賛歌」が大好きで、2022年のGGGプロジェクトは観に行けなくて配信で観たんですが、米沢唯さんと福岡雄大さんの詩人がとても素敵で次は絶対観に行くと決めていました!
実際に観に行ってみて、やはりとても楽しくて、その場でDVDも予約して帰ってきました!

プログラムは国内外で活躍されているダンサー達のガラと「ガチョーク賛歌」。
熊本、横須賀、大阪の3か所で公演があり、それぞれ少しずつ演目が違います。
私が観たのは大阪公演です。

ドン・キホーテ

ガラの方から話していくと、
まず大谷遥陽さんと待山貴俊さんの「ドン・キホーテ」のグラン・パ・ド・ドゥがとても好きでした!
2人のアイコンタクトの仕方や手の出し方、重ね方からちょっと焦らしたりするような駆け引きをしているような感じがあり、キトリとバジルってこうだよね!って思うような、全幕から切り取ったようなキトリとバジルでした。
待山さんがレヴェランスのたびにキトリがいる幕に向かって投げキスしてるのもチャラくてバジルっぽいと思いましたw
もちろんテクニックも素晴らしく、プロムナードからのアチチュードバランスはバランス止まりすぎて2回しかしなかったし、遥陽さんのシェネからポーズになる時の余裕さがすごく好きでした。

ジゼル

小野絢子さんと福岡雄大さんの「ジゼル」も素晴らしくて、バレエの教科書を観ているようでした。
絢子さんは足音がしないしとても軽くて、雄大さんは動きが大きくてかっこよかったです。
この2人はきっと何回踊っても同じクオリティのものが踊れるんだろうなぁ。。
これはもう全幕で観たかったです!

フェアリドール

そしてけっけちゃんこと松浦景子さんと新国立劇場バレエの佐野和輝さん、山田悠貴さんの「フェアリードール」。
けっけちゃんは芸人という立場でプロと同じ舞台に立つことには相当なプレッシャーがあったのではないかと思いますが、この舞台に向けて真摯にバレエと向き合って練習したんだろうなぁと感じる踊りで好印象でした。
ピエロの佐野さん山田さんはさすが新国立のダンサーと思う踊りで、観ていて楽しくなるパ・ド・トロワでした☺︎

他にも良かった作品色々…

他にはまおちかチャンネルの藤室真央さんの「エスメラルダ」の嘆きのパ・ド・ドゥはまおちかちゃんの表現力が素敵でしたし、
山本勝利さんのコンテもテンポの速い前半と綺麗な音楽の中踊る後半のコントラストがおもしろく、私はコンテはイマイチよくわからないことが多いのですがまた観たいなと思う作品でした。

他に横須賀公演では菅井円加さんと待山貴俊さんが「シェヘラザード」を踊られていて、私はDVDで観ましたが強烈でしたね!
これは生で観たかった!

ガチョーク賛歌

そして楽しみにしていた「ガチョーク賛歌」です☺︎

プエルトリコの土産

「プエルトリコの土産」は、幕が開いてすぐに池田理沙子さんが目に入ってきました。
身体がおしゃべりというか、よく動いてジャンプも軽くて、衣装の色が他の女性とは違うというのもあるかもしれませんが、視線を理沙子さんから外してもまたすぐに見つけられました。

ある詩人の死

1番楽しみにしていた作品です!
これが観たくて観に行ったと言っても過言ではありません!
昨年配信で観た唯さんと福岡雄大さんが素敵だったので、今年は男性が雄大さんじゃなくて残念だなぁ…なんて思っていましたが、どんでもなかったです!
米沢唯さんと速水渉悟さんの「ある詩人の死」は爽やかで初々しくて可愛くて美しくて、一生観ていたかったです!
大満足でした♡
この2人推します!という感じでした。

トーナメントギャロップ

「トーナメントギャロップ」は藤室真央さん、大谷遥陽さん、五月女遥さんの3人。
個性の違いすぎる3人で正直一緒に踊るところが想像できなかったのですが、実際に観るとその個性の違いがおもしろくて目が足りなかったです。
今後3人同じタイプに揃えた踊りだと物足りなく感じるかもと思うくらいでした。

サバンナ

「サバンナ」は木村優里さんが踊られていて、想像通りお似合いでした。
優里さんが美しくてあっという間に終わってしまったという感覚でした。

バナナツリー

「バナナツリー」は山口浩輝さんと藤島光太さん。
ユニークなうえにテクニックも見られてとても楽しい作品ですよね。
2人ともお上手でとても楽しめました。

マンチェイガー

そして「マンチェイガー」
もうこの曲で最後なんて寂しい!と思いながら観ていました。
米沢唯さんをずっと観ていたいのに他のダンサーも観たくて、目が足りませんでした!
唯さんと渉悟さんの逆さリフトは3回ともバッチリ決まって拍手が起きていました。
2人は最後まで爽やかで、可愛かったです♡

主催の春田琴栄さんが「こんなに豪華なメンバーでできることはもうないかも」とおっしゃってましたが、本当にその通り豪華な出演者達ですよね。
終演時間が遅かったのでカーテンコールが2回で終わってしまったのだけが少し残念でしたが、とても満足度の高い舞台でした。

米沢唯さんと速水渉悟さんの「ある詩人の死」は、今年の8月に広島の福山であるスターズスペシャルバレエガラでも観られるみたいで、私はさっそくチケットを買ってしまいました!
この公演あまり知られていないのかなと思うのですが、佐久間奈緒さん、渡邊峻郁さん、秋山瑛さん、秋元康臣さんといった豪華なダンサーや今話題の谷桃子バレエ団から大塚アリスさんと今井智也さんも出演されるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

↓スターズスペシャルバレエガラはこちらです↓

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