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ホームパーティーでまさかのどんでん返しを喰らう

先日「育休復帰後に元のチームに戻れないかもしれない」問題が突如浮上し、思わずnoteで呟いてしまった。

呟きの類は正直あまり好きではない。呟くならTwitterとかでいいじゃないかと思っているのにここで吐き出してしまったのは、どうにもこうにも気持ちの行き場がなくて、温かいnoterさん達が住んでいるここの場で吐き出したかったからである(noteの“”っていう概念好き)。

ママボランに入会してボランティアをやったり、キャリア研修やキャリアカウンセリングを受けたり、その他諸々紆余曲折を経て、「復帰後は元のチームに戻る。仕事の勘を取り戻し、2人育児との両立ペースが掴めて、あわよくば1ランク昇格してから、新しいキャリアに進む。」という目指す道筋が固まりかけていたというのに。

とはいえ、所詮会社。所詮私は1サラリーマンである。何の権力もない。
基本的には会社の命令?に従うしかないのかもしれない。

だが黙ってはいられない、諦める訳にはいかない。ちょっとは大人しくしろと自分でも思うののだが(笑)、こういう性分なので仕方がない。
ここから数ヶ月また色々もがき続けることだろうが、「またドタバタやってるよ」くらいに温かく見守っていただけたら幸いである。

謎のホームパーティー

育休に入ってから過去数回、元々いたチームのトップ(女)がホームパーティーを開催していて、そのうち2回参加した。
正直2回とも気が乗らなかったのだが、復帰後のこともあるし、と思って半ば義務感で参加した。

こういうケースで「行ってみたら意外や意外!めちゃくちゃ楽しかった!行ってよかった!」と思えるケースは稀である(私の場合)。

義務感で参加している時点で、もう楽しむ要素はほとんどないのだが、それでも「復帰後に少しでもいいスタートを切るため」参加して、オンラインでしか話したことのなかったメンバーと会話したり、はじめましての人も沢山いて、自己紹介したりした。

トップ(女)の家は都内一等地の超高級タワマン、の超高層階。
パーティーが開催されたのはゲストルームであったが、そこはさながら高級ホテルのスイートルーム、窓からは都会の風景が一望でき、まさに【成功者の証】そのものであった。

メンバー達(9割女)が皆、そのトップに媚びる。「羨ましいですー」「すごーい」「なんでそんなに綺麗なんですか?」「さすがですー」・・・お分かりいただけるだろうか。どこかのドラマにありそうな光景だが、現実に繰り広げられていたのである。

こういうのが心底苦手なので、最初に参加した時は背中が凍りついたものである。

トップ(女)は酔っ払ってくると、社内の仕事出来ない奴(←彼女曰く)の話とか、サービス業に就く女性は学歴が低くて云々、みたいな、結構アウトな発言をしており、初回で相当萎えた。
こういう考えを持っている人がトップにいるチームってどうなの?と、真面目に動揺したものである。

なのに、2回も彼女主催のホームパーティーに参加した私。よく行ったね、と自分でも思うが、直属の上司も変わることだし、初回の記憶は抹消したことにして、新たな気持ちで頑張ろうと、お洒落してイソイソと出かけた2回目参加。
なんだか自分がアホに思えるが、この時はもう、「新しい上司になるかもしれない人に挨拶しよう!自分を売り込んでこよう!」くらいの意気込みだったのである。

ところが、だ。
私は歓迎されていないし、誰も待ってはいない】ーそんな気持ちになった。

トップ(女)に挨拶しに行ったとき、当たり障りのない会話だけで終わった。他にこれといった話題もなく、彼女から何か他に聞いてくる様子もなかった。周りのメンバーとワイワイしてテンション上がり過ぎていて、「お邪魔かな」と感じたのでそっと身を引いたくらいである。

また新しく上司になるかもしれなかった人は、トップに絡まれて、私に構う暇もない。これもまた、一言挨拶だけで終わった。多分印象にも残っていないだろう。

なにぶんトップを始め、女性だらけでキラキラワイワイキャーキャーガヤガヤ、とてもうるさい(笑)。自分はちょっと別室で静かに過ごしたくなった。

こんなチームであるが、尊敬できる人がいない訳ではない
会いたいな、また話したいな、一緒に仕事したいなと思える人は数人いて、2回目の開催時はその人達も参加していた。
この人達と久しぶりに話せただけで、もう目的達成、大満足であった。

その人達は私と同じように、キラキラワイワイ持ち上げ合戦の一行からは2歩も3歩も引いて、【現実の話】をしていた。地に足がついている、とはこのこと。話せて嬉しかったし、勉強になることもあった。こういう人達と一緒に仕事をしたいと改めて思えた。

お開きの後の衝撃宣告

パーティーがお開きになり、各々が帰る準備をし始めた。
結局トップの彼女とはあまり話せなかったので、最後に改めてもう一度挨拶しようと声をかけた。

すると、少し酔いが覚めたのかもしれない彼女の口から衝撃発言。
「復帰するのは、このチームがいい?

一瞬固まった。育休復帰後は基本的には元のチームに戻るという話を聞いていたからだ。(ただ、もっと前に聞いた話では、外資系ゆえポジション次第な所が多分にあり、どこに戻るかは全く分からないという話も聞いていた)

「えーっと・・・そうですね、、」
衝撃を隠せずゴニョゴニョ。彼女はゴニョる人が嫌いである。

「今、見ての通りだいぶ人が増えていて、チームとして人は足りてるの。逆に他のチームは人手不足で。モネさんがどうしてもこのチームに戻りたいというなら、上と交渉しなきゃいけないのね。」

「そうなんですね、、、」

「で、やっぱこのチームがいい?」

「・・・えーっと、、そう、で、す、ね・・・」

「OK、それなら交渉するから(←とまで言っていたかどうかうろ覚え)。とりあえず、復帰日がいつになるのか分かったら連絡して」

「はい」

浮かぬ気持ちで2回も参加したこのパーティー。今まで散々キラキラな笑顔で、テンションMAXで、最後にこれかい。

行き場のない気持ちが溢れて、その後どの道をどう通って駅まで着いたか覚えていない。

歓迎されてない。求められていない。誰も待ってはいない。
そんな気がして、心がキュっとした。

思えば1人目の育休から復帰する時は、前職の日本企業にいたが、皆とても温かった。そもそも人間関係が完全に構築されていたので、休み中でもマメに連絡をくれたり、ランチをしたりして、会社の情報を色々聞かせてくれた。
誰々が付き合ってるだとか、結婚したとか、そんなことまで。

元のチームの私の席もしっかり取ってあった。皆、口だけでなく本当に【待っていてくれた】のである。
復帰したら派手に“おかえりなさい会”までやってくれたり。

それが、今ではこれ。
会社の文化が違うといえばそれまでだが、なんとも寂しいものである。

幸か不幸か

ここまで書いて、さぞかし可哀想に、と思われた方もいるかもしれないが、意外と私は平気である。

なぜならー
そもそも論に立ち返ったから。

そもそも。
元のチームの仕事が好きで、これからもやり続けたいんだったっけ?!
という話。
そこに疑問を感じていたから、私は悩んでいた。ママボランに参加して、違う可能性を模索した。キャリアカウンセラーの方との対話を通じて、これからは【新天地を切り開きたいのだ】という自分の心の声にも気がついた。

と、なれば。

むしろ、いい話ではないのか?
古巣に戻れば、これまでと同じ日々が待っている。
私の希望していた、【新たなキャリアを切り開くチャンス】が訪れようとしているのだ。

その新たなキャリアが、どこで何をやるのか、(誰と働くのか、※これとても重要)にもよるが、
交渉をしてもらってまで、元のチームにしがみつく意味はあるか。

仕事内容だけではない。

【心から戻りたいチーム】であれば、そもそも義務感でパーティーに参加しない。
背中が凍りついたり、2歩も3歩も引いてひっそりと過ごしたりしない。

もう少し、楽しめるものだろう。

仕事内容のみならず、環境(メンバー)も【ここではないよ】ということではないだろうか。

今まで私が散々感じてきた違和感、なんか違う、なんかおかしいという感覚。それら全てから卒業できると思ったらむしろGood Newsな気がしてきた(ポジティブ)。

幸か不幸かーという言葉があるが、そういう場合、大抵は「幸」の要素が多い気がしている。
本当に不幸であれば、そんな言葉は出てこない。

自分の意思はきっちり伝える

実は来週、会社のメンター的な人と面談をする。メンター的な人というのは、言うなればナナメ上司的なポジションで、仕事上のレポートラインではない。

仕事上の上司ではないので、フラットな視点で、私の会社生活やキャリア開発について助言をくれたり、必要な対応をしてくれる人だ。

私がこの機会に伝えたいと思っていることは下記である。

  • 育休中どのように過ごしているか、取り組んだ/取り組んでいること(ママボラン、英語学習、読書、ヨガなど)

  • これからやってみたい仕事(つまり配属希望)

  • 復帰時期や復帰後の働き方(時短にするかなど)

特に上の二つが重要だと思っている。
日々どんなことを考え、何に価値を置いているか、すなわち私がどんな人間なのか知ってもらうことは、今後色々な場面で役立つだろう。

身なりを整えて、しっかり伝えるべきを伝えてきたいと思う。

問題は、私は何がやりたいのか。この先どうなりたいのか。である。
ママボランでの気づきや、その後色々な経験を通してじっくり考えてみて、答えのようなものはなんとなく出た気がする。

まだバシっと決まってはいないが、これについてはまた別途記事にしたい(相当長くなりそうなので)。

話すことが決まったところで、次にやるべきは見た目を綺麗にすること(笑)。
メンターの方とはオンラインでしか話したことがなく、リアルでは初めて会う。
人は見た目が9割(という本があったな)というのは本当だと思う。

さっそく美容院の予約も入れた(ここ最近忙しすぎて(言い訳)ひどい髪をしている、、)。
悔いのないように臨みたい。

やれることは全てやる。
私のモットーである。(血気盛んな感じがしてイタイのだが、やはりどうにも大人しくしていられない。困った性分である。)






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