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ボランティア開始2週間、思うこと
ママボランというサービスを利用して、とある企業でボランティアをしている。
ボランティアとして選んだ職種は、人事の採用担当である。
私は人事部歴が長いが、採用はお手伝い程度でしかやったことがないことと、人のキャリア・人生の選択に関わる仕事がしてみたいと思ったからだ。
ボランティアが始まってまだ2週間。ここまでの状況と感じることについて整理しておきたい。
ボランティア内容
ボランティアの内容は、採用サイトの刷新と、採用ピッチ資料の作成。これらに加えて、企業側のリクエストで、私が人材開発の経験が長いということで、上層部の方々と“人材開発についての意見交換”をさせていただくこととなっている。大変大変、畏れ多いことである。
意見交換は置いておいて、採用担当としての仕事は割りかし自分の得意な作業、好きな作業の部類に入るのかなという気がしており、今のところサクサク進んでいる。
何より本業と違い、手厳しいフィードバックや理不尽な要求、死にそうなタスクマネジメントに追われなくて良いのが良い。
心理的安全性があり、伸び伸びといられることが一番パフォーマンスを上げるのではないかと思っている。
またボランティア先の企業の方もとても良い方で、「温かみのある方と仕事をすると、こうも気持ちが穏やかでいられるのか」としみじみ感じる今日この頃である。
どこぞの誰かもわからない(ママボラン経由で履歴書、職歴書のようなものは提出しているが)、会社のことも知らない人に、ボランティアとはいえ貴重な「他社で未経験の仕事をさせていただく」経験をさせていただき、感謝感謝である。
始めて2週間、今感じること
私は「人のキャリアに関する仕事」を何かしらしてみたくて、採用担当のボランティアに応募した。
担当させていただいている上記の仕事はまさに、採用担当ど真ん中の仕事である。
勿論、どこぞの誰かもわからない外の人に、「採用計画策定」とか、よく言う「母集団形成」とか、「採用手法検討?」など、あまりイメージが湧かないが、そういう戦略的な?仕事は任せられることはないだろう。
勿論、担当させていただいているサイトの刷新や、採用ピッチ資料の作成は楽しい。それに、恐らく割と得意な分野だ。今時はいちいち説明会を開かなくても、こういう会社紹介資料をネット上に上げておいて、誰でも見れるようにするという採用のやり方があるんだなと勉強にもなった。
しかし、恐らく得意かもしれないというのは、私に才能があるとかでは決してなくて、“今まで似たようなことをやってきたことがあるから”である。
扱っているものや視点としては「採用担当」に間違いないのだが、なんだか既視感というか、デジャブ感が否めない。
作業を進めながら、私はもっと、新しい体験や発見を求めていたのかもしれないと気づいた。
ボランティア期間の中で、恐らく今の業務は結構早い段階で終わってしまうと思う。
他に私がやりたいことがあれば、前向きに検討してくださる会社なので、是非積極的にチャレンジしたいものである。折角の、またとない機会なのだから。
で、やりたいことは
問題が、これだ。
そもそもなぜ、人のキャリアに関わる仕事がしたいと思ったのか。
人の人生の選択の場に立ち合いたいー
人が強みや個性を発揮して輝ける場を提供したいー
それはつまり、「応募者と直接関わりたい」ということなのかもしれない。
例えば、内定が出たけれど入社を迷っている人がいたとする。そんな人に、会社の魅力を伝え、こんなスキルを持ち、こういうことに喜びを感じるあなたであれば、この会社はこんなことが出来ます、こんな活躍フィールドがありますという情報を伝える。勿論、それによって入社を決めてくれたらすごく嬉しいと思う。まさに、人生の選択に影響を与えたことになる。
しかしここで立ち止まる。それって、キャリアコンサルタントも同じなのではないか。
むしろ自社に入社してもらうことが実績となる採用担当より、よりフェアな、フラットな視点で「真にその人のことを考えた」情報を与えられるのではないか。
キャリアコンサルタントは自分には適性がないし、とてもやりたいことなのかといえば、やはりよく分からない。
再び迷宮に迷い込んだ感があるが、これだけは明確だ。
たとえ応募者とのコミュニケーションが本当にやりたいことだとしても、「ボランティアではさすがに無理」だということ。
当然である。その会社の社員でもないし、変なことになったら会社も責任は取れない。
今後ボランティアという立場で出来ること
ママボランでのボランティアは「なんとなくやってみたいこと」「無理かもしれないし、向いてないかもしれないけど、とりあえず挑戦してみたいこと」などを、唯一「やってみたい!」と堂々と声を上げることができる場だ。
繰り返しになるが本業ではないので、経験やスキル問わず「試しにやってみる」ということが可能なのだ。そこが、ママボラン最大の魅力。
本当に、なんとなく。ふわっと。
明確には言えない。
だけど、近しいようなことをやってみたい。経験してみたい。
流石にボランティアの身で、応募者と直接話すことは難しいだろうが、近いことはできないだろうか。
例えば、
応募者からの相談事メールへの返信内容だけ考え、実際に返信する際参考にしてもらう。
応募者からあった相談事とこれまでの回答内容の一覧を作成し、今後の採用活動やキャリア開発、人材育成の参考としてもらう。
強みや個性の発揮というテーマで、記事を執筆し採用サイトに載せてもらう。
現時点ではこれくらいしか思い浮かばないが、「その人のキャリアに関わる仕事」という意味で、近いことは提案できそうだ。
勿論、必ずできるとは限らないが、恐らく一生に一回あるかないかの貴重な機会である。ダメ元で色々言ってみようか。意外な気づきもあるかもしれない。
今週はママボランの研修のオンパレードに加え、息子の小学校の行事や病院など諸々予定がてんこもりだった。
週末は来週の打ち合わせに向けて、採用資料のドラフトを完成させようと思っている。
週末に仕事?!と思われそうであるが、不思議とあまり苦にならない。
一旦子ども達や家事から離れてカフェにこもり、PCに向かう。むしろ至福の時である。
新しいカフェも開拓したい。
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