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生涯活動していきたいテーマ

今でこそ外資系でバリバリ(?)ヒーヒー働いているつもりだが(※2022年現在は第二子育休中)、3年前くらいまでは典型的な昔ながらの日本企業にいた。

当時は人事で新人研修の仕事をしていたのだが、全身真っ黒のリクルートスーツに身を包んだ新入社員に、「社会人とは?」といった教科書的なマナーやら会社の掟やらをガチガチに教え、少しでも反したら厳しく指導する仕事に疑問を感じていた。

なんだか、せっかく十人十色のキラキラした若者達を「会社」という名の型にはめて、その個性を潰しているような感覚になっていた。
色とりどりの色を、そのリクルートスーツさながらの真っ黒な絵の具で塗りつぶしているような。無性に心がザワザワしたのだが、誰にも言えずに日々自問自答していた。

私はこんなことがしたくて働いているのだろうか?

人事部が社会人としてのマナーを教えるのはある意味当たり前、それに異議を唱えてはいけないのかもしれない。
だがどうにも心のザワつきが抑えられなくなり、それとなく自分の気持ちを上司に漏らした時、「は?何言っちゃってんの?真面目に仕事やれ」的な感じで、一蹴された。

上司は悪くはない。そういう文化なのだ。
もっと言えば、恐らく日本の会社のほとんどが、同じような考えに基づき、同じようなことをやっているんだと思う。

その数ヶ月後、私はダイバーシティが最先端に進んでいる外資系企業に転職した。
そこはもう別世界。転職したらしたで、まぁ色々あり苦労はしているのだが、その話はまた今度。


気づき

それは人間ドックの帰りに立ち寄った、中目黒のスタバであった。仕事にほとほと愛想も尽きていたので、今後の自分のキャリアについて大好きなカフェモカを飲みながら考えていた。

こういう活動が割と好きで、キャリアについてはもう何年も考えてはノートに書き出したり、色々しているが、自分の本当にやりたいこと、天職みたいなものがドンピシャで見つかる!なんてことはなかった。

しかしその時は突如、降ってきたのである。
私がこれから生涯に渡って取り組んでいきたいテーマが。

人生に彩りを与える

今まで喜びを感じてきた活動も、結局は全てここに繋がっていたんじゃないかと気づいた。

私の好きなこと
・文章を書くこと、発信すること
・絵画や、美しい写真を見ること
・バレエを踊る、観ること
・音楽を奏でる、聴くこと
・美しいファッションやドレスを見ること
・海外の映画やドラマを観ること
・海外の人と繋がること、文化を知ること
・お笑い番組を観ること

「喜び」ではなく「彩り」というのがミソである。
喜び、笑い、感動、癒し、切なさ、閃き、気づき、開放感、安心感、爽快感、納得感・・・何かしら、人の心にそういったものをもたらし、人生を、日常をより豊かなものにできたら、と思っている。

いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる人々(医者など)と違って、こういったものはなくても世の中は回るだろう。
だけど、あると人生が豊かになる。
いやもしかしたら、ないと人の心が死んでしまうかもしれない。

人の心を、人生を豊かにするー
人生に彩りを与えるー

これが、私が仕事なり何なりでこれから取り組んでいきたいテーマだと気づいた。


彩りを、彩りのままに


同時に思ったのは、上述の新人研修の話ではないが、決して黒の絵の具で塗り潰すようなことはしたくないということ。

赤や黄色やピンクや緑は、赤や黄色やピンクや緑でいいのだ。もしそこに白や青を加えて、もっと素敵になるようであれば、喜んで絵の具を加える。

人は皆違う。それぞれが素晴らしい個性を持っている。
それぞれの個性や強みを活かして、人々が生き生きといられるサポートができたらいいなと思っている。

「人生に彩りを」
このnoteで始めたエッセイは、まさに読者の方々の日常に、少しでも彩りを添えられればーという思いで書いている。初心者の拙文であるが、チラッとでも覗いてみていただけたらとても嬉しい。

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