Surround me music, Feel Good #3 -2019 晩夏 selection-

8月も終わりなので、「晩夏」に聞くといいかんじかなーと思うものをピックアップしてみました。懐古厨ぎみに少し多めの曲数を。


BaseBallBearは(青い)春感と夏感を歌わせたら右に出るものはいないJ-POPだと思う。もっと言うとそれらの実像やリアリズムと直面しているものではなく、一歩引いていたり、回想や追憶だったり、時には改竄されたイメージだったりするわけだけども、それがなんとも愛おしい感じ。本田翼さんも込みで夏を惜しむMV(笑)。


A.ヴィヴァルディの有名曲「ヴィイオリン協奏曲【四季】」より『夏』。日本人だとこの曲から『夏』をイメージしずらいかもしれませんけど、夏の思い出を振り返りがてら、300年以上前のヨーロッパの夏へと想像を広げてみて下さい。


VAN HALENの『Panama』は夏をテーマにした曲ではないですが、さすがアメリカのパワーロック/パーティーロック全快の暑苦しい曲調、そしてMVは今観るとヴィンテージ感というか日本でいう昭和感あって、「ダサかったのかもしれないけど、当時めっちゃ盛り上がってた!!」感じを追体験できます。そんなこと言いつつエディのギターくっっっっそかっこいいですけどね。


昔Ayu Readyという番組をやっていて、その頃に番組エンディングでもよくかかっていたなぁ。その番組では浜崎あゆみさんがまんま矢井田瞳さんのバックバンドでw-indsと一緒に歌ってたり、一方で浜崎あゆみさん司会のバラエティ番組としても面白くて、楽しい内容でした。MVではなくライヴダイジェスト版で懐かしのあゆ。


タイトルの『長く短い祭』はまさに晩夏の気持ちと共鳴するのではないでしょうか。ラップや即興的なピアノ、モダンな語彙が各所に散りばめられて、スタイリッシュに夏夜を彩りながら、ベタなオーケストレーションの斎藤ネコオーケストラもおまけで付いてるゴージャス仕様。


A.ピアソラの『ブエノスアイレスの夏』。タイトルに夏と入っているもののモダン/アヴァンギャルドな作風のアルゼンチンタンゴで、直接的には「これは夏なのか?」という気もしますが、ラテンの情熱も込みで暑いというより「熱い」です。


大塚愛さんの『金魚花火』はチル悲しさのあるバラード。弾き語り+オケという特別編成で。納涼。


サンタナがミッシェル・ブランチを迎えた『The Game of Love』。シンプルに夏感あると思って選びました。


今年は九州からはるばる新潟の苗場へ行き、はじめてFUJI ROCK FESTIVALに参加しました。ミュージシャンの演奏はもちろん、「夏フェス」として食事や雰囲気、その時々の会話を楽しみました。トム・ヨークもジャネール・モネイもコートニー・バーネットも、七尾旅人さんも、toeも……、(←言い出したらキリない)良かったけど、私的な洋邦MVPのハイエイタス・カイヨーテ&TAMTAMを。


ガーシュウィンの『Summertime』は追想的で浮遊感があって晩夏にぴったり。秋に気持ちを切り換えていくのに良い感じだなと思いながら終ります。

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