ヒデタ樹『駆けろ! スパイダーマン』について

今日は1970年代に放映された特撮のオープニング曲を紹介しよう。

この曲の聴きどころはいきなりやってくる。冒頭、クライマックス、それからラストで打楽器がけたたましい音で入ってくるのだ。まずシンバルが1・3拍で鳴り、次にドラムが4つ打ちをする。最後に、大太鼓が1・3拍でリードして中身に入る。

ここで、日本人的リズムと大太鼓がかなり良い味を出している。

さらに、各パートの合間に挿入される「チェンジ レオパルドン」「スパイダーマン」も良い。管楽器が1拍目でピタッと休止し、その直後に「チェンジ レオパルドン」である。子どもたちもノリノリだ。マラカスがリードした後の「スパイダーマン」も同様である。

全体的に緩急をつけることで、かなりカッコよく仕上がっている。

現在のリスナーにとって、マラカスや大太鼓はかなり厳しい気もするが、緩急のつけ方はめっちゃ良いよ。

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