【初日レポート・前編】「未来を紡ぐ東北の手しごと展2022」の魅力をご紹介
東日本大震災後、東北のたくさんの地域で「ものづくり」のコミュニティが生まれました。
みんなでワイワイと集まってものをつくる。一心に手を動かす。つくったものが、誰かを笑顔にする。
その活動は、被災地の皆さんの気持ちを支え、心の復興につながったといいます。
「未来を紡ぐ東北の手しごと展2022」では、東北を中心とした19団体の作品を展示販売します。
イベントを彩るのは、つくり手さんの個性が光る品物の数々。
会場では東北の皆さんが、とびきりの笑顔で迎えてくださいました。
イベント初日の模様をお伝えします!
【10:30~ イベント開始】
高島屋開店から徐々に、お客様が集まり始めました。
時間が経つにつれて、たくさんのお客様がお目当てのブースに来られます。熱心に品物を見たり、つくり手の方々とお話したり。
【販売団体・商品のご紹介①】
今回のイベントでは、かごバッグ・アクセサリー・着物をリメイクしたシャツ・ぬいぐるみなど、さまざまな品が展示販売されています。
伝統工芸に新しさをプラスしたものや、古着・古物を再利用してつくられた商品なども多く、お子さんから大人まで幅広い年代の方が楽しめます。
販売団体・商品の一部をご紹介しましょう。
會空(東北マダムズコレクション)
愛くるしい表情の「あいくー」と「しまくー」がお出迎え。
手足が動き、立つこともできます。下の写真中央は「にゃんくー」。ふっくらしたお腹と、くるりとしたしっぽがチャームポイントです。
https://minne.com/@kuroneko1225
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/065_story.html
うみみどり(東北マダムズコレクション)
福島県相馬郡新地町釣師浜のつくり手さんによる、色とりどりの帽子や布小物。「うみみどり」とは被災した町に咲いていた、かわいい小花の名前です。
http://madams-collection.net/umimidori/
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/087_story.html
カーネーション(東北マダムズコレクション)
宮城県石巻市のおかあさん、6人からなるグループ。
真ん中から左のバッグは、実際に使われていた大漁旗を素材にしたもの。漁師町ならではですね。
http://madams-collection.net/carnation/
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/091_story.html
ネクタイベアファクトリー(東北マダムズコレクション)
役割を終えたネクタイを活用して作るテディベア。素材は全国から寄せられます。1つ1つ表情が違うクマは、つくるうちに愛着がわいて、手放せなくなる方もいるとか。
http://necktiebear-factory.com/
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/083_story.html
ふっくら布ぞうりの会
綿100%の「ふっくら布ぞうり」。デザインはつくり手さんのお好みだそう。素足で履く布ぞうりは柔らかくて心地よい! 洗濯機で丸洗いできます。
https://www.fukkura.jp/
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/059_story_first.html
南三陸ミシン工房
南三陸町のおかあさんたちの手によるミニバッグやポーチ。お品物のクォリティーの高さに驚かされました。
SMAPファンの皆さんともつながりの深い「南三陸ミシン工房」さん。お品には「Hang in there!」(がんばれ)の文字が入っています。
http://www.mishinkoubou.org/
http://www.tohoku-manufacture.jp/story/089_story.html
【14:00~14:30 第1回トークイベント】
今回のイベントの目玉の1つ!
各団体の代表の方に『復興から自立への「ものづくり」』著者・飛田恵美子さんが、お話をお聞きしました。
第1回目は「カーネーション」佐藤美佐子さんと、「TEZKURI MARCHE-ART」齋藤幸子さんです。
たくさんの方が、お話を聞きに集まってくださいました。
佐藤さん みんな、つくることが大好き。お品が出来上がったときの、自慢げな顔を見るのが嬉しくて。みんなでわいわいおしゃべりして、楽しむためにやってるんですよ。
齋藤さん コミュニティづくりから始まった活動から、皆さん技術が飛躍的に上がりました。今ではたくさんの方に作品を見ていただくことが、メンバーさんのやりがいなんです。
会場は和やかな雰囲気に包まれていました。
❀
イベント会場では、ため息が出るほど素敵な作品が、皆さんをお待ちしています。
ぜひお越しになって、つくり手の方々とのひとときをお楽しみください。
(後編に続きます)
【関連情報】
日本橋高島屋S.C.
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/
東北マニュファクチュール・ストーリー
http://www.tohoku-manufacture.jp/blog/takashimaya.html
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