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チューリップと自立

おはようございます。fleurs de voyageのlouis(ルイ)です。

まだまだ寒い日が続きますが、チューリップを見かけると、少しづつですが春に近づいていると感じます。

チューリップは、毎年自室に飾っていて、好きな花の1つです。
幼稚園の卒園式の時、先生からチューリップを一輪頂いたのですが、その日風が強く、花を持ちづらそうにしていたのだと思います。母親が「花を下に向かせて持つと、バランスが取れるよ」と教えてくれました。花の方が重いので、下に向けることで重心が安定し、持ちやすくなった。そんな発見が、少し大人になった気分でした。

本当は、卒園式の後にお別れ会がありました。然し私は参加をしませんでした。何故なら、その日にピアノのレッスンがあったからです。
特に近々、ピアノの発表会があるわけでもなく、特別な英才教育を受けていたわけでもありません。
だけど、レッスンの時間を選んだ。何故なのかは私も覚えていないのですが、きっとその時間が好きだったのでしょう。

一方で、小学1年生の頃、子供会のイベントなのか?将来の夢を1つのノートに書こうという依頼がありました。大人になってから、再度見るためのノートだったのか?結局、その時ただ書いた以来、そのノートを見ることはなかったのですが、将来の夢を書かないといけないことに、苦労しました。
その当時は特に「○○になりたい」がなかったのです。
それで、私の前に書いた子の文章を、読んで参考にしようと考えました。
その子は、病気して入院したことがあり、看護婦さんがとても優しく看病してくれた経験から、看護婦さんになりたいと書いてありました。

あ、これを参考にしよう!

そう思い、こんな内容を書きました。
親の知り合いがやっている八百屋さんに行ったら、バナナをサービスで頂き、優しかったから、八百屋さんになりたい。と
その文章を見た母親が、激怒して、
「そんな夢、おかしいでしょ!」
と大変でした。

確かに、大人からみたら、果物をもらったから、八百屋さんになるって考えは、おかしいのでしょうが、当時の私は、夢がないのに将来の夢を書かないといけないことに対して、上手く対応しようと必死でした。

子供の頃、「大人になったら何になりたい?」ということを聞かれる経験、皆さんもあったかと思います。
将来の夢を、小さい頃から考えることで、メリットがあるのもわかります。
例えば、プロのスポーツ選手になりたいとしたら、小さいころから練習が必要ですよね。小さい頃に自分のやりたいことが見つかれば、それだけ早く将来に繋がる。なので、考える時間、想像する時間が必要ではないとは、思いません。
然し、「自分は何になりたいか」は、大人になっても悩むことがありますし、今は見つからないという考えも、1つの答えだと思っています。

話は戻りますが、私は卒園式の日、ピアノのレッスンを優先しました。
それは、私がピアノが好きだったのか?それともピアノの先生とお話するのが、好きだったのか?その当時の心境は、残念ながら覚えていないのですが、将来の夢が見つからなくても、一瞬の自分の好きを感じ、そちらを選択出来た自分を、褒めたいと思っています。

そんな経験から、チューリップを買うのが好きですし、自分の意思が自立した瞬間を、思い出すかのように、部屋に飾るのが好きなのだと思います。

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