趣味、家出。の私が、おひとりさまホテルを読んだら
おひとりさまホテル
という漫画をご存じでしょうか?
Amazonより↓
「いつも」を「特別に」――設計会社に勤める塩川史香は、ホテルで過ごす「おひとりさま」の時間をとても大切にしている。友人たちもそれぞれホテルに対するこだわりがあって……『いつかティファニーで朝食を』のマキヒロチが描く、ホテルを巡る様々な物語――!!
↑というお話。
私も、定期的にホテル宿泊を【家出】と称して、行っております。
私が行くようなビジネスホテルではなく、
実在の、老舗とか、おされな、ちょっと別世界のホテルです。。(笑)
以前より、興味があったのですが、
出てくるホテルのランクが違うので、
自分が、落ち込んだり、ちょっとみじめな気分になるかもなーと思って、
あえて読まなかったのですが、気になるは気になる。
あー、もう、読んでしまえ~。と、買ってきました。
結局、アウトプットしなければ、そこに立ち止まったまま進めないのですね。
なんて、漫画を買う位で色々と考え込むのは、HSPの特徴なんでしょうか。
で、読んでみたんですが。
その描写は美しく、
登場人物が、その空間に浸るシーンは、
その音までも聞こえてきそうな空気感で、
あーーーー、きっと、気持ちいいんだろうなーーー。と、
ため息が出てしまう感じでした。
それぞれの登場人物の心情や現状などもあり、
それぞれの事情やこだわりも、
それ、わかるわ~って部分もあり、しみじみ。
読み終わって、満足。
読んで良かった。
私の求めていたものではなかった、というのが、はっきり分かりました。
面白くなかった、ということではなくて、
全然、別の場所にあるものだった、という感じでした。
私が【家出】に求めてるものって、そんなにカッコよくも、複雑でもなかったんだなーって。
他の人から見たら、イヤイヤ、同じだって(笑)ってなるかもですが。
ああ、やっぱり、読んでみないと分からない。
行動しないと、分からないんだ。
私は、自分が泊まれないような、高級なところでリフレッシュしているような人たちの話には、共感できないだろうし、みじめになるだけかもしれない。
そんな風に思っていたんですが、
全然、羨ましくもなく、みじめにもならず、スゴイ行きたい、とも思わず。。
どう思ったかと言うと、
この漫画に出てくる世代よりも、歳をとっている、、ということなのかな、と思ったんです。
恋愛とか、親の価値観とのギャップとか、そういう話が出てくるんですが、
そういうの、もう、どっか行ってしまっているんですよね。
あー、昔は、そういうのあったよね。みたいな。
あと、ちょっと、主人公のお姉さん、苦手なタイプかも、、でした。あは。
私が【家出】に求めている事って、
ただただ、自分のスイッチをオフにして、
ほぼ「無」の状態になるって事なのかもしれません。
ミラーリング機能がテレビにあって、
鬼滅の刃とゴールデンカムイが大画面で観れて、
BSで面白い番組を観れたら、もう最高なんです。
近所に美味しいお惣菜とか、つまみとか売ってたら最高。
ビールの種類が沢山あるコンビニがあったら最高。
朝、お散歩できるような場所なら、もう最高。
なんか、グレードアップ、、とか言って、
ツインの広い部屋に通されても、
ベットが小さいくなるのが嫌だ、とか。
テレビが正面じゃないと嫌だ、とか。
そういうこと言っちゃうようなヤツなんでね、すんません。
1冊の漫画で、自分の色々な事が分かってしまいました。
とても清々しい気持ちになりました。
これからも、自分流、おひとりさまホテル、やって参ります(^^)
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