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海外ドラマ「マーサ・コステロ」‐イギリスの司法制度とロンドンの暮らしが良くわかるドラマ

イギリス(2011年) 制作:BBC,Peter Moffat 脚本:Peter Moffat,Steve Thompson,Debbie O'Malley,Mick Collins,Colin Teevan 主演:Maxine Paeke,
Rupert Penru-Jones

イギリスの法廷弁護士の活躍を描くドラマです。日本と司法制度がまったく異なるので、それを理解するのに少し苦労しました。ロンドンの司法関係の建物が多く出てきたり、BARなどどのような社交場でいろいろな話をしているのかもわかりました。
 日本でいうならば、新橋の飲み屋さんや銀座のBARなど、おそらく日本だとあの場所のこんなところだろうなと想像しながら楽しめます。

イギリスの司法制度は弁護士の役割が非常に大きくて、被告側と訴訟を起こす側それぞれに弁護士が付きます。日本の民事裁判のようですが、刑事裁判でも、日本の検察庁にあたる部署から弁護士が依頼されて、そのクライアントのために弁護します。また刑事事件も、国家・行政担当者ではなく、私人が訴えることを認められています。だから、弁護士同志がそれぞれ専門性のある立場として代理人としての意見を交わせて、それを裁判官が調整して、陪審員が法の秩序と常識を配慮して、罪の判断をする。という制度がとられているようです。

ですが事務弁護士がクライアントから依頼を受け、それを法廷弁護士として弁論を行う人に委託するという過程が時間がかかり、さらに、事件全体を把握することができるのか、少し疑問でした。

私自身も「集団ストーカー犯罪」という犯罪に巻き込まれており、違法通信により噂を流されてしまって困っているのですが、警察に相談しても、その犯罪をみとめるということ自体に対しても、所轄警察の意見は新たな犯罪のためかブレるので、イギリスみたいに私人訴追が認められているのであるならば、早く事件が解決できるのではないかと思いました。私は管理建築士なので、今まで行政側と建物の開発行為などいろいろとやり取りをしておりました。建築基準法が改訂になった時の確認申請という業務の一号物件も担当したりしたので、また新しいことになぜか一号として対応しなくてはならないのかしら?と思っております。関東綜合通信局(通信行政の管理組織、総務省の下位組織)の人にも「これは犯罪だから根気よく警察を説得してほしい。」と言われています。

そして驚いたのがカツラ!


まだカツラしている!と思ってしまいました。イギリスの上院でもみんなカツラをかぶっていますが、伝統を重んじる国ならではだなあと思いました。

そして題材の「Silk」ですが、法廷弁護士の中で、経験年数が10年以上の法廷弁護人から大法官の助命に基づき国王が任命してなる勅選弁護士という職種の人が身に着けるローブの素材がシルクだからだそうです。そのために「Silk」と言われたり「国(女)王の弁護士」と言われたりするそうです。


日本の司法制度


イングランド・ウェールズの司法制度


また司法制度に関係する建物群が出てくるのですが、この写真の王立裁判所はイベントスペースまであります。シーズン3で事務所のパーティの舞台になっていました。

イギリスに語学留学を考えている私としては大変勉強になりました。

またシーズン3の最後にあくまでも被告人のために有罪の証拠が出てこない限りは被告人の味方に徹する主人公が国家の暗部に触れてしまい、その暗部にどっぷりつかっていた人が忠告するシーン

「ゲームは勝敗がすべてだ」
「つまり参加者の誰もが腐っているんだ」
「ゲームに参加しないことは、つまり、逃げるしかないんだ」

と言っておりました。

私もこの犯罪に巻き込まれて「ゲームだよ」と言われてうんざりだったのですが、さすが、ゲーム好きのイギリス人の表現、警察の腐敗をそのように表現しておりました。

ちなみにハリウッドの「Game」というマイケルダグラスが主演の映画は「集団ストーカー犯罪」を描いております。その中のキーワード「How to kill a mocking bird」はアラバマの人種差別とレイプ事件の冤罪を描いている本でアメリカの子供たちは道徳の教材として小学校で多く教えられるものです。
私が被害を受けている犯罪の手法が類似しており昔から日本ではびこる「革マル派」の手法によく似ている、社会的失墜を狙う、性的嫌がらせを含むものだからです。


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