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私が見たVCの世界〜「舞台女優が歩む道」清瀬ひかり編〜

長年女優として活躍し、出産を機に新たなキャリアの道を模索し始めた、清瀬ひかりさん。

演技の世界だけでなく、ビジネスの分野にも関心を持ち始めた彼女は、ロッテベンチャーズ・ジャパン(LVJ)のイベント「ちゃぶガチ」と定例会議に積極的に参加しています。

この度、LVJに今年新卒で入社した中臣が、清瀬さんのこれまでのキャリア、ビジネスへの関心、LVJに参加して感じていることなどを伺いました。

清瀬ひかり

大阪府豊中市出身。モデル活動を経て、2011年より演技を学び多数の舞台に出演。2016年より劇団青年座に所属。主な作品に、舞台「砂塵のニケ」(青年座)、「モダンボーイズ」「ジュリアス・シーザー」(パルコ劇場)、映画「沈黙のパレード」「相棒-劇場版Ⅳ- 首都クライシス」「やまない雨はない」、ドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」「黒革の手帖」などがある。
2023年、出産を機に働き方を見直し、起業に興味を持ち始める。将来は女優業と母親業と起業の三本柱を欲深く追求していきたいと考えている。

女優としてのキャリア

——— まず、これまでのキャリアについて教えてください。

清瀬さん:私は大阪出身で、最初はモデルとして活動していました。上京してからは事務所に入り直し、もっと表現したいという思いが強くなり女優を目指しました。モデルの仕事は楽しかったのですが、自分の内面をもっと表現したいと感じたんです。
遅いスタートにはなりましたが、24歳から演技の勉強を始め、小劇場と言われる、例えば下北沢のような場所でいろいろな舞台に立ちました。そして、今度は技術を磨きたいと思い、老舗の劇団である「青年座」の研究所に入りました。ここは西田敏行さんがかつて所属していた劇団です。2年間はまるで山登りのように、芝居漬けの日々を送りました。劇団員になれるのは限られた人数ですが、無事なることができ、その後も泥臭く地方公演を回りました。
劇団の一員として、自分たちでセットを組み、芝居をし、解体して次の場所に移動するというサイクルは劇団ならではで、かなり鍛えられたと思います。だんだんと外部の舞台にも出られるようになり、パルコ劇場などの大きな舞台にも立つようになりました。並行して、ドラマや映画にも出演しながら、ずっと修業中という気持ちです。

舞台で着用した衣装

ビジネスへの関心

——— 演技だけでなく、最近はビジネスにも興味を持たれていると伺いました。

清瀬さん:お芝居をやる中で、技術を身につけるために暗中模索しながら努力していましたが、あらゆる職業と同じようにビジネスセンスも重要だと気付きました。多くの優れた役者の中で、成功するためには演技力だけでなく自己プロデュースの重要性があることに気付きました。そのため、ビジネスの視点から自己プロデュースを考えるようになりました。
また、子供が生まれてからは、演技以外にも人のために何か役立ちたいという思いが強くなり、挑戦したい気持ちが大きくなりました。

LVJに参加して

——— どういうきっかけでLVJに参加するようになったのですか?

清瀬さん:きっかけは(LVJ取締役の)澤田さんでした。澤田さんと知り合ったのは5年以上前で、忘年会などの集まりに参加させていただいた際にお会いする程度でした。最近、久しぶりにお会いした際に私が生きていく道を模索してクサクサしていたので、見学に来ないかと言っていただき、本当に行くことになりました。

——— 実際に来てみていかがでしたか?

清瀬さん:全く違う世界に飛び込んだ感じがして非常に面白かったです。私はアナログの世界にいましたが、澤田さんの周りには最先端の人たちがいて、彼らの勝負に対する姿勢に感銘を受けました。そして、皆が人の役に立ちたいと一生懸命で、彼らのように、自分も人のために役に立ちたいという気持ちが強くなりました。
また、先ほども少しお話ししたように、子供ができたことで、自分のためだけにやるのではなく、人のために役に立ちたいという気持ちが芽生えてきています。役者をしていた時は自分のために頑張っていましたが、それではモチベーションが保てないと感じることが出てきました。澤田さんからはそう思うのは自然な流れだと言っていただきました。自分のためだけではなく、人のために何かをすることで、もっと充実した人生を送りたいと考えています。

——— 「ちゃぶガチ」や定例会議に参加されていかがですか?

「ちゃぶガチ」とは?

清瀬さん:「ちゃぶガチ」については、すべての経験が印象的ですが、特に幅広い領域を扱っていることが心に残っています。とにかく領域を問わず、議論のレベルの高さに驚かされました。澤田さんの視点も非常に参考になり、お隣で聞くことができるのは贅沢な体験でした。彼の視点から、業界を問わず事業やビジネスの本質を見極めることを学んでいます。各分野に詳しくなくても、抑えるべきポイントをしっかり考えることが大切だと痛感しました。
定例会議も、とにかく刺激をもらうことが一番大きいです。全然違う領域にいたので、この状況に触れられることがすごいなと思います。みんなが本気で取り組んでいる場にいるのは非常に贅沢なことだと感じています。想像していた以上に厳しい場も見せていただいて、この経験が今後のキャリアにどう生かせるか、本当にいろんなアイデアが浮かんできます。

清瀬さんのわんこ(ピノ)も定例後の疲れを癒しにあちゃぶ台へ来てくれました!

———LVJに参加するようになって変わったことはありますか?

清瀬さん:アンテナを広く張るようになり、イベントなども行ってみたいと思うようになりました。勉強しながら進めることの大切さも学びました。具体的に何をやるか決めて実際にやってみようと考え、思いついたことをメモするようにもなりました。
本当にしょうもないことが多いですが、日常生活で使える便利なもの、例えば冷暖房付きベビーカーや、子育て中のママ同士で子供を預かり合える仕組みなどをメモしています。主婦の方が発明したダイエットスリッパに勇気をもらい、日常生活からビジネスアイデアを見つけられるのではないかと考えています。これからもアイデアを膨らませ、具体的な形にしていきたいです。

アイデアメモ帳

——— 最後に一言お願いします。

清瀬さん:「それぞれの能力にそんなに差はなく、やるかやらないかだ」という澤田さんの言葉に励まされ、気付かされました。ユニクロの本にも同じようなことが書かれていて、学生時代から本気で雑草を食べるような覚悟でやっていたら成功していたかもしれないと思います。だから、今もその泥臭さを持って続けることが大切だと感じています。
今後、人生をどうしていくかを模索していますが、LVJへの参加をきっかけにやりたいことが増えてきました。自分のキャリアをどう築いていくか、どのように人の役に立つことができるかを真剣に考えるようになりました。女優の道は歩み続け、子育ても全力でしながら、新たなビジネスの道も模索していきたい。時間はあっという間に過ぎるので、前向きに取り組めばきっと道は開けると信じています。LVJでの経験を通じて自分の視野を広げ、新しい目標に向かって進んでいきたいと思っています。

———清瀬さん、 どうもありがとうございました!

やるかやらないかが大事!

最後に

LVJでは、事業や資金調達についてのご相談を受け付けております。
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また、「愛をもって、共に歩む、挑戦者。」となる仲間を大募集中です!

最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!

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