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ケニア旅/お小遣いの稼ぎ方

私のいるケニア、ナクルでは働いている女性が多くいるように感じる。ガソリンスタンド、門番、レストラン、テイラー、コンビニ的なお店、でも働いている女性がいる。ある程度の職業には男性、女性の偏りはあるものの職業におけるジェンダーロールは紐ほどかれているのかもしれない。一方で、バイクタクシーや乗り合いタクシーやバスなどの運転は必ずと言ってもいいほど男性。

私のホームステイ先の家政婦さん/Maryは月7000円のお給料らしい。手元にお金があるとすぐ使うので、いつも彼女の財布はかつかつ。ここで登場するのが男たち。

女の子たちは上手く男たちを手のひらで転がして携帯通信代を払ってもらったり、クリスマスに向けてのおめかし代をゲットする。そんな日々の一部を今日は残そうと思う。


ホストファーザーがガソリンスタンドShellのオーナーなので、そこのカフェテリアの残飯を犬のご飯にまわす。家から歩いて15分くらいなので、Maryについていく。

トイレの番をしている男の子と話しているけど、スワヒリ語なのでよく分からない。帰り際にさりげなく二人が番号を交換するのが見えた。

「Mary、彼氏いるんじゃないの?もう一人彼氏探してるんだね~~!!」と言うと
「違うよ!これはただの友達だよ。」と言うので
「ふ~ん」と流す。

その日の夜、嬉しそうに何か言っているのでよく聞いてみると
「シェルの男覚えてる?! 50円分の電話通信料払ってくれるって!やった!」
と言うので、「彼氏は何も買ってくれなくて嘘つきでしょ。この人いいじゃん。」と言うと
「私はこの男は欲しくないの。クリスマスが近いからお金がいるのよ!私は、彼氏を愛してる。」

「私がお金持ちと結婚したいって言うと、そんなこと言っちゃだめだって言うのに、そんなことしていいんだ!」

「ハハハ~」


またある日、shellに行くと彼がいる。
40円くれた。半分はMaryに、半分は私にらしい。コーン買いなとお小遣いをくれた。
友達じゃないときは、肌の色が明るいので金の塊にしか見られないけど、友達の輪に入れてくれると本当に何の壁も作らず接してくれるアフリカの文化は本当にいいなと思う。

家でゆっくりしていると、エクステと頭に付けるオイルを腕に抱えてニタニタして帰ってきたので、
「うぉ~、お金持ちだね~」と言うと、
「shellの男が買ってくれたのよ。クリスマスが近いから、髪を編む用のエクステ
オイル、トップスを買ってくれた」とのこと。

家では「あの男はちびすぎる。お金さえくれればいい」と言いながら、彼の話をするときはデレデレしている彼女を見ながら私も賢く生きようと思うwww

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