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独立してからもうすぐ3年経つので振り返ってみる(4)

この独立してからのエピソードもついに4話目。少しブログを書くのに飽きそうになりながらも何とか記事を執筆していきたいと思う。

前回迄の話で記したように融資で得た100万円を大分使ってしまったのでこの時からはお金を稼ぐ事を目的に動くようになった。焦りによってやっと個人事業主としてやるべき事に移ったという事だ。

この時は、丁度独立してから2年目に入る所だ。そして残るエピソードはこの話を含め4話。正直1年目の新しいことばかり経験していた事に対して2年目以降は新しい経験が少なくなっておりエピソードも少ない。読み手の方にはもう少し付き合って貰えたらと思う。

前職の業務提携という名のアルバイトを始める

お金が無くなりつつあり、少し焦っていた私に偶然前職の社長から連絡があった。前職はメインはITを手がける業種なのだが別事業も手掛けていた。偶然私は幸いな事に別事業を手伝えるスキルがあった。

そんな前職の社長から別事業を拡大するので手伝って欲しいと連絡があったのだ。お金が無くなりつつある当時の私にとってはむしろこちらからお願いしたいぐらいだったのでスムーズに業務提携がスタートする事になった。

上記では業務提携とあるが内容はアルバイトと変わらない。前職の会社は所有する店舗が当時2つあったためその二つのお手伝いに行きお客様の相手をしたりする内容だ。ただ、業務提携で契約しておくと将来融資を得たり営業する時のトークに使えるため名目してあるだけの事だ。

都合の良い人材として使われているので移動は少し大変だった。私は実家に在住しているので片方の店舗には1時間、もう片方の店舗には2時間程かかっていた。しかし、そんな移動とは比べ物にならない逆境が訪れる事になる。

元上司とのトラブルになる

業務提携の契約期間は6ヶ月、だが働き始めて1ヶ月ぐらい経った頃だったと思う前職の会社の元上司と私はトラブルになりかけていた。

内容としては、契約時に遡る。私は転売も同時にやっていたため業務提携として働ける時間に制限があり会社側もそれを了承しての契約となっていた。簡単に言うと夜は働けませんという契約内容だった。

しかし、問題は一つの店舗によって起きた。その店舗は前職の会社が買収した店舗だったのだが店舗に在籍していた社員も一緒に買収された形となっていた。

そして、元々契約時には私が朝番をする予定で、鍵の当番も場合によってはやる予定で進めていた。しかし、実際に業務が始まってみるとその店舗の店長は外部の者に鍵を任せたくないということなのだ。

鍵を任せる事ができない影響でシフトを組む時に支障が生じ、私が夜働かないというのが難しい状態になってしまったのだ。

そしてここから前職の上司とのトラブルが始まる。簡単に言うと前職の上司の言い分は私に対して夜働いて欲しいと言う事だったが私が断った事でトラブルになった。トラブルとは言っても怒鳴り合いなどではなく表向きは双方穏便だ。しかし、当事者間で解決できる見込みが無さそうだった。

元上司と話を収める事ができず社長が介入 - 結果元上司は会社を辞めることに

側から見ればその程度受ければ良いという話かもしれないが夜の方が転売業の効果が高いのでできれば夜に行いたい。その話を契約時に伝え了承してもらった上での契約だったのだ。ましてや契約後に鍵当番の確認は契約前に済ませる事のはずなのでこちらが一方的に責任を取る事に納得がいかなかった。


立場上こうして業務提携の契約を結ぶ時どうしても個人だと下に見られやすく何か起きた時の責任を取らされやすいと思う。以前も少し前職の会社の元上司から仕事を受けたことがあったが契約の内容と途中から少し変わってしまい最初より多い量の作業をした経験もあった。

こういう時に大事になるのが契約書なのだが以前は前職の会社ということもあり形式上のみで詳しい内容を盛り込んでいなかった。そのため、結局言われた事を違うとは思ってもやらざるを得ない状態になってしまっていた。


しかし、今回の業務提携の契約は細かい内容もしっかりデータ化しておいたのだ。そして、当事者間での解決の見込みがないと考えた私は社長に今回の件を伝え巻き込む事にしたのだ。

結果、社長が介入した事で私の言い分も通るようになり双方の落とし所を見つける良い形で話が収束する事となった。元上司はその後社長と揉める事もあり話し合った結果会社を辞める事になったようだ。

元上司は今回このようにトラブルになってしまったが私が会社に在籍してくれていた時には大変お世話になっており今でも感謝している。ただ、同じ会社の社員である事と外部ではやはり対応の仕方が大きく変わるのだと勉強した出来事だった。

まとめ

以上が業務提携契約を結んだ時のエピソードだ。実際に働いていたが業務自体よりトラブルの方が印象強く記憶に残っている。皮肉なものだと感じるエピソードだ。

こうして実際に外部の会社と仕事をすると個人事業主は自身を守る存在は自分自身しかいないという事を思い知らされる。こういった経験は遭遇している時は辛いが後々に良い経験となる事を信じておきたいと思う。

ただ、この半年間という期間で結んだ業務提携契約結局半年経たずに解消される事となる。その時はトラブルではなく、新店舗の店長をして欲しいという事で改めて契約を結び直したのだ。

人材不足だったとはいえ外部の人間である私に店長を任せてくれたのは非常に嬉しい事だ。次回は、その店長になった時のエピソードを紹介したいと思う。乞うご期待あれ。

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