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面談

スカウトメールや求人掲載を行うと、一定数の返信があります。スカウトに関しては「もっと詳細を教えて欲しい」などの連絡が来ることがあります。この段階では最小限の開示しかできないことが多いため、その段階で若干名、辞退されることがあります。また音信不通になる方も1割ほどいますが、2回登録されたメアドに、1回はサイトのメール機能でそれぞれリマインダーを打ち、返答期限を決めます。そこまですると、大半の方は連絡がつき、面談の日程調整に入ります。

求人掲載に関しては、興味を持った方が全てエントリーされるため、登録された経歴書を読んで、書類が通りそうかどうかを確認します。せっかくのエントリーなので、性善説で読むようにしているのですが、それでも書類が通る見込みの無い方には定型文で申し訳ないですが、NGメールをお送りいたします。ここでは能力云々は関係なく、「その求人に関して」書類が通るか通らないかという目線です。5%でも可能性があれば、面談の日程調整に入ります。

面談前には必ず履歴書と職務経歴書をお送り頂きます。実はサイトに登録されている内容と大きく異なる場合があるからです。現職に5年以上在籍されていることになっているのに、その後2度3度と転職を繰り返されている場合があります。この時点でお断りするケースがあります。

面談は原則対面で行っておりました。電話面談にするのは専門職や地方在住の場合のみで、首都圏は会社近くまで伺っても対面で行っていました。昨今のコロナウィルス対策で、ZOOMやMEETやSKYPEに切り替えたのは以前の当ブログの通りです。

面談の場では、企業について知っている情報を全てをお伝えしております。企業に推薦するためのキーワードとなる単語を聞き出すのが目的であり、極力プラスの面を引き出そうとしています。専門性やマネジメントや人柄など、職歴書だけでは書類通過が難しい方でも、企業が食いつきそうなネタを集めています。

なので、預かっている書類だけで通過してしまいそうな方は20分もかからず終わってしまいます。逆に当落線上の方は、何とか言質を取ろう、不足分を何かで補おうとするので、時間がかかります。もちろんその方の、話の長さや雑談の多さや話の幅などで、短く済む面談が長くなることもあります。

私は書類さえ通れば、面接で気に入ってもらえるかもしれない方は全て推薦します。なので面談を大事にしています。一方で、書類は通過しそうだが、面接では難しいだろうという方は推薦いたしません。その場合は極力、ご本人に断ってもらうように、話の流れを作るか、相手が望む人物像を明確にしていきます。

たかだか数十分の面談ですが、面談での印象は、企業側のフィードバックとさほど乖離はありません。でも人材会社も企業も見抜けずに、入社後に裏の顔を出してしまう方が一定数いらっしゃるのは事実です。

本当に難しい仕事です。

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