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25歳、フリーランスとして生きる覚悟。

こんにちは、岩名地(いわなじ)です!

第四弾となる今回は、私がフリーランスという生き方を選択するに至った背景をお話したいと思います。

自分の人生を素直に生きる

それがどんなに難しいことなのか。けれど、それがどんなに大切なことなのか。もっとも実感したのがこの時期になります。

社会の常識。
生活の中でのしがらみ。

人生にはいろんな困難が立ちはだかっています。
それでも「一度きりの人生。ありのままに素直に生きていく」ことを決して諦めて欲しくないです。

今、
・現状に不安や不満があるけれど、抜け出す勇気がない人
・社会の常識だからと自分の人生の視野を狭くしてしまっている人
・何かが原因で「仕方ないんだ」と自分の心に嘘をついて自分を犠牲にしている人

そんな人たちにとって、フリーランスに至るまでの私自身の葛藤だらけの経験話が、少しでも前向きな何かを与えられたらなと思っています。

# 不安からの脱出

育児中、息子の成長は本当に楽しみで、
・初めて寝返りをしたとき
・初めて歩き出したとき
・初めてママと呼んでくれたとき
の喜びはひとしお。息子は私の生きがいになっていきました。

その一方で、息子の日々の変化や、育児で大変だったことを誰かに共有する時間は減り、次第に孤独を感じるようにもなっていきました。

息子が何を伝えたいのか、そして私の言葉をどうしてわかってくれないのか、(まだ赤ん坊なので会話ができないなんて当たり前のことなのに)、どうしようもないもどかしさに苛まれていったんです。

以前までは会社に行くことで同僚とたわいもない話で気を紛らしたり、顧客と向き合う中で誰かの役に立っていると実感できたり、そんな機会が多々あったのですが、育休中はその機会もなくなり。
当時の唯一の情報収集の手段だったSNSを見れば、同僚が活き活きと働いている写真があげられていたり、家族仲良さそうな写真があげられていたり。

いつの間にか、家の外の世界を羨ましいなと思うようになっていました。

今思えばあの時の私は、産後うつ状態で正常時の自分ではなかったと思います。

子どもとのコミュニケーションの取り方も分からず、日に日に育児の疲れはたまり、世界中で私一人だけが苦しんでるんじゃないかと、そんな気さえもしていました。

けれど、私の不安をよそにスヤスヤと眠っている息子の無防備な寝顔を見たとき、初めて息子を抱いたときの思いがふと蘇ってきたんです。

「何があってもこの子を幸せにするんだ」と誓ったときの思いが。


ママはいつの間にこんなに弱くなってしまったんだろうね。
泣きっぱなしの毎日なんて、ママらしくないね。
このままじゃ駄目だよね。

次第に、自分を奮い立たせるようになっていました。

それと同時に自分の中に
「そもそも、どうしてこんなに不安なんだろう」という疑問も。

そうやって不安の原因を探るようになった時、思い浮かんだのは「社会との接点=会社によって作られたもの」ということでした。

だから「会社を休んでいる今、社会との接点がなくなってしまったように感じてしまうんだ」と。

そして、それは同時に「誰かに寄りかかっている人生で良いのか」と、自分自身に対して問いを立てるきっかけにもなりました。

「リクルートという会社がなくなったら?」
「果たして私は幸せでいられる?この子を幸せにできる?」
「そもそも自分の人生を歩んでいるのか?」

これまでの人生が、会社や家族、子供といった”私自身以外のなにか”に依存していたということに気づいた瞬間でした。

そして、ある決意が生まれます。
会社を辞め、フリーランスとして活動をするという決意でした。

この決意を無謀だと思う人もいるかもしれません。
実際に周囲にもたくさん心配されました。

0歳児がいる状況だったこともあり、
「今チャレンジングな世界に飛び込む必要があるのか」
「会社にいた方が安定しているし、子供のことも守れるんじゃないか」
「子供の成長は今しか見られないのだからしっかり見てからでも遅くないのでは?」
「母親なんだから…」と
そんな反対意見ももちろんありました。

けれどこの時の私は、このまま会社や自分自身以外の事に依存して生きていくことが、自分らしい人生を送っているとも、安定した生活を送っているとも、とても思えなかったのです。そして「今の生き方で息子を幸せにできる」と、胸を張って言えなかったんです。

・日々、イライラして何かにあたってしまう自分
・不安といつもとなり合わせな自分
・誰かを羨ましいと思ってしまう自分
・口を開けば愚痴しかでない自分

こんな人生は楽しいとは言えない。
果たして、子供の成長を見守りながらも、自分が歩みたい自分らしい生き方(キャリアや人生)を欲張って生きていけないものなのか。

私自身が自立することこそ、安定と言えるんじゃないか

自分のキャリアや人生だって限られているんだから、「誰かのために生きるのではなく、自分のために生きることが、結果として誰かを幸せにできるのだ」と思いました。

そのためには「何かに依存していちゃ駄目だ。自分の力で道を切り開いていかなくちゃ駄目だ」と。

そんな決意が生まれてからの私は、迷いなくアクセルを踏み続けました。

当時の上司からすると、まさに寝耳に水だったと思いますが、育休から復帰したその日に「会社を辞めます」と告げ、その3ヶ月後にはリクルートキャリアを退職しました。

ちなみに、退職の条件として「四半期の目標を達成する」という条件が与えられたのですが、引き継ぎもなく全て新規案件のなかで無事約200%達成を果たし、無事円満退職することができました(笑)

そしてフリーランスとして約3年活動してきましたが、その毎日はとても充実していますし、大好きな息子にも、笑顔で胸を張って向き合うことができています。


この経験を通して、なにもフリーランスとしての生き方を薦めたいわけではありません。

私が伝えたいことは、「人にはひとりひとりにあった人生があって、その人生に対して素直な心で物事を見れるようになってほしい」ということです。

お金がないから。

結婚する予定だから。
子どもがいるから。

周りの人が「こうするべきだ」と言うから。

そんなことに押し殺されて、今の自分に自信が持てず不安な気持ちになっているのであれば。自分の人生を素直にいきられていないのであれば。

一歩を踏み出す勇気をもってほしいと思っています。

さて次回は、フリーランスになってからの日々と、そこから起業に至った背景について書いていこうと思っています。

状況が変わっていく中で、これまでの経験をどう活かしていったのか。逆に「スキルや心の準備がまだまだ足りなかったな」と思ったことなどを綴っていければと思っています。

自分の人生に素直になりたい!
けれど、いざその時がきたらどうしたら良いかわからない。

そんな人に、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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