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会社を辞めた同期の輝き。

2020年の春。

オリンピック開催を見越して例年より多く採用されたため、私たちの代は同期が多かった。

入社前の東京研修で関西組は知り合いたての同期とお互いの話をしながら、新幹線で行き帰りを共にしてたっけ。

本来は入社後3週間ほど同期が集まって研修があるため、そこで仲良くなるらしいがコロナでZOOMなどオンライン上でしか話す機会がなく、仲良くなりきれなかった。

インスタで繋がっていたから、なんとなくどんな子かはわかる時代。

たまにグループラインで話したりしたけど、配属が違えばシフトも合わせるのが難しく、遊ぼうねって言っててもなかなか遊べなかった。

2021年の3月。そんな感じの同期2人がまとめて辞めるという情報が入った。

私の心の声は...

良いな〜!

インスタのDMですぐ

”ね!辞めるん💧遊ぼって言ってて全然遊べてへんかったし、話聞きたい〜!”

そうメッセージを送り、会うことになった。


初めのトピックはなんで辞めたのか。

同期の悩みはみんなほとんど一緒だ。なんせ面白く無い。私たちの仕事は少し特殊で好き嫌いが分かれる。面白く無いことは無いのかもしれない。ただ、入社前の会社に対する憧れや期待が高かった分、私たちはがっかりしたのだ。

何かに挑戦したいというアクティブな子には合わないが、安定が一番で与えられた事をこなしたい子には向いている。そんな会社なんだと私は思う。(あくまでも個人の意見です。)

配属は違えど抱える問題や、やりたい事とやらなきゃいけない事のバランスの難しさなど共感が沢山あり過ぎて、話は止まらなかった。


次のトピックは辞めた後はどうするのか。

カッコ良すぎる回答が返ってきた。

『フリーランスでライターやってるねん。』

ライターってほんまにおるんや。(心の声)

世に出ているクリエイティブな職業って何から始めてどうお金に変わるのか謎だし、やってみたいけどどうせ自分には無理かなってもどかしくなるもの。こんな身近にそれをやり始めている友達がいたなんて。刺激以外の何者でもない。

今の時代に誰もが憧れるフリーランス。彼女は会社を辞める前に自分が輝く基盤を作っていた。

新卒1年目は覚えることがいっぱいで、毎日が精一杯で。休日は干物になってた私とは違い、仕事の休憩中もライターの副業をやっていたらしい。

私にはそんな余裕なかった...いや探せば見つかったのかも。

もちろん会社の給料よりは低くなってしまうし、一人暮らしには少し厳しい道だろう。

なんとかなるやろ。らしい。

そう、ほんまに人生なんとかなるし、毎日何かのために目標持って頑張る人、自分から行動してリスク負いながら人生楽しむのが勝ちや。

彼女曰く、会社で出会った方にビジネスのお話もいただいたらしい。なんと幸運でそれをモノにしちゃうなんて!

そんなこんなで彼女は上手いこと

辞めたいと思い、やりたい事を見つけそれをお金につなげて、辞めたのだ

また彼女の選択には彼氏からの影響もあったらしい。彼女の彼氏はYouTubeをやっているらしい。まだ学生ながらフリーランスで活躍している彼から、お金を生み出すノウハウを教えてもらったのだとか。

人の人生を変えるのは人なんだな。

『彼に出会って、変わった?』と聞くと

『辞めるとは思ってたけど、もともと3年働いてやめようと思ってたからまさか1年でね〜』と笑っていた。

私もとりあえず3年はと思ってた。この3年って何の基準なのかもわからずに。その3年で私は成長できないし夢に近づけないのも目に見えてるのに。

話を聞けば聞くほど、私もやりたい事に挑戦したい!あれもやりたいし、これも挑戦したいし、決めれない!まず何からしよう...

こうしてこうしよう。これしたら楽しそうちゃう?それは絶対いける!

夢の話やこれからできる可能性、ビジネスチャンス。話が合い過ぎてびっくり。

(具体的に何をしたいかはまた本格的に始まったらNOTEに残そうと思う。)

『お金の話割と好きやけどこんなに話し合う子に出会えへんかったわ〜』

『私も!笑笑』

そうしてその日は帰った。


彼女が会社を辞めて1ヶ月。

インスタの中の彼女はイキイキしててさらに輝きがましていた。

彼女は掴んだビジネスチャンスを生かしながら新しい人生を楽しんでいるように見えた。

インスタはいいところしか写さないから苦労しているのかもしれない。

ただ彼女は確実に前に進んでいてそれを応援する私のような友達も沢山いる。

彼女とのDMで

”これからどうするん?”と聞かれ

”ゆっくり夢へ近づくための準備をしようと思ってる。時間かかるかもせれへんけど、追いつけるように頑張るから待ってて!”

と答えた私に

”いつか一緒にビジネス出来たらいいな。”

と言ってくれた彼女を裏切らない、

自分の期待を自分で裏切らない選択をしていきたい。



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