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高校生がラジオ運営!?——企画からWEBサイトまで自分たちで作成

まだまだ継続中の毎日投稿。
ということで、今回はルークスラジオについてのご紹介。

ラジオならワンチャン!?

ルークス生A「Youtubeやったほうがいいよね」
自分「Youtubeやったほうがいいんだろうけど、編集とかめちゃたいへんじゃん!?」
自分「まあ、でももっと発信はした方がいいよね。ラジオとかなら!?」
ルークス生A「いいじゃんラジオ。ポッドキャストとか地味に流行ってるし。」
自分「やるか」
ルークス生A「やろう」
ということで、2022年1月に産声を上げたラジオ(もう実は3年目)。
教室にあったマイクを使って、とりあえずたわいものないことを話し始めました。そして、録音して聴いてみると、、、
一同「音質悪いな。。。」「素人っぽさ満載」
話自体はけっこうもりあがった記憶があるのですが、音質の悪さが目立ち、おもしろさどころじゃない。いやあ、みなさん音質ってめちゃくちゃ重要なんですよ。ほんとに。
ということで、近くのビックカメラに。やる気は十分あるし、形から入ろうということで、今音質マイクを2本買いました。衝動的な買い物だったので、自腹で6万円を出費(のちに、ラジオの重要性が認められ、経費清算できました)。
マイクスタンドも近くの楽器屋さんで買って、準備バッチリ。ということで、「はじまりました。ルークスラジオ。」

番組名も、カバージャケットも、音楽も。

ということで、音質の問題はクリアしたのですが、肝心の内容をどうするのか。
自分「番組どうする?コンセプトから考えようか」
ルークス生A「普通にトーク番組とかは?」
自分「ルークスの人以外だとつまらなくない?」
ルークス生B「ルークスの授業とか面白いし、流せば?」
自分「たしかにいいなそれ。ラジオで録音しておけば、講義記録にもなるし。とりあえずやってみよう。」
だいたいこんな感じのノリで、録ったのがルークスアカデミー「社会学①——社会学ってどんな学問?」
ういういしいですね。ちょっとつまったり、咳き込んだら撮り直し(今はもう無視しています)。そんなこんなで、3時間くらいかけてやっと1本収録できました。
一同「なんか、ラジオ、楽しくない!?うぉううぉう」
一同「もっと番組やりたいね。時事問題話したり、本について議論したり。あとは、AM感というか、アフタートークもやりたいね。」
・・・・
気づいたら6番組もできていました。番組はこちら
こうやってぶちあげちゃうんですよね。なんか。
ルークス生A「ポッドキャストあげるためにはカバーが必要ですね」
自分「つくろ」
絵心のない2名で、なんとなくこんなかんじだろというカバーのイメージを作り、社内のデザイナーさんに依頼しました。もらった案をもとに、修正案を出してを何度か繰り返してカバーができました(2ー3日でできましたこれが実践型学習)。
ルークス生B「なんか他の番組だとテーマソングとかつくってるよね。」
自分「音楽欲しいね。」
ルークス生A「あいつ(後輩)音楽つくるのすきじゃん。○ろー。」
○ろー「え。なんですか?」
ルークス生A「ラジオの音楽作って」
○ろー「え?いきなり?」
自分「6番組あるけど、それぞれこんな感じのイメージなんだ。」
○ろー「はい。わかりました。」
翌日には出来上がってました。すごい。
自分「音楽作ったら、編集もちゃんとしなきゃいけないね。」
ルークス生A「Adobeもってるしやるよ。ただ、ラジオには出たくない。」
ラジオをはじめると、出たいというルークス生もどんどん増えていき、楽しくなって、ほぼ毎日ラジオなんていうラジオハイの時代を迎えました。
Podcast配信ツールも登録して、はじめてラジオが上がった日は印象的です。

在庫管理どうする?引き継ぎどうする?

そこで問題になったのが、過剰な在庫問題。
自分「在庫どうする?データベース作るか」
ルークス生A「やりましょう」
Notionを使ってラジオの在庫管理体制も次第に出来上がってきました。番組名・概要・収録日・アップロード日などの項目を設けたデータベースは、いまでも活用されています(いやあすごい)。
そんなこんなで、ルークスラジオは順調に進んでいきました。
しかしここで、大きな問題が。
ルークス生B「俺たちもそろそろ卒業だし、引き継ぎ考えないと」
そう、ラジオの主要メンバーは3年生だったのです。ということで、またあの展開が。
ルークス生A「0ジロー」
0ジロー「はい。なんでしょう。」
ルークス生A「なんかやりたいことないとかいってるけど、とりあえずラジオマスターやりなよ」
0ジロー「えー。なんで。」
ルークス生B「こういうのはね。とりあえずやってみるっていうのが大事なんだよ。頼んだよ。」
0ジロー「えええ」
ということで、翌年度からは0ジローをラジオマスターとする体制が発足。ルークスラジオは安定的に更新ができるようになりました。
ちなみに、そんな0ジローも昨年度卒業。彼が残した名言は「とりあえず、ラジオやれ」

ホームページつくろ

0ジローの最後の仕事が、HPづくりでした。
無茶振りで有名な某嶺井氏の授業に、「STUDIOをつかってウェブサイトをつくる」というものがあります。
自分「0じろうくんさ。ラジオのホームページ欲しくない?」
0じろー「ほしいっちゃほしいですね」
自分「ね」
0じろー「ええ。もうやだよ。」
なんだかんだいいながらやるのが0じろー。
ほかの学生も巻き込んで、ホームページをなんとか作成。これまでの在庫も登録して、つい先日公開に至りました。どうぞ、ホームページをよろしくお願いします。
0ジロー「ラジオ引き継がないとね」
自分「とりあえず後任者とご飯でもいきましょう」
ルークスの在学生のおじいさんとおばあさんがやっているもんじゃ焼きで引き継ぎ式をしました。
そして、より組織化された方法でラジオの更新体制が築き上げられつつあります。
改めて振り返ると、高校生がここまでラジオ運営するってすごい。ヴィゴツキーという心理学者に「発達の最近領域」という概念があります。
人間の能力行使には「自力でできること」「支援があればできること」「まだできないこと」の三つの領域があります。自力でできることと支援があればできることの間の領域が、発達の最近領域です。そして、学ぶとは「できないことができるようになること」と捉えると、この発達の最近領域が非常に重要になります。つまり、周囲の適切な支援を通じて、人間は学習していくということです。「無理難題ではなく、ちょっと頑張ればできること」を適切に支援すること。その結果、だんだんとできることが増えていく。
そんな学びの多い(?)ルークスラジオの誕生秘話をお届けました。
あらためて、ルークスラジオをよろしくお願いします。
https://loohcs-radio.com/

[今回の記事担当]谷口 祐人
慶應義塾大学総合政策学部総代、および同大学院政策メディア研究科修士課程修了。現在、同大学院博士課程にも在籍中。Loohcs高等学院のコンセプトの設定やカリキュラム設計を経て、取締役に就任。取締役に就任後は、主に全社のビジョン・ミッションの言語化やLoohcsが「目指すべき教育」の形の言語化に携わる。

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