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嶺井祐輝とLoohcsの関わり

はじめまして、Loohcs代表の嶺井です。一応、二代目社長という立場になりまして、会社として・社長としてやりたいことや今後、自分のプロフィールまで書いていくと、記事の文字数が多くなりそうだったので、今日は自分がLoohcsに関わり始めたところのみ抜粋して投稿します。

僕がLoohcsに関わり始めたのは、LoohcsがまだAO義塾を名乗り、NESという中高生向けの起業家養成講座の運営に斎木陽平が力を入れていた頃です。2013年のことですね。今でこそ様々なNPOや社会企業たちのご尽力で、中高生向けのプロジェクト学習の機会は溢れていますが、当時はまだまだ珍しく、本格的な実践や探究を伴わせたプログラムとしては最先端だったと言えるでしょう。

当時、意識の高かった僕は友だちとベンチャー起業的なことを何度もしていましたので、IT系のビジネスメンターの1人として、斎木に声をかけられたわけです。それが、Loohcsのコミュニティ(当時は「あおぎ」)との最初の接点でした。最初はよく分からない組織だなと思ったものですが、人の面倒を見るのが好きな性分が開花したのか、運営に深く関わるようになっていきます。

次第に、斎木の周りにいた高校生大学生たちの質の高さ、ハツラツとしたコミュニケーションと学習意欲の高さに、強い感銘を受けたものです。SFC入って「あれ、もしかして俺って優秀なの?」って最初思っていたくらいだったので、結構衝撃でした。この頃に出会ったうちの1人は、そのまま教育系の一般社団法人の立ち上げをやったりもしました。3個下の18歳の高校生でしたが。なお、ルークスに関わる前に立ち上げに関わった事業の中では、代表の世代交代が何度かありつつも、この社団法人が唯一10年以上経った今でも続いています。

そして、大学に入学して4年が経過した頃(4年生にはなっていません)、僕もある程度自分の至らなさを知り、意識の高さも丸くなり、少しだけ謙虚になっていました。この頃、僕はウェブマーケティングやサイト制作の受託・コンサルをして食いついないでおりまして、斎木にもその相談で最初呼ばれたことを覚えています。ちなみに当時のブログでもその頃のことを書いています。まだ青いですね。

Loohcsに関わり始めた理由

さて、関わりを深めるにつれて、やがて、斎木が代表を勤めるこのコミュニティがなくなるのはもったいない、これが持続するように自分も何か貢献できるのではないか。と思うようになりました。斎木は政治家を志しており、僕も友人としてその話を聞いていましたが、彼が政治家になったり、あるいはうっかり就職したりしちゃったら、塾の持続は当時困難でしたから。

今となっては、Loohcsは会社組織として卒業生たちが作った何社かとの共同運営体制になり、全国26教室に増え、僕が社長でも大丈夫な程には安定しました。ここからの持続可能性には、変化への適応と、みんなの想いやエネルギーの集約が大事なフェーズなので、社長を外されないように頑張りたいと思います。

そんなここまでのエピソードだけ切り取るとちょっと良い話な気がしますが、当時、正直塾の経営は甘くみていた部分がありました笑

この頃の事務オペレーション構築はマジで地獄だったし(名寄せに失敗して複数人分の請求を1人にしちゃったりとか、重複で口座引落したりとか、請求発行できず使った額自己申請してもらったりとか。今はそんなこと0になりました)、得意だったはずのマーケの観点でもそう簡単には拡大できなかったです。

確かに当時の塾は時代に先駆けすぎていたような気もしますが、世界とのコミュニケーションも下手で何度かネットで炎上しました。斎木も僕も青かったですね。僕がブレーキすればよかったんですが、ついつい背中を押したり、僕もガソリン被ったりしてよく燃えました。

事業のKPIとなるような変数がシンプルでも、人が絡む仕事は難しいんだなと思い知らされる瞬間が数えきれないほどありました。おかげで自分の器も広がり、いよいよ完全に丸くなったと思います。

果たせていない約束

さて、少し時間を戻します。まだ尖っていた関わり始めの僕は、最初は5年くらいで上場できるやろ、と思って斎木にもその前提でエクイティファイナンス(株式による資金調達)を勧めたりもしました。実際そうなったのですが、これが全然予定通りにはいかないんですよね。僕が斎木に語ったのは「毎年1000万円ほど貯金をして、選挙資金にしようという話だったが、その売上利益なら3億円は時価総額がつくはずだ(これは本当にそうなりました)。それを5-7年で数倍にして、上場した株式の売却益で出馬しよう」という話でした。

この後半の約束はまだ全然果たせてません!笑

諦めてはいないんですが、現実問題、今の調子で頑張るだけだと、まだ15年くらいかかっちゃいそうなので、頑張り方を変えねばなと思っています。

ちなみに、斎木は2023年晴れて政治家になりましたが、結局会社のお金には頼らず政治活動をしているので頭が上がりません。自前で資金調達して、経営者としての連帯保証もあるんですけど、それとは別にまたお金を借りて回っています。

まとめると、そんなこんなで、ウェブマーケのコンサルとして最初入社したところから、資金調達をそそのかして実質No.2の取締役になり(ちゃんと一緒にやるだけの責任感はありました)、しばらくして副社長になり(肩書インフレ起こすと新しい人入れづらくなりそうだったんで実は嫌だったんですが)、その後も斎木や現役員とはエモいエピソードを繰り返し紡ぎながら(これはまた今度ですね)、政界に斎木を送り出せるほどに体制が安定した2021年9月頃に社長就任が決まり(その後登記は数ヶ月後です)、今に至りました。

ちなみにエモい時期は、正直僕の経営がなっておらず、反省し弱気になっていた2020年には「俺の方がうまくできる!」と言っていた人に経営を引き継ごうとしたことさえもあったのですが、そうはうまくいきませんでした

改めて、Loohcsには僕が始めた物語がありますし、僕にもまだまだ出番はありそうですので、現状の組織に甘んじず、現場のポテンシャルを広げながら、果たせてない約束を果たせるよう頑張りたいですね。

近々、Loohcsに込めた僕の想いや、今後のことも投稿していきます。

[今回の記事担当]嶺井 祐輝
1991年生まれ。2016年に総合型選抜や推薦入試の対策塾を運営するLoohcs株式会社の設立に参画し、副社長就任。自身も教鞭を執りながら、学校事業の立ち上げと、Loohcs志塾の全国展開に貢献し、2021年より同社代表取締役社長


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