「夢」「目標」は『予定』①《夢の叶え方》

どうして私がバイクの免許を取ろうと思ったのか。
10代の頃からの夢でした。

私は身長が153cmしかないのですが、
「こんな小柄な女の子が、
大きなバイクを乗り回して、
しかも後ろに身体の大きなイカつい彼氏を乗せてたら
めちゃくちゃかっこいい!」
そんな、「かっこいい自分」への憧れをずっと持っていました。笑
なんと、驚くことに、理由はそれだけです。

まあ確かに、
風を感じながら自転車に乗ってたら気持ちいい
=バイクはもっと気持ちいいだろうな
という気持ちもありました。
あとは、田舎に行ったときに
自転車しか移動手段がなくて時々困る、くらいですかね。
まあ私は、自転車がなければ路線バスを駆使して
一人でどこへでも行ってしまうので笑、
実際のところ、あまり困っていませんでしたし、
天秤にかけた時、
免許を取る>不便
と、免許を取る場合の労力の方が億劫でした。
維持費や保険、ケガ、事故、ハンドルを握ると人格が変わりそう…
そちらの心配の方が大きかったです。
だから、普通自動車免許の同時取得は選択しませんでした。笑
「運転」に全く興味がないんですね。

さて、「夢の叶え方」という内容で書いていますが、
先日、ひとつの「目標」ができました。
「来年のGWに、彼氏をバイクの後ろに乗せてお出かけする」
です。
普通自動二輪は、免許取得から1年経過しないと、二人乗りができません。
なので、この夢を叶えられる最短の時期が「来年のGW」あたりなので、
この時期に設定しました。

これは、私のそもそもの「バイクに乗りたい理由」です。
これまでは漠然とした「憧れ」でしたし、
差し当たっては「免許取得」が最優先事項だったので
全く視野に入れていませんでしたが、
先日、突然、頭の中で具体化することに成功しました。
合宿に申し込んだり、勉強したりしていくうちに
「憧れ」が少しずつ現実化していく実感が湧いてきて、
「夢がどんどん叶っていっているなぁ♡」という感覚を味わっていました。

補足:
《まず、夢を叶える第一歩として、
自分が何かしらの行動を起こさなくてはいけない
ということは、大前提に覚えておいてください。
いつも申しておりますが、100%じゃなくて良いのです。
1mmでいいのです。
私を例にすると、合宿を申し込まなくても、
検索してサイトを閲覧する、費用や日数の目安を見てみる、程度でいいのです。
そのエネルギーがどんどん螺旋状の渦になって拡大し、
「次の一手」のエネルギーが勝手に湧いて、自然と物事が進みます。 》

そして、その「目標」を抱いた瞬間、
「憧れ」が「現実になる」という感覚が生まれました。
「夢が叶う」という感覚ですが、漠然としたイメージではなく、
「空想が現実に落とし込まれる」という確かな感覚です。
「ああ、これ、叶うな。目標達成するな」と思いました。

頭の中で、次のようなことが一瞬で想起されたのです。

・人を乗せるためには、練習と慣れが必要。たくさんお出かけしよう。
・彼は身体が大きいから、そのつもりで訓練しないと支えきれない。
・来年までの時間的な距離を体感し、なんとなく予定に落とし込んでいく。
(何ヶ月目にはこんな感じになるだろう/なっていたい、〇〇を走って練習する、
というような予測)

考えようと思っていないのに、ブワーッとイメージが湧き起こってきました。
来年を生きている自分の肉体の感覚が、今の自分の肉体に入ってきて、
「こうすればいい、こうしたい、こうしなくてはいけない」と感じたのです。
いつもとは違う、不思議な感覚でした。

◎「夢」は「予定」◎

「夢」だと思うから、
遠い存在
叶わないかもしれない
と、私たちは感じてしまうのです。
「目標」はもう少し現実的ですが、
「目標達成」という言葉がある以上、
達成できないかもしれない
と頭をよぎってしまいます。

でも、「予定」だと思えば、大したことはないのです。
そして、「夢」や「目標」を「予定」にした瞬間、
不思議なことに、
到達するまでの道筋がなんとなく思い浮かぶのです。

例えば、「今日は友達と出かける予定」だとしたら、
何を着ようか、何を持っていこうか、
どこに行って何をしようかなど、
考えなくてはいけないことがどんどん思い起こってきますよね。
それと同じで、「夢」を「予定」にすることで、
具体的な案が思い浮かんできますし、
「予定を遂行する」=「夢を叶える」という
「覚悟」も決まります。

実はみなさん、「覚悟」がなかったりするんです。
「こうしたい!」でも「こうだしな…」
夢を実現するには、大きな労力がかかります。
人間の脳は、「大きな負担」になるようなことを避けようとする仕組みになっています。
生存本能なので、仕方がありません。
(なので、自分を責める必要はありませんよ。)
「夢」が大きければ大きいほど、脳から発せられる「抵抗力」は強くなります。
そのため、「言い訳」をどんどん見つけて、
「そんな大変なことしなくていいよ (◜ᴗ◝ )」と言ってくるのです。
そこで、「覚悟」、つまり
「大きなことをしてやる!という覚悟」を決めることによって
脳からの抵抗を抑えられます。
それを「予定を遂行する=友達と出かける」くらいの軽い気持ちでできたら、いいですよね。
ここにも「夢」を「予定」として扱うメリットがあるのです。

話がそれました。
なので、「予定」だと思うことで、
「夢が叶わなかった」という絶望感や
「目標を達成できなかった」という虚無感を味わうことなく
自分の願望を達成しやすくなるのです。
もしできなかったら、また「予定」を組み直せばいいのです。
「今日のノルマ(目標)を達成できなかった」と落ち込まず、
また組み直して、明日から取り掛かればいいのです。

「たとえ明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって、
誰が決めたんですか?
誰が、決めたんですか???」

古畑任三郎が大好きで何度も全話、見ていますが、
これは、唯一、事件が起こる前に阻止に成功したエピソードで、
古畑さんが、人生に絶望している犯人(未遂)に告げたセリフです。
本当にグッとくるシーンで、書いてる今も泣きそうになっていますが、
このセリフの真髄を理解できたからこそ、胸に響いて、印象に残っているんだと思います。
そう、私たちは、
いつでも何度でも、自分の成功のため、
自分の夢のために
挑戦してもいい生き物
なんです。
誰も咎めませんし、止める権利もありません。
周囲がなんと言おうと、本当に自分がそうしたいのであれば、やればいいのです。
他人や環境に責任をなすりつけて、言い訳にしてはいけません。
やらないのは、完全に「自分の責任」なんですよね。

逆に言えば、自分の責任なので、何をしてもいいのです。
予定をクリアできなくても、問題ないのです。
明日からまたやり直しましょう。
問題なのは、やり直さないことなのです。

◎諦めること◎

「諦める」
という言葉を使う時点で、まだその願望に未練が残っている、ということになります。
本当に夢が自分の中から消えたのなら
「興味がなくなった」「どうでもよくなった」などの言葉を使うはずです。
「諦めた」と言った内容を、思い出してください。
それはまだ、自分の願望として心の奥底に残っています。
今すぐどうにかなるものでなかったとしても、
その気持ちを大切に抱いて、育てて、
自分の願望実現のために取っておいてください。

◎「今」は、「過去の延長」ではなく「未来に向かう場所」◎

これは私も勘違いしていたことです。
「自分にはできない」と思う時、多くの場合、
「過去の自分には不可能だったから」という経験から得た知恵を駆使している可能性があります。
でも実は、これって間違いなのです。
「昔の自分」はできなかったかもしれないけど、
「今の自分」はどうか、検証してませんよね?
屁理屈だと感じるかもしれませんが、事実です。

人間はどうしても、「過去の経験」を参考に生きてしまいます。
しかしこれも、「生存本能」なのです。
「火が熱くて危険」ということは、実際に火傷して得た経験と知識です。
学習能力があったからこそ、我々は危険な目に遭うことを避けられ、子孫を絶やすことなく生き延びてこられました。
だからそう考えるのも無理はないのですが、
「夢を叶える」ということに於いては、考え方を変えましょう。

過去から一直線に伸びた「自分の人生」。
この感覚がまず間違いなのです。
未来の可能性は、無限にあります。
(これをパラレルワールドといいます。)
まず、どの未来に行きたいのか、見定めます。
そこで決断した「未来の自分」のエネルギーを受け取って、
今の自分の在り方を変えるのです。
過去は関係ありません。
うしろ(過去)から伸びてきている道は、
「自分はこうである」と決めつけているので
この先も1本しかありません。
しかし、それを考慮しないで、
「自分は何者にでもなれる自由な存在だ」と目の前を見てみると、
未来に進む道は何本もあります。

目の前に、道が3本あります。
これは「未来の道はいくつもある」という抽象的な例えでもあります。
どこを通るかは、「今の自分次第」ですよね。
スーパーに行きたいから右、
家に帰りたいから直進、
本屋に行きたいから左。
それぞれの先に「未来」がありますが、
「今の自分がどこに行きたいか」で決めますよね。
「昨日、スーパーに行ったから」
という「過去の経験」の理由だけで
「右に行ってはいけない」
なんてことはあり得ません。
行く必要はないかもしれませんが、
行きたければ行けばいいんです。
もしくは「昨日、スーパーに行ったら欲しいものが売り切れていた」
という理由で右の道を辞退するのも、意味が分かりませんよね。
今日は在庫があるかもしれないし、
その可能性が低くても「欲しいから行ってみる」という考えになるはずです。
また「本屋に行ったことがない」という過去の経験の理由で
「左に行ってはいけない」「左に行くことはできない」
ということはないはずです。
行きたいなら行けばいいですし、
地図を見てどうにかして辿りつけますし、
「絶対に行きたい」のであれば、
何がなんでも行こうとします。
そう、過去は関係ないのです。
今の自分次第なのです。

スーパーに行けば、買い物をしている「未来の自分」が待っています。
何を買うか考えますよね。
「重いものを買うから、助っ人を呼ぼう」
「量が多いけど、エコバックに入り切るかな?」
これは「買い物を済ませた」という「なりたい自分」を想像できている証拠です。
未来でその状態になるには、家族に電話したり袋詰めのシミュレーションをしたり、
今、何をしたらいいか考えます。
これが「未来からのエネルギーを受け取る」という感覚です。

「来年のGWに彼氏をバイクの後ろに乗せる」と目標を思いついた時
《来年を生きている自分の肉体の感覚が、今の自分の肉体に入ってきて、
「こうすればいい、こうしたい、こうしなくてはいけない」と感じた》
と書きましたが、
正に、「未来の自分のエネルギーを受け取ったな」と感じたのです。
「こういうことか」と感じましたし、
「夢や目標を《予定》にすると、未来のエネルギーを感じやすいんだな」
と実感しました。

過去は捨てろ、という意味ではありません。
大切な経験や思い出は心の中に残しておいたり、活かすべきだと、私は思います。
ただ、それらに縛られて、未来の自分の行く末を決めてはいけません。

「やりたい」と思う時点で「できる(可能な)こと」なのです。
「夢」は、自分に可能なこと、実現可能な範囲でしか想起できません。
また、「そうなるべきである」という神様からのお達しでもあります。

「人は、《私はこういう人間だ》と自分で考える、その通りのものになります。
それと異なったものになることはありません」

仏陀の言葉を思い出しました。
自分のなりたい姿を考えていると、いつしかそういう姿になることができるのです。


長くなってしまいましたので、
次の記事に続きます。


◎おまけ◎
本筋に関係ない余談…ですが、ちょっとパートナーシップに関連しています。

「バイクに憧れる女性は、100%、男の影響」
彼氏や、他のバイク乗りの男性に言われて
めちゃくちゃに反論したセリフです。
もちろんそういう女性が多いとは思いますが、
私は昔からこの夢を抱いていましたし
(肉親や憧れの男性、ドラマや映画、俳優さんなどの影響も全くありません)、
知り合いの女性も、
「乗ってみたいから」という理由で免許を取得していましたので、
一定数、純粋に憧れる女性もいるのです。
調子に乗るな!女性だってバイクに憧れるんだ!と思いました。笑
まあ私の動機はちょっと不純ですし笑、
バイクのメカニックな部分に魅力を感じている方からすると失礼に当たるかもしれませんが、
「かっこいい自分」に憧れることは、人間の欲求としては正常なものだと思っています。
自分の装飾品のひとつに、バイクを選びました。

と言っても、彼氏が大型バイクに乗っているのですが、
その姿を見て「私もやってみよう」と決断したのは事実です。
彼は、知り合った時から、
私のやってみたいことを、なんでも既に済ませていました。
そのおかげで、良い刺激を受け、
チャレンジする勇気を得ることができました。
なので、彼には感謝していますし、
そういう意味では「男の影響」かもしれませんが、
彼に憧れているわけではなく、
そんな彼と、大きなバイクの手綱を握っている
かっこいい自分に憧れているに過ぎないのです。笑
彼がバイク乗りなので、すぐ勘違いされるのですが、
彼と一緒にしないでほしいですし、
これだけは誤解されたくないと思い、追記しました。笑

自分のことであり、彼は関係ないので、
合宿免許の相談も一切せず、
「さっき申し込んだ」と事後報告したくらいです。
これはパートナーシップにも関わってきますが、
「自分を最優先に」「自分を大切にする」
ということに重点におくと良いと思います。
「彼がいなくても私は幸せ。彼がいるともっと幸せ」
と考えるといいと思うのです。
なので私も、
「バイクに乗れたら楽しいけど、彼を乗せたり、ツーリングできたらもっと楽しい」
「ついでに、私の長年の夢を叶えてくれるのが今の彼だったら、棚ぼた」
(パートナーシップ的にはこう考えていますが、「夢を叶える」という分野では「絶対に叶う」と思っています)
くらいのスタンスでいます。
といっても、無理矢理そう思っている訳ではなく、
本心でそう思っています。笑
こういう感覚に慣れないうちは、意識的に自分に言い聞かせるといいと思います。

私の願いであり、私の喜びであり、
彼は関係ない。
彼が関わってくれたら、その喜びは倍増するけど。

こんな感じです。
パートナーシップについてもちょっと詳しいので、
いずれ機会があったら記事にします。

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