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【随想】映画『トップガン マーヴェリック』ジョセフ・コシンスキー

王道脚本、ここに極まれり
まるでお手本、教科書のようなプロット運び

思い出せる限り、
プロットを書いてみよう
※ネタばれ

①主人公のキャラクター紹介
 主人公がどういう人物か、一つのエピソードで端的に描かれる
 規則を守らないが、圧倒的なスキルを持っていること
 無茶なことをやってのける人物であること

②ミッションの説明
 主人公はトップガン(訓練学校)に呼び戻され、ミッションを言い渡される
 敵基地を爆破するために、11人のパイロットたちを教育し、その中からミッションに当たる6人を選出すること
 圧倒的なスキルを持っている主人公は、パイロットとしては引退を言い渡される

③パイロットたちのキャラクター紹介
 ヒロインやパイロットたち11人と訓練学校の外で遭遇する
 それぞれの人物像が描かれる

④試練
 パイロットたちを教育していくが、主人公ほどのスキルがある人間はいない 
 厳しい訓練を課していくが、なかなか成長させることができない
 パイロットの中には主人公と確執がある人間もいて
 徐々にチームワークがバラバラになってしまう

⑤葛藤
 主人公をトップガンに推薦した旧友や
 ヒロインの助言を借りながら、困難に立ち向かっていく

⑤挫折
 訓練中に事故が発生する
 結局、主人公のやり方ではミッションが達成できないと判断される
 主人公は教育者としてふさわしくないと、ミッションから外されてしまう
 司令官はパイロットを犠牲にする作戦に切り替える

⑥挑戦
 しかし、主人公はルールを破って自分の作戦が可能であることを全員の前で見せつける
 司令官は主人公をミッションへ戻さざるを得なくなる

⑦克服
 主人公が、教育者兼パイロットとしてミッションへ戻ってくる
 そしてミッションに当たる6人のパイロットを選出する
 確執のあったパイロットを選び、一番操縦の上手いパイロットは選ばなかった
 皆スキルは上達していたが、まだメンタルがついてきていないパイロットもいた

⑧ミッション開始
 このミッションは、3つの奇跡を起こさなければならない
 不測の事態が次々に起こるが、
 パイロットたちのメンタルが覚醒し、奇跡を起こしていく
 ここからジェットコースタームービーに

⑨ピンチ
 ミッションの最後の最後で、
 確執のあったパイロットにピンチが訪れる
 主人公は自分を犠牲にし、他のパイロットたちを生還させる

⑩ピンチ2
 主人公は一命を取りとめたが、すぐに追撃される
 絶体絶命のピンチ
 確執のあったパイロットが帰還命令を無視して戻ってくる
 二人の確執が取り除かれる

⑪ミッション2
 一命を取りとめた主人公と確執のあったパイロットは
 敵陣から脱出するために、敵機を強奪することに
 しかし、その機体はかなり古いモデルである

⑫ピンチ3
 強奪した機体で逃走中、
 最新モデル第5世代の敵機2機に見つかり、撃ち合いとなる
 武器を使い果たすが、ギリギリ敵機を撃ち落とす
 無線で母艦と連絡を取り合おうとするがうまくいかない

⑬ピンチ4
 無線が復旧する
 安心したのも束の間
 目の前からもう一機、敵機が襲撃してくる
 武器をすべて使い果たしていたため、もはや逃げることしかできない
 しかし脱出ポッドがうまく作動せず
 ここまでか…と思ったその時

⑭救出
 ミッションから外していた一番操縦の上手いパイロットが敵機を襲撃
 無線をキャッチして救出しに来てくれたのだ
 二人は危機一髪、無事生還することができた


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