【手記】人をどこまで大切にできるのか/人件費を無形資産で考える管理会計
※【手記】は未完のアイデアであり、完成していないメモ書きです。ご了承の上ご覧ください。
人材をいかに大切にできるか、は「人が減っても大丈夫」な社会を目指すチームにとってはものすごく重要。
そのためには、経営者や現場の属人性に頼るだけでなく、「組織として」「オフィシャルに」人を大切にする(給与や待遇をあげる)「根拠」を、そこまで作れるのかは、リーダーにとって非常に重要。
今日はそんなチームリーダーと一緒に考えたいテーマとして「人件費を無形資産で考える会計処理」を考えてみたいと思います。
人材を大切にしたいのは正直みんなそう思ってるし、給与をあげたいと思ってるのは、本当に多くの経営者が思っていることです。しかし理想はそうでも、実際に現金が必要ですし、売上や利益を直接生む人材やチームならまだしも、中長期的で企業価値向上にどこまで貢献しているのかわかりにくいチームや人材をもしっかり大切にする、「理想」ではなく「理論」を作り出したいと考えています。
※なお、これは税務会計や財務会計の話ではなく、一組織内の管理を目的にした管理会計の話です。税務会計や財務会計と、今回の管理会計は根本的に別物です。
【考えてみること】
思考実験:人件費を無形資産で考える管理会計
目的:人を大切にする、管理会計上の根拠を作り出したい。
【仮説と手記】
資産の部:(無形資産)として、計上。金額は人件費と同等
負債・純資産の部:純資産の部のところに(人的資本割当利益)という科目を計上。※金額は(人件費支払い前の)当期純利益
さらに、無形固定は資産(不動産などと同様)なので、メンテナンスが必要。よって下記の費用などは、無形固定資産のメンテナンスのために必要な費用として認識(これはPLの販管費計上)
会議費、研修費、書籍費、学習費、PC器具。
無形固定資産は、短期ではなく中長期の企業価値向上(売上やブランド)に貢献するものを計上できる。つまり、会社としては短期的な売上はもちろん、長期的な売上にも貢献しているか、という目線で無形固定資産の管理、というミッションが生まれる。(おそらく人事担当役員の仕事)
【所感】
この手法が、得意そうなこと:チームメンバーの価値を企業価値最大化ととらえるために、いい管理分析にはなりそう
この手法が、苦手そうなこと:現金管理があまくなりそう。企業の財務会計や税務会計に責任を持つ財務部門とは、チームを分けた方がよさそう。財務出身者が、人事部門にきてやるとよさそう。
クリエイティブ管理とイノベーション管理はけっこうカルチャーが近い。
営業管理と経営管理はけっこうカルチャーが近い。
違うカルチャーのなかに、共通のものを見つけ、それ以外を気にしないための物差し。
相手は"インチ"で話す文化、自分は"センチ"で話す文化。
相手は"坪数"で話す文化、自分は"メートル"で話す文化。
このあたりは、いい指標と管理ツールがあれば知りたい。
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