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ふきのとうみたいな味のある人間になりたい。

今日も今日とて、新春ドラマを観ました。今日は、忘却のサチコ特別版。

このドラマも、昨日見た、きのうなにたべた?も、私が好きなドラマや映画、小説には共通点がある。

それは、みーんなに悪意がないこと。
物語というものには大抵、何かに向けて苦しんだり頑張ったり強く想う人が出てくるけど
大抵同時に、その想いに反駁する人も出てきがち。

でも、頑張ってる人を応援する人がどれだけ際立ってくれるかによって、読んでるこっちもふんわりあったかい気持ちになるか、関係ないのに影響されてズドンと仄暗い気持ちになるか変わってくる。

サチコさんも、ケンジもシロさんも、よしもとばななの主人公も、
みんな周りにたくさんの応援人がいるのだ。

そんな応援人を見るたびに、ああ良いなあ、これこそ人間の味、「人間味」、だよねえと思える。

私も味のある人間になりたい。
苦味もあってクセになる味で、季節や明るさをふんわり感じさせる、ふきのとうみたいな味がいいなあ。

なんてぼんやり思える、穏やかなお正月。あとちょっと、満喫しよう。

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